擬石とは? その特徴や種類、施工例まで解説
建築物研究家
「擬石」とは、表面を子叩きや研ぎ出して、天然石のように仕上げた人造石のことです。天然の岩石に模倣して作ったコンクリート、またはモルタル製品です。
建築を知りたい
擬石は、天然石に比べて安価で耐久性があり、手入れがしやすいのが利点ですね。
建築物研究家
その通りです。擬石は、床や壁などによく使われています。
建築を知りたい
擬石は、天然石と比べて酸や熱に弱いのが欠点ですね。
擬石とは。
擬石とは、天然石を模してコンクリートやモルタルで作られた人造石のことです。表面を加工して天然石のように仕上げてあり、テラゾーとも呼ばれます。テラゾーは、白いセメントに大理石や花崗岩を砕いた粉を混ぜて磨いて作られます。擬石は天然石に比べて安価で耐久性があり、手入れも簡単ですが、酸や熱に弱いです。主に床や壁に使用されます。仕上げを行う場所によって、工場で最終仕上げまで行う工場仕上げと、作業現場で仕上げを行う現場仕上げがあります。
擬石の種類
擬石の種類
擬石には、大きく分けて2つの種類があります。1つ目は、工場で最終仕上げまで行なう工場仕上げの物です。工場仕上げの擬石は、品質管理が行き届いており、均一な仕上がりになります。また、工場で仕上げることで、現場での工期を短縮することができます。2つ目は、作業現場で仕上げを行なう現場仕上げの物です。現場仕上げの擬石は、工場仕上げの擬石よりも自由度の高いデザインが可能ですが、品質管理が難しく、均一な仕上がりにならない場合があります。また、現場で仕上げることで、工期が長くなるというデメリットもあります。
擬石の施工例
擬石の施工例は、公共施設や商業施設、住宅など、さまざまな場所にあります。例えば、公共施設では、図書館や博物館の床や壁に擬石が使われることがあります。商業施設では、ホテルやレストラン、デパートの床や壁に擬石が使われることがあります。住宅では、玄関やリビング、キッチンなどの床や壁に擬石が使われることがあります。また、屋外のテラスやバルコニー、プールサイドなどに擬石が使われることもあります。
擬石は、天然石に比べて低価格で、耐久性が高く、手入れが簡単であるという利点があります。そのため、さまざまな場所に使用されています。しかし、酸や熱に弱いという欠点もあります。そのため、酸や熱にさらされるような場所には使用できません。
擬石のメリットとデメリット
擬石とは、表面を子叩きや研ぎ出して、天然石のように仕上げた人造石のことです。天然の岩石に模倣して作ったコンクリート、またはモルタル製品で、擬岩とも呼ばれます。代表例はテラゾー、またはテラゾと呼ばれる物です。テラゾーは、白色セメントに、大理石や花崗岩を粉砕した粉(種石)を混ぜ、滑らかに磨いて大理石のような模様に仕上げた擬石のことです。
擬石のメリットは、天然石に比べて低価格、高耐久で、手入れが簡単であるという点です。デメリットは、酸や熱に弱いという点です。主に床や壁などに利用されています。
擬石には、工場で最終仕上げまで行なう工場仕上げの物と、作業現場で仕上げを行なう現場仕上げの物があります。工場仕上げの物は、品質が安定していて、納期が短いというメリットがあります。現場仕上げの物は、現場に合わせて自由に仕上げることができるというメリットがあります。