水磨き仕上げとは?その特徴と石材の種類による違い

水磨き仕上げとは?その特徴と石材の種類による違い

建築物研究家

水磨き仕上げとは、石材の仕上げ方のひとつで、うっすらとつやを出すことができる方法のことです。

建築を知りたい

うっすらとつやを出すことができる、ということですね。

建築物研究家

はい、表面の光沢はあまり出ないように磨くことができる仕上げ方です。

建築を知りたい

なるほど、水磨き仕上げは、石材の表面に光沢をあまり出さずに仕上げる方法なんですね。

水磨き仕上げとは。

水磨き仕上げとは、石材の仕上げ方法のひとつで、うっすらとつや消しをかけることができる方法のことです。表面にあまり光沢が出ないように磨かれた状態のことです。粗磨きをした後、#400で磨き、#800で仕上げても、まだつやが出ない状態です。そこで、さらに細かい番手の#1500などで仕上げていくとつやが出ますが、石の種類によっては、これでは水磨き仕上げとは言いません。

水磨き仕上げは美しい反面、床材として使用する場合、水分があると滑って危険なこともあります。そのため、あえて水磨き仕上げにして安全性を高めることもあります。

水磨き仕上げのメリットとデメリット

水磨き仕上げのメリットとデメリット

水磨き仕上げのメリットとデメリット

水磨き仕上げは、石材の表面を滑らかに磨いて光沢を出す仕上げ方法のひとつです。粗磨きのあと、#400で磨き、#800で仕上げていきますが、これだけでは光沢のない仕上がりになってしまいます。そのため、本磨き仕上げにする場合には、さらに細かな番手である#1500などを使って仕上げていくことによって、光沢感を引き出していくことができます。

水磨き仕上げのメリットは、美しい光沢のある仕上がりになることです。また、石材の表面が滑らかになるため、汚れが付きにくく、お手入れが簡単です。さらに、水磨き仕上げは石材の耐久性を高める効果もあります。

一方で、水磨き仕上げのデメリットは、滑りやすくなることです。水磨き仕上げの石材は表面が滑らかであるため、水や油があると滑って転倒する危険性があります。また、水磨き仕上げは他の仕上げ方法に比べて施工費用がかかります。

水磨き仕上げは、メリットとデメリットをよく理解した上で採用することが大切です。石材の種類や使用目的、予算などを考慮して、最適な仕上げ方法を選びましょう。

水磨き仕上げに適した石材

水磨き仕上げに適した石材

水磨き仕上げは、石材の表面を艶消しにし、しっとりとした光沢を帯びた風合いを持たせる仕上げ方法です。水磨き仕上げに適した石材には、滑らかな表面と均質な粒子が特徴の御影石や大理石などが挙げられます。これらは、水磨き仕上げを施すことで、独特の風合いと高級感を醸し出します。また、水磨き仕上げは、石材の強度や耐久性を高める効果もあります。水磨き仕上げを施した石材は、通常の水磨き仕上げよりも、摩耗や傷に強く、経年劣化が少ないのが特徴です。そのため、水磨き仕上げは、玄関や廊下、階段など、人通りの多い場所や、水回りなど、汚れやすい場所にも適しています。

水磨き仕上げの施工方法

水磨き仕上げの施工方法

水磨き仕上げの施工方法

水磨き仕上げは、石材の表面を磨くことで、うっすらと光沢を出すことができる仕上げ方法です。粗磨きのあとは#400で磨き、#800で仕上げていきますが、これだけでは光沢がない仕上がりになってしまうため、本磨き仕上げにする場合には、さらに細かな番手である#1500などを使って仕上げていきます。石材の種類によっては、この状態では水磨き仕上げとは呼ばれません。本磨き仕上げは美しい反面、床材に使ったりすると水分があると滑って危険なこともあります。そのため、あえて水磨き仕上げにして安全性を高めるという方法が採られることもあります。

水磨き仕上げのメンテナンス方法

水磨き仕上げのメンテナンス方法

水磨き仕上げのメンテナンス方法

水磨き仕上げは、石材の表面を滑らかに磨くことで、光沢のある美しい仕上がりになる加工方法です。しかし、水磨き仕上げは汚れや傷がつきやすいというデメリットもあります。そのため、水磨き仕上げのメンテナンスを定期的に行うことが大切です。

水磨き仕上げのメンテナンス方法は、以下の通りです。

1. 汚れを落とす
毎日水拭きを行い、汚れを落とします。汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めて拭きます。
2. 傷を防ぐ
家具の移動や落下を防ぐために、カーペットやラグを敷きます。また、鋭利なものを落としたり、引きずったりしないように注意します。
3. 定期的にメンテナンスを行う
年に1~2回、業者に依頼して専門的なメンテナンスを行います。メンテナンスでは、汚れ落とし、傷の補修、コーティングなどの作業が行われます