ワイヤーラス – 外壁・軒天井の仕上げに不可欠

ワイヤーラス – 外壁・軒天井の仕上げに不可欠

建築物研究家

「ワイヤーラス」は、左官塗壁の下地となる金網状の素材です。

建築を知りたい

左官塗壁の下地とは、どのようなものですか?

建築物研究家

左官塗壁とは、壁や天井にモルタルを塗って仕上げる工法です。モルタルは、セメントや砂、水を混ぜたもので、壁や天井に塗ると硬化して固まります。左官塗壁の下地は、モルタルを塗る前に壁や天井に張るもので、モルタルがきれいに塗れるようにする役割があります。

建築を知りたい

ワイヤーラスは、左官塗壁の下地として、どのような役割を果たすのですか?

ワイヤーラスとは。

ワイヤーラスとは、左官塗壁の下地として使用される金網状のものです。平ラスとも呼ばれ、針金を編んで作られています。甲形、丸形、ひし形の3種類があり、金属メッシュの一種です。

メタルラスは、薄い鉄板に縦方向の切れ目を入れ、横方向に引き伸ばして網目状にしたものです。メタルラスはワイヤーラスよりも薄く、厚みが必要な場合にはワイヤーラスが用いられます。

ワイヤーラスもメタルラスも、外壁や軒天井にモルタルを塗る際に使用されます。外壁の場合は、ラスの下に防水紙を張ってからラスを張り、モルタルを塗ります。軒天井の場合は、ラス板に直接ラスを張り、ラス板の裏側までモルタルを押し込んで団子状にします。

ワイヤーラスとは何か?

ワイヤーラスとは何か?

ワイヤーラスとは、モルタルを付着させるために用いられる金網状の物です。左官塗壁の下地になり、平ラスとも呼ばれます。針金を編んでできていて、形状は甲形、丸形、ひし形の三種類があります。ラスは金属メッシュのことで、ワイヤーラスの他にもメタルラスと呼ばれる物があります。メタルラスは薄い鉄板に縦方向の切れ目を入れ、それを横方向に引き伸ばして網目状にした物です。メタルラスよりもワイヤーラスの方が厚いため、塗厚が大きくなる他、端部が表面に出やすいという特徴があります。雨水を大量に浴びる外壁に用いられる際には、ラスの下にアスファルト・フェルトなどの防水紙を張ります。一方軒天井ではラス板に直接ラスを張り、ラス板の裏側までモルタルを押し込んで団子状にします。

ワイヤーラスの種類と特徴

ワイヤーラスの種類と特徴

ワイヤーラスは、甲形、丸形、ひし形の3種類あります。 甲形は、網目の形が甲羅に似ているのが特徴です。丸形は、網目の形が丸く、ひし形は、網目の形がひし形をしています。
甲形は、強度が高く、網目が細かいので、左官塗壁の下地によく用いられます。丸形は、強度がやや弱く、網目が粗いので、モルタルの付着が悪いですが、軽量なので、軒天井によく用いられます。ひし形は、強度と網目の細かさのバランスが取れており、外壁や軒天井によく用いられます。

ワイヤーラスの用途

ワイヤーラスの用途

ワイヤーラスの用途は、左官塗壁の下地として用いられることが多いです。ワイヤーラスは金属メッシュの一種で、針金を編んで作られています。形状は甲形、丸形、ひし形の三種類があり、それぞれ用途が異なります。甲形ワイヤーラスは強度が高く、外壁や塀などに使用されます。丸形ワイヤーラスは柔軟性が高く、内壁や天井に使用されます。ひし形ワイヤーラスは通気性が高く、軒天井やバルコニーに使用されます。

ワイヤーラスを使用する際の注意点

ワイヤーラスを使用する際の注意点

ワイヤーラスを使用する際の注意点

ワイヤーラスを使用する際には、いくつか注意すべき点があります。まず、ワイヤーラスは金属製のため、鋭利な箇所があります。取り付けや取り外しを行う際には、手袋や保護具を着用し、怪我をしないように注意しましょう。

また、ワイヤーラスはモルタルを付着させるための下地として使用されるため、しっかりとした強度があることが重要です。ワイヤーラスを設置する際には、壁面や天井にしっかりと固定し、モルタルが剥がれ落ちないようにしましょう。

さらに、ワイヤーラスは雨水や湿気にさらされると錆びやすい性質があります。外壁にワイヤーラスを使用する際には、ラスの下にアスファルト・フェルトなどの防水紙を張って、錆を防ぐ対策を施しましょう。

最後に、ワイヤーラスは端部が表面に出やすい性質があります。外壁にワイヤーラスを使用する際には、ラスの端部をモルタルでしっかりと処理し、雨水の浸入を防ぐようにしましょう。