スパンドレルとは?特徴や種類、選び方

スパンドレルとは?特徴や種類、選び方

建築を知りたい

スパンドレルとはどういう意味ですか?

建築物研究家

スパンドレルは、金属製の化粧板で、留め付けのビスが目立たないように隠すことができる構造を持っています。

建築を知りたい

なるほど。スパンドレルは外壁や天井材に使われることが多いんですね。

建築物研究家

そうです。スパンドレルは幅が10cm程度のものが多く、断熱材を裏打ちしているものも販売されるようになりました。

スパンドレルとは。

スパンドレルとは、金属製の化粧板のことです。留め付けるためのビスが目立たないように隠すことができる構造になっています。外壁や天井材としてよく使われ、幅は10cm程度です。断熱材を裏打ちしたタイプも販売されています。サイディングの一種ですが、窯業系のものとは価格帯が異なり、高価になってしまうのがデメリットです。

スパンドレルは、防火構造としても使われます。消防法で定められた防火区画の一つで、区画されている部分にガラスが使われている場合、隣の区画に火災が燃え広がる可能性が高くなります。そのため、接する部分の壁や床などの構造で延焼を防ぎます。これを総称してスパンドレルと呼び、腰壁と訳すこともあります。

金属化粧板としてのスパンドレル

金属化粧板としてのスパンドレル

金属化粧板としてのスパンドレルとは、留め付けのビスが目立たないように隠すことができる構造を持った金属製の板のことです。外壁や天井材として使用されることが多く、幅は10cm程度で、断熱材を裏打ちしているものも販売されるようになりました。サイディングの一種ではありますが、窯業系のものとは価格帯が異なり、高価になってしまうのがデメリットと言えるでしょう。ただし、防火構造としての側面も持ち、消防法に記載される防火区画の一つでもあります。防火区画の一部がガラス張りであった場合、隣の区画に火災が延焼する可能性が高くなるため、接する部分の壁や床などの構造で延焼を防ぐ必要があります。この部分を総称してスパンドレルと呼び、腰壁と訳すこともできます。

サイディングとしてのスパンドレル

サイディングとしてのスパンドレル

サイディングとしてのスパンドレルは、その特徴から外壁や天井材として使用されることが多く、幅は10cm程度で、断熱材を裏打ちしている物も販売されるようになりました。スパンドレルは、窯業系サイディングとは異なり、価格帯が高くなってしまうのがデメリットです。しかし、金属製であるため、耐久性が高く、防火構造としても使用することができます。消防法に記載される防火区画のひとつであり、区画されている部分がガラス張りであった場合、隣の区画に火災が延焼する可能性が高くなるため、接する部分の壁や床などの構造で延焼を防ぐことを目的としています。この部分を総称してスパンドレルと呼び、腰壁と訳すこともできます。

防火構造としてのスパンドレル

防火構造としてのスパンドレル

防火構造としてのスパンドレルとは、消防法に記載される防火区画のひとつです。防火区画とは、建築物が火災によって延焼することを防ぐために、建物全体をいくつかの区画に分割したものです。防火区画のひとつであり、区画されている部分がガラス張りであった場合、隣の区画に火災が延焼する可能性が高くなるため、接する部分の壁や床などの構造で延焼を防ぐ必要があります。この構造を総称してスパンドレルと呼び、腰壁と訳すこともできます。

スパンドレルの選び方

スパンドレルの選び方

スパンドレルの選び方

スパンドレルを選ぶ際には、以下の点に注意することが大切です。

使用目的を考えるスパンドレルは、外壁や天井材など、さまざまな用途に使用されます。用途によって適した種類や材質が異なるため、事前に使用目的を明確にしておく必要があります。

デザインや色を考えるスパンドレルは、建物の外観を左右する重要な要素です。デザインや色を慎重に選ぶことで、建物のイメージに合ったスパンドレルを選ぶことができます。

コストを考えるスパンドレルは、サイディングの一種ではありますが、窯業系の物とは価格帯が異なり、高価になってしまうのがデメリットと言えるため、予算内で収まるようにコストを考慮する必要があります。

メンテナンス性を考えるスパンドレルは、定期的にメンテナンスを行う必要があります。メンテナンスがしやすい種類や材質を選ぶことで、手間やコストを軽減することができます。