建築用語「赤身」とは?その特徴と使い方
建築物研究家
赤身とは、木材のどの部分のことでしょうか?
建築を知りたい
木材の中心部分のことです。
建築物研究家
赤身は、辺材に比べてどのような特徴がありますか?
建築を知りたい
赤身は、強度や耐久性が高く、虫が付きにくいという特徴があります。
赤身とは。
赤身とは、木材の中心部分、心材のことです。辺材に比べて赤みを帯びていることから、赤身と呼ばれています。辺材は白太と呼ばれます。
赤身は樹脂を多く含み水分が少ないため、強度や耐久性が高く、虫が付きにくいという特徴があります。そのため、腐りやすい種類の材木であっても、赤身部分を用いることによって耐久性を高めることができます。
木材は幹の外側に向かって成長しているため、心材となる中心部分の細胞は死んでいきます。そして、細胞の中で化学変化が起きて、赤みを帯びた状態になります。
赤身と白太が混ざる部分を源平と呼び、通常使う木材ではこの源平が良く利用されます。源平は、源平合戦でそれぞれが赤と白の旗を掲げていたことに由来しています。
赤身の定義
赤身とは、木材の心材部分の別称です。辺材に比べて赤みを帯びていることから赤身と呼ばれています。辺材はこれに対しては白太と言い、樹木の幹の外側から内側に向かって色合いが変化していきます。辺材は、樹木の幹の外側を構成する部分で、まだ生きている細胞が含まれています。そのため、水分が多く、強度が低く、虫がつきやすいという特徴があります。一方、赤身は、樹木の幹の内側を構成する部分で、死んだ細胞が含まれています。そのため、水分が少なく、強度が高く、虫がつきにくいという特徴があります。その結果、赤身部分は辺材よりも耐久性が高く、腐りにくい性質を持っています。
赤身と白太の違い
建築用語では、木材の中心部分である心材を「赤身」といいます。 心材は辺材に比べて赤みを帯びていることから、この名前が付けられました。一方、辺材は白太と呼ばれ、赤身よりも白っぽくなっています。赤身は樹脂を多く含み、水分が少ないため、強度や耐久性が高く、虫が付きにくいという特徴があります。そのため、腐りやすい種類の材木であっても、赤身部分を用いることによって耐久性を高めることができます。木材は幹の外側に向かって成長しているため、心材となる中心部分の細胞は死んでいきます。そして、細胞の中で化学変化が起きて、赤みを帯びた状態になります。赤身と白太が混ざる部分を源平といい、通常使う木材ではこの源平がよく利用されます。源平は、源平合戦でそれぞれが赤と白の旗を掲げていたことに由来しています。
赤身のメリット
赤身は、辺材に比べて赤みを帯びている木材の心材部分の別称です。強度や耐久性が高く、虫が付きにくいという特徴を持っています。
赤身が強度や耐久性が高い理由は、樹脂を多く含み水分が少ないためです。樹脂は木材の細胞を密着させて強度を高め、水分が少ないことで虫が付きにくくなります。
また、赤身は腐りやすい種類の材木であっても、耐久性を高めることができるというメリットがあります。これは、赤身部分に含まれる樹脂が腐朽菌の進入を防ぐためです。
そのため、腐りやすい種類の材木であっても、赤身部分を用いることで耐久性を高めることができます。木材は幹の外側に向かって成長していることから、心材となる中心部分の細胞は死んでいきます。そして細胞の中で化学変化が起きて、赤みを帯びた状態になります。
赤身のデメリット
木材の心材である赤身は、強度や耐久性が高いため、建物の構造材としてよく利用されています。また、虫がつきにくいため、腐りやすい種類の木材であっても、赤身部分を用いることで耐久性を高めることができます。しかし、赤身には次のようなデメリットもあります。
赤身は白太と比べて硬度が高いため、加工が難しく、建築コストが高くなります。また、赤身は水分が少ないため、乾燥収縮が大きくなり、ひび割れが発生しやすくなります。そのため、赤身を使用する際には、乾燥収縮を考慮した設計を行う必要があります。
赤身は辺材と比べて樹脂を多く含んでいるため、火災が発生した際に燃え広がりやすいというデメリットもあります。そのため、火災対策を講じる必要があります。
赤身の用途
赤身とは、木材の心材部分の別称で、辺材に比べて赤みを帯びていることからそう呼ばれている。辺材はこれに対して白太と言う。 赤身は樹脂を多く含み水分が少ないため、強度や耐久性が高く、虫が付きにくい。そのため、腐りやすい種類の材木であっても、赤身部分を用いることによって耐久性を高められる。木材は幹の外側に向かって成長していることから、心材となる中心部分の細胞は死んでいく。そして細胞の中で化学変化が起きて、赤みを帯びた状態になる。
赤身と白太が混ざる部分を源平と呼び、通常使う木材ではこの源平が良く利用されている。源平は、源平合戦でそれぞれが赤と白の旗を掲げていたことが由来である。