建築用語『瓦桟』
建築物研究家
瓦桟(かわらさん/かわらざん)という言葉をご存知ですか?
建築を知りたい
いいえ、知りません。
建築物研究家
瓦桟とは、瓦を野地板にとどめている桟のことです。この桟に瓦を引っ掛けることで瓦を屋根に固定しているんですよ。
建築を知りたい
なるほど、それで瓦桟は木製なので腐ってしまう可能性があるのですね。
瓦桟とは。
「瓦桟」とは、瓦を野地板にとどめるために使う桟のことです。この桟に瓦を引っかけることで、瓦を屋根に固定しています。葺き土を使用しない瓦葺きを行うことができます。瓦屋根の場合、瓦自体は半永久的に持ちますが、瓦桟は木製で腐ってしまうため、葺き替えが必要になります。そのため、なるべく腐食に強い杉の赤身などの木材が使われることが多いです。流れ尻には、瓦の厚さ分だけ厚い部材を使います。縦に胴縁を流した上に、十文字に交差するように瓦桟を固定すると、雨が瓦桟で止まらなくなるため、腐食しにくくなります。近年では木材だけでなく、耐久性のある無声の桟木も市販されています。瓦桟の取り付けなどは大工が行ない、瓦の取り付けは瓦屋が行います。
瓦桟とは
瓦桟(かわらさん/かわらざん)とは、瓦を野地板にとどめている桟のことです。この桟に瓦を引っ掛けることで瓦を屋根に固定しています。葺き土を使用しない瓦葺きを行なうことが可能です。
瓦屋根では、瓦自体は半永久的にもちますが、瓦桟は木製で腐ってしまうことから、葺き替えが必要になります。このためなるべく腐食に強い、杉の赤身などの木材が選ばれることが多いです。流れ尻には、瓦の厚さの分だけ厚い部材を使用します。縦に胴縁を流した上に、十文字に交差するように瓦桟を固定すると、雨が瓦桟で止まらないために腐食しにくくなります。
近年では木材だけでなくある無声の桟木も市販されていて、耐久性も向上しています。瓦桟の取り付けなどは大工が行ない、瓦の取り付けは瓦屋が行なっています。
瓦桟の役割
瓦桟とは、瓦を野地板にとどめている桟のことです。 瓦はこの桟に引っ掛けることで屋根に固定されています。葺き土を使用しない瓦葺きを行なうことができます。瓦屋根では、瓦自体は半永久的にもちますが、瓦桟は木製で腐ってしまうことから、葺き替えが必要になります。
瓦桟の役割は、瓦を固定することです。 瓦は、屋根に直接置いてあるわけではなく、瓦桟に引っ掛けて固定されています。瓦桟がなければ、瓦は屋根から落ちてしまいます。また、瓦桟は、瓦の重さを支えています。瓦は、一枚一枚が重いため、瓦桟がなければ、屋根が崩れてしまいます。
瓦桟の取り付け方法
瓦桟の取り付け方法
瓦桟の取り付け方法は、まず野地板の上に胴縁を縦に流します。胴縁とは、瓦桟を固定するための下地材のことです。胴縁を流したら、その上に十文字に交差するように瓦桟を固定します。この取り付け方法によって、雨が瓦桟で止まらないため、腐食しにくくなります。
また、近年では木材だけでなく、金属製の無声の桟木も市販されています。金属製の桟木は耐久性に優れているため、木材製の瓦桟よりも長持ちします。
瓦桟の取り付けは、大工が行うことが多いです。瓦桟を取り付けた後、瓦屋が瓦を葺きます。
瓦桟のメンテナンス
瓦桟のメンテナンスは、定期的に行うことで、瓦屋根の寿命を延ばすことができます。瓦桟は、瓦を野地板にとどめている桟のことです。この桟に瓦を引っ掛けることで瓦を屋根に固定しています。葺き土を使用しない瓦葺きを行なうことが可能です。瓦桟は、木製で腐ってしまうことから、葺き替えが必要になります。このためなるべく腐食に強い、杉の赤身などの木材が選ばれることが多いです。瓦桟のメンテナンスには、以下の方法があります。
* 定期的に瓦桟を点検する
* 腐食している瓦桟を交換する
* 瓦桟の塗装を行う
瓦桟の点検は、年に1回程度行うのがおすすめです。瓦桟が腐食していないか、歪んでいないか、隙間がないかなどを確認します。腐食している瓦桟は、交換する必要があります。瓦桟の交換は、大工が行うのが一般的です。瓦桟の塗装は、瓦桟の腐食を防ぐために有効です。瓦桟の塗装は、5~10年に1回程度行うのがおすすめです。瓦桟の塗装は、塗装業者に依頼するのが一般的です。