建築用語『準耐火構造』とは?

建築用語『準耐火構造』とは?

建築物研究家

準耐火構造とは、鉄筋コンクリートなどの耐火構造に準じた耐火性能を持った構造のことです。

建築を知りたい

準耐火構造は、火災の延焼を抑制する性能が求められるにとどまり、耐火構造のように、鎮火後に建物を再使用できるような性能までは要求されていないということでしょうか?

建築物研究家

その通りです。準耐火構造は、火災による延焼を防ぐために、壁や柱、床などの構造体が一定時間耐火性能を有することが求められます。

建築を知りたい

なるほど、準耐火構造は、火災の延焼を防ぐために、構造体が一定時間耐火性能を有することが求められているんですね。

準耐火構造とは。

準耐火構造とは、鉄筋コンクリートなどの耐火構造に相当する耐火性能を備えた構造のことです。

具体的には住宅の壁、床、柱などの部位については、準耐火性能の基準に適合する構造で、国土交通大臣が指定した物(平成12年建告第1358号)または国土交通大臣が認定した物を言います。

その技術基準は、構造体が燃焼によって破壊されるまで、壁・柱・床・梁であれば火災による加熱開始から45分間、破壊されたり他に燃え移ったりしない性能を持つことが条件となっています。

準耐火構造は、火災中の延焼を抑制する役割は求められますが、耐火構造のように、火災が鎮火した後に建物を再利用できるような性能までは求められていません。

準耐火構造とは

準耐火構造とは

準耐火構造とは、鉄筋コンクリートなどの耐火構造に準じた耐火性能を持った構造のことです。具体的には、壁、床、柱等の住宅部位のうち、準耐火性能の基準に適合する構造で、国土交通大臣が定めたもの(平12建告1358)または国土交通大臣の認定を受けたものと言います。その技術的な基準としては、構造体が時間をかけて燃焼することで、壁・柱・床・梁であれば火災による加熱開始から45分間、破壊されたり他に延焼したりしない性能を持っていることが条件です。なお、「準耐火構造」は、火災中の延焼を抑制する性能が求められるにとどまり、耐火構造のように、鎮火後に建物を再使用できるような性能までは要求されていないと理解されています。

準耐火構造の技術的な基準

準耐火構造の技術的な基準

準耐火構造の技術的な基準は、構造体が時間をかけて燃焼することで、壁・柱・床・梁であれば火災による加熱開始から45分間、破壊されたり他に延焼したりしない性能を持っていることが条件です。
これは、構造体が火災の熱によって弱まらないことを意味し、火災の延焼を抑えるのに役立ちます。
準耐火構造は、火災中の延焼を抑制する性能が求められるにとどまり、耐火構造のように、鎮火後に建物を再使用できるような性能までは要求されていないと理解されています。

準耐火構造のメリットとデメリット

準耐火構造のメリットとデメリット

準耐火構造のメリット

準耐火構造のメリットは、耐火構造よりもコストがかからないことです。耐火構造は、建物の構造体全体を耐火材料で覆う必要があるため、準耐火構造よりもコストがかかります。準耐火構造は、建物の構造体の一部のみを耐火材料で覆えばよいので、耐火構造よりもコストがかかりません。

また、準耐火構造は、耐火構造よりも軽量です。耐火構造は、建物の構造体全体を耐火材料で覆う必要があるため、重量が重くなります。準耐火構造は、建物の構造体の一部のみを耐火材料で覆えばよいので、耐火構造よりも軽量です。これにより、建物にかかる負荷を軽減することができます。

準耐火構造のデメリット

準耐火構造のデメリットは、耐火性能が耐火構造よりも劣ることです。耐火構造は、建物の構造体全体を耐火材料で覆う必要があるため、耐火性能が高いです。準耐火構造は、建物の構造体の一部のみを耐火材料で覆えばよいので、耐火性能が耐火構造よりも劣ります。

また、準耐火構造は、耐火構造よりも火災の延焼速度が速いことです。耐火構造は、建物の構造体全体を耐火材料で覆う必要があるため、火災の延焼速度が遅いです。準耐火構造は、建物の構造体の一部のみを耐火材料で覆えばよいので、火災の延焼速度が耐火構造よりも速いです。

準耐火構造の適用例

準耐火構造の適用例

準耐火構造は、住宅やマンションなどの人間が居住する建物に適用されることが多いです。準耐火構造の建物は、火災が発生した場合でも、火災の延焼を抑制することができ、人々の命を守る役割を果たします。また、準耐火構造の建物は、火災による被害を最小限に抑えることができるため、建物の資産価値を維持することもできます。さらに、準耐火構造の建物は、火災保険料が安くなるというメリットもあります。

準耐火構造の確認方法

準耐火構造の確認方法

準耐火構造の確認方法は、国土交通大臣が定めた告示(平12建告1358)に準拠しているかどうかを確認することです。この告示では、準耐火構造の技術的基準が定められており、構造体が時間をかけて燃焼することで、壁・柱・床・梁であれば火災による加熱開始から45分間、破壊されたり他に延焼したりしない性能を持っていることが条件です。また、準耐火構造の認定を受けているかどうかを確認することも重要です。国土交通大臣の認定を受けた準耐火構造は、告示に準拠していることが確認されており、より信頼性が高くなります。