タイルとは?種類と使い方
建築物研究家
タイルとは、どのような建築資材ですか?
建築を知りたい
タイルとは、焼き物でできた陶磁器製の建築資材のことです
建築物研究家
タイルの語源は何ですか?
建築を知りたい
英語のtileは、ラテン語で「覆う」という意味のtegula(テグラ)が語源です
タイルとは。
タイルとは、建築資材として使われる焼き物製の薄板のことです。ラテン語で「覆う」という意味の「テグラ」が語源で、壁や床を覆う資材として使われます。タイルは、陶磁器製のものを指し、耐久性、化学的・物理的安定性、メンテナンスの容易さ、デザイン性の高さ、有害物質の心配がないことなどが特徴です。古くから建築資材として世界中で使われており、人気のある資材です。タイルは、素地によって陶器質、せっ器質、磁器質に分類され、用途によって内装・外装・床・モザイクタイルに分類されます。成形法や釉薬の有無、焼成方法などによる分類もあります。
タイルの種類
タイルの種類は素地によって陶器質、せっ器質、磁器質に、また用途によって内装・外装・床・モザイクタイルに分類される他、成形法や釉薬の有無、焼成方法などによる分類がある。素地とは、タイルの原料である粘土を成形して焼いたもので、タイルの強度や吸水率などに影響する。陶器質は最も一般的で、吸水率が高く、柔らかいのが特徴。せっ器質は陶器質よりも硬く、吸水率が低い。磁器質は最も硬く、吸水率が最も低い。用途別では、内装タイルは壁や床に使用されるタイルで、外装タイルは建物の外壁に使用されるタイル。床タイルは床に使用されるタイルで、モザイクタイルは小さいタイルを組み合わせて作られたタイル。成形法別では、押出成形タイルは粘土を押し出して成形したタイルで、プレス成形タイルは粘土をプレスして成形したタイル。釉薬の有無別では、釉薬タイルは釉薬を施したタイルで、無釉タイルは釉薬を施していないタイル。焼成方法別では、素焼きタイルは低い温度で焼いたタイルで、本焼きタイルは高い温度で焼いたタイル。
タイルの使い方
タイルを建築に利用する方法はさまざまである。内部空間の床や壁を美しく仕上げるため、また外部空間の壁面や地面を一変させるために使用することができる。タイルは様々な色や形状、質感があり、様々なデザインやスタイルに対応できるため、住宅から公共施設、商業施設まで幅広く利用されている。
タイルの施工方法は、下地に接着剤を塗り、その上にタイルを貼っていくのが一般的である。接着剤が乾くとタイルはしっかりと固定され、長期間使用することができる。
タイルの張り方
タイルの張り方には、さまざまな工法があります。最も一般的なのは、モルタルを使用してタイルを張る工法です。この工法は、モルタルを壁や床に塗り、その上にタイルを並べていきます。モルタルが固まると、タイルが固定されます。
2番目に一般的なのは、接着剤を使用してタイルを張る工法です。この工法は、接着剤を壁や床に塗り、その上にタイルを並べていきます。接着剤が固まると、タイルが固定されます。接着剤を使用する工法は、モルタルを使用する工法よりも工期が短く、また、タイルの種類によっては、モルタルを使用することができないため、接着剤を使用する工法が採用されることもあります。
3番目に一般的なのは、クリップを使用してタイルを張る工法です。この工法は、クリップを壁や床に取り付け、その上にタイルを並べていきます。クリップがタイルを固定します。クリップを使用する工法は、モルタルや接着剤を使用する工法よりも工期が短く、また、タイルの種類によっては、モルタルや接着剤を使用することができないため、クリップを使用する工法が採用されることもあります。
タイルのメンテナンス
タイルのメンテナンスは、タイルの美観を維持し、その寿命を延ばすために重要な作業です。タイルに汚れが付着した場合には、中性洗剤と水で濡らした布で拭き取り、その後、水で洗い流します。汚れがひどい場合には、専用のクリーナーを使用することができます。また、タイルの目地部分には、カビが発生しやすいので、定期的に掃除することが大切です。