OSBとは?特徴や用途、耐久性の問題を解説
建築物研究家
OSBとは何の略でしょうか?
建築を知りたい
Oriented Strand Boardです。
建築物研究家
OSBはどのような材料から作られているでしょうか?
建築を知りたい
木材の小片を接着剤と混ぜて熱圧成型したものです。
OSBとは。
OSBとは、Oriented Strand Board(配向性ストランドボード)の略です。「構造用パネル」とも呼ばれ、木材の小片を接着剤と混ぜて熱圧成型した木質ボードの一種です。
アメリカ、カナダ、ヨーロッパで普及しています。通常は使いづらい細い木材や間伐材でも材料にすることができるため、利用率が高いです。また、森林資源の有効活用につながり、環境にやさしい材料と言えます。
日本では、阪神淡路大震災後に2×4住宅が人気を得たころから、輸入住宅とともに日本に入ってくるようになりました。見た目の美しさからも注目を集まっていますが、日本は湿度が高いため、耐久性の問題が指摘されています。水場は不向きで、水まわりでの使用は避けるなど配慮が必要です。
OSBとは何か?
OSBとは、Oriented Strand Boardの略で、配向性ストランドボードとも呼ばれています。 木材の小片を接着剤と混ぜて熱圧成型した木質ボードの一種です。また、JAS(日本農業規格)では、「構造用パネル」と呼んでいます。アメリカ、カナダ、ヨーロッパで普及しており、合板や集成材と比較すると、通常は使いづらい細い木材や間伐材でも材料にすることができるため、利用率が高いのが特徴です。合板は細い木材を原料にすることができないだけでなく、製造後に丸太の芯が残材として残ることを考えると、森林資源の有効活用につながり、環境に優しい材料と言えます。阪神淡路大震災後に2×4住宅が人気を得た頃から、輸入住宅とともに日本に入ってくるようになりました。見た目の美しさからも注目を集めていますが、日本は湿度が高いため、耐久性の問題が指摘されています。水場は不向きであり、水まわりでの使用は避けるなど配慮が必要です。
OSBの特徴
OSBの特徴は、合板や集成材と比べて、通常は使いづらい細い木材や間伐材でも材料にすることができるため利用率が高いです。合板は細い木を原料にできず、また製造後に丸太の芯が残材として残ることを考えると、森林資源の有効活用につながり、環境にやさしい材料と言えます。また、OSBは合板よりも軽く、施工しやすいという特徴があります。しかし、OSBは合板よりも耐久性が低く、水に弱いという欠点もあります。そのため、OSBは水回りの使用には適していません。
OSBの耐久性の問題
OSBの耐久性の問題
OSBは、合板や集成材と比較して、通常は使いづらい細い木材や間伐材でも材料にすることができるため、利用率が高く、環境にやさしい材料と言えます。しかし、日本は湿度が高いため、OSBの耐久性の問題が指摘されています。
OSBは、木材の小片を接着剤と混ぜて熱圧成型して作られているため、木本来の吸湿性を持ちます。そのため、湿度の高い環境では、吸湿して膨張したり、変形したりする可能性があります。また、OSBは、合板や集成材と比較して、耐水性が低いため、水に濡れると腐食したり、カビが発生したりする可能性があります。
そのため、OSBは、水場や湿度の高い場所での使用は避ける必要があります。また、OSBを使用する場合は、表面に塗装やコーティングを施すなど、耐久性を高める対策が必要となります。