建築用語『食いつき』とは?
建築物研究家
「食いつき」とは塗料などの接着状態を表現するときに使う言葉だよ。固く接着されて、はがれにくい状態を「食いつきがよい」と言うよ。
建築を知りたい
なるほど。食いつきがよい状態は、塗料がしっかりとはがれにくい状態ということですね。
建築物研究家
その通りだよ。食いつきが悪いと、塗料が剥がれてきてしまうこともあるんだ。
建築を知りたい
食いつきを良くするには、下塗りと上塗りが適合していることが大切なんですね。中塗りをしたり、塗装をする前に鉄部の汚れや錆(さび)や木部の古い塗装面の除去をしたりすることもありますか。
食いつきとは。
「食いつき」とは、塗料などの接着状態を表現する言葉です。固く接着されて、はがれにくい状態を「食いつきが良い」と言います。切削用の刃が部材や材料をしっかりと捉えることも指します。
下塗りと上塗りが適合していない場合や、さび落としが不十分な場合、塗膜が付着力をなくして剥がれ落ちる可能性があります。これを防ぐために、中塗りをし、食いつきを良くします。中塗りとは、下塗りと上塗りの間に塗る層のことを言い、上塗りの補強の役割を果たします。
また、塗料の付着をよくする下地調整として、塗装をする前に鉄部の汚れや錆、木部の古い塗装面を除去します。高圧洗浄機で水に圧力をかけ、外壁や屋根に蓄積された劣化塗膜の軽度のケレンや付着汚れ、コケを洗い落とす作業もよく行われます。
食いつきとは何か?
食いつきとは、塗料などの接着状態を表現するときに使う言葉です。固く接着されて、はがれにくい状態を「食いつきがよい」と言います。他にも、切削用の刃が部材や材料をしっかりと捉えることも指します。塗膜が下地から剥がれ落ちないようにするために、塗料の食いつきを良くする必要があります。食いつきが悪いと、塗膜が浮き上がったり、剥がれたりしてしまいます。食いつきを良くするためには、下地をきれいにすること、適切な塗料を使用すること、塗料を正しく塗ることが大切です。
食いつきが悪い原因と対策
食いつきの悪さは主に、下塗りが不十分、表面処理が不十分、塗料の希釈比率が不適切、塗布量が少ない、乾燥時間が短すぎる、などの原因によって発生します。食いつきが悪いと、塗膜が剥がれやすくなり、意匠性を損なうだけでなく、建物の耐久性を低下させる可能性もあります。そこで大切なのは、食いつきが悪い原因を把握し、適切な対策を講じることです。
下塗りが不十分な場合は、下塗りをやり直す必要があります。表面処理が不十分な場合は、表面処理をやり直す必要があります。塗料の希釈比率が不適切な場合は、塗料の希釈比率を調整する必要があります。塗布量がが少ない場合は、塗布量を増やす必要があります。乾燥時間が短すぎる場合は、乾燥時間を長くする必要があります。
食いつきを良くするための下地処理
食いつきを良くするための下地処理とは、塗装をする前に鉄部の汚れや錆(さび)や木部の古い塗装面の除去、高圧洗浄機で水に圧力をかけ、外壁や屋根に蓄積された劣化塗膜の軽度のケレンや付着汚れ、コケを洗い落とす作業のことをいいます。また、食いつきを高めるために下塗り剤を使用することもあります。下塗り剤は、専用の溶剤や塗料と混合して使用し、塗装面の表面を平滑にして、塗装の密着性を高めます。
食いつきを良くするための塗装方法
食いつきを良くするために、塗装前の下地調整が不可欠です。まずは、塗料を塗る面の汚れやサビ、古い塗装膜などを徹底的に除去しましょう。高圧洗浄機で水に圧力をかけ、外壁や屋根に蓄積された劣化塗膜や付着汚れ、コケを洗い流すのも効果的です。
また、食いつきを良くするには、中塗りを行うことも大切です。中塗りは、下塗り材と上塗り材の間に入れ、上塗り材をより密着させる役割を果たします。中塗りをせずに上塗り材を塗ってしまうと、剥がれやすくなってしまうので注意が必要です。
上塗り材を塗る際は、薄く均一に塗ることが大切です。厚塗りをしてしまうと、塗膜が厚くなりすぎて割れてしまったり、剥がれやすくなってしまったりします。また、塗装後は塗膜をしっかりと乾燥させる必要があります。乾燥させることで、塗膜が硬化し、剥がれにくくなります。