建築用語『エチルベンゼン』とは?
建築物研究家
エチルベンゼンとは、有機溶媒の一種であり、無色で芳香性、常温で可燃性の液体です。
建築を知りたい
エチルベンゼンの用途を教えてください。
建築物研究家
内装材料の施工用接着剤や塗料の溶剤や希釈材として用いられるほか、防腐剤にも用いられます。
建築を知りたい
エチルベンゼンの健康への影響を教えてください。
エチルベンゼンとは。
エチルベンゼンとは、無色で芳香性のある有機溶媒で、常温で可燃性の液体です。主に、接着剤、塗料の溶剤や希釈材、防腐剤として使用されています。厚生労働省が定める室内の濃度指針は0.88ppm以下です。高濃度のエチルベンゼンに短時間さらされると、のどや目に刺激を感じることがあります。また、長期間さらされると、皮膚障害や粘膜障害を引き起こす恐れがあります。さらに、数千ppmという高濃度になると麻酔作用があり、めまいや意識低下を起こす場合もあります。EPS建材では、原料のスチレンモノマーに不純物として少量含まれていることが知られています。消防法で定める第4類危険物第2石油類に該当する化合物です。
エチルベンゼンの定義
エチルベンゼンとは、有機溶媒の一種であり、無色で芳香性、常温で可燃性の液体である。内装材料の施工用接着剤や塗料の溶剤や希釈材として用いられるほか、防腐剤にも用いられる。ただし、厚生労働省が定める室内濃度指針は0.88ppm以下である。高濃度のエチルベンゼンに短時間暴露すると、のどや目に刺激を感じるほか、長期間の暴露では皮膚障害や粘膜障害を引き起こす恐れがある。さらに数千ppmといった高濃度では麻酔作用があることが知られており、めまいや意識低下を起こす場合がある。EPS建材には、原料スチレンモノマーの不純物として少量混入していることが知られている。消防法では第4類危険物第2石油類に該当する化合物だ。
エチルベンゼンの用途
エチルベンゼンは、内装材料の施工用接着剤や塗料の溶剤や希釈材として広く使用されています。また、防腐剤としても利用されています。接着剤や塗料には、施工性を向上させるため、接合力や塗膜の美観を向上させるため、また、乾燥時間を短縮するためなどにエチルベンゼンが添加されています。一方で、エチルベンゼンを多く含む建材を使用すると、室内空気中にエチルベンゼンが放散されるおそれがあり、新建材のにおいとして感じることがあります。このため、エチルベンゼンを多く含む接着剤や塗料を使用する際には、換気を徹底したり、建材に含まれるエチルベンゼンの量をしっかりと確認したりすることが重要です。
エチルベンゼンの毒性
エチルベンゼンの毒性は、その濃度や暴露時間によって異なります。高濃度のエチルベンゼンに短時間暴露すると、のどや目に刺激を感じる可能性があります。また、長期間の暴露では、皮膚障害や粘膜障害を引き起こす恐れもあります。さらに、数千ppmという高濃度では、麻酔作用があり、めまいや意識低下を起こす場合があります。
エチルベンゼンは、消防法で定める第4類危険物第2石油類に該当する化合物です。これは、エチルベンゼンが引火性であることを意味し、取り扱いには注意が必要です。エチルベンゼンを扱う際には、換気を十分に行い、皮膚や目への接触を避けるようにしてください。
エチルベンゼンの濃度指針
エチルベンゼンは、有機溶媒の一種であり、無色で芳香性、常温で可燃性の液体である。エチルベンゼンの厚生労働省が定める室内濃度指針は0.88ppm以下となっている。高濃度のエチルベンゼンに短時間暴露すると、のどや目に刺激を感じる。また、長期間の暴露では皮膚障害や粘膜障害を引き起こす恐れも。さらに数千ppmといった高濃度では麻酔作用があることが知られており、めまいや意識低下を起こす場合がある。EPS建材には、原料スチレンモノマーの不純物として少量混入していることが知られている。消防法で定める第4類危険物第2石油類に該当する化合物だ。
EPS建材とエチルベンゼン
EPS建材とエチルベンゼン
EPS建材は、原料のスチレンモノマーに不純物として少量のエチルベンゼンが含まれていることが知られています。エチルベンゼンは、消防法で定める第4類危険物第2石油類に該当する化合物です。
エチルベンゼンは、常温で可燃性の液体で、内装材料の施工用接着剤や塗料の溶剤や希釈材として使用されています。また、防腐剤にも使用されています。厚生労働省が定める室内の濃度指針は0.88ppm以下ですが、高濃度のエチルベンゼンに短時間暴露すると、のどや目に刺激を感じることがあります。また、長期間の暴露では皮膚障害や粘膜障害を引き起こす恐れもあります。さらに、数千ppmといった高濃度では麻酔作用があることが知られており、めまいや意識低下を起こす場合もあります。