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建材と資材について

伝統と現代が融合する「土壁」の世界

土壁とは、土を使って作られた壁、また日本の伝統工法により作られた壁のことである。左官材のひとつで、色土にすきや砂を加えて水で練った物を上塗りに使った壁である。日本の伝統工法によって作られた土壁は、「塗壁」「日本壁」「左官壁」とも呼ぶ。種類は聚楽や漆喰壁、珪藻土、錆土、浅葱土などがある。使用する仕上げ用の土色によって、「聚楽壁」「錆壁」「大津壁」などとも呼ばれる。柱間に貫などと通して、「木舞(こまい)」と呼ばれる格子状の枠にわらなどを加えた土を塗り重ねた壁を指すことが多い。しかし最近では一見似た仕上げの合成品も代用としてクロスが多用されている。寺院建築とともに技術が伝わり、日本建築で広く用いられている。
住宅の部位について

戸決りとは何か?

戸決りの役割は、引き戸を用いるときに、光が漏れたりしないように、柱や枠を刻み込んだ部分のことです。引き戸を閉めるときには、柱や枠にあたるまで動かすことになるが、そのままではわずかな隙間ができてしまうことがあります。隙間風や光が漏れるなどの問題が出てくるが、これを防ぐために溝を掘っておき、引き戸を食い込ませていく。これによって隙間の発生を防ぐのが戸決りの目的だ。戸杓りと書かれていることもある。外部の引き戸に使われる方法であり、室内で使われる障子や襖(ふすま)には行なわれることがない。アルミサッシのように精度の高い建具が登場するようになり、外部に障子や襖が用いられなくなったことで必要性がなくなり自然と消滅していった。
住宅の部位について

「広小舞」とは?

広小舞の役割は、軒先にある垂木の先端を押さえることです。軒先とは、家の屋根の端のことです。垂木は、屋根の骨組みを支える部材で、屋根の傾斜に合わせて設置されています。垂木は、狂いが出やすい特性を持っているため、野地板の先端を止めるだけではなく、軒先をそろえるために小舞と合わせて使われています。垂木に化粧をしている場合、現しになっていることが多いですが、このときには広小舞も化粧でなければいけません。軒天井を張ったのであれば、鼻桟が乗ることになります。広小舞は、設置場所からも大変腐りやすい環境に置かれるため、構造を保つことを考えても、腐食に強い良材を使っていかなければなりません。ケラバ側に設ける場合には、広小舞ではなく、登りよどと呼ばれる部材が使用されます。
住宅の部位について

蹴板とは?扉の下にある金属板の役割

蹴板とは、建具の扉や窓の下部に付けられている、金属などでできた板のことです。 ガラスを挟んだ框戸の場合、人が通るために開閉したときに、そのまま足にあたってしまうことも多いです。ぶつかれば、汚れたり損傷したりすることになるため、衝撃などからも守るために、蹴板を下框に取り付けておくのです。金属にすることが多いのも、確実に守るためです。特に外部では、通常の鉄板ではなく、もっと強度のある鋼板を使い、鋲を打って完全に固定する物もあります。
建築の基礎知識について

輸入住宅の基礎知識

輸入住宅とは、国土交通省によると「海外の設計思想による住宅を住宅一戸分として資材別輸入またはパッケージ輸入し、相当程度の輸入資材を用いて建設した住宅」と定義されています。輸入、供給方法は商社などを通じて部材を輸入し、工務店に供給するものや、住宅メーカーによっては個人向けの直接輸入、個人が直接輸入してマイホームを建てるというものもあります。輸入住宅の戸数は1994年以降急速に増加していて、部材の輸入先としてはカナダやアメリカなどの北米がもっとも多く、次にスウェーデン、フィンランドなど北欧が続きます。工法はツーバイフォーをはじめとした面で構造を支える工法で、デザインの良さや快適な居住性、高性能が消費者に人気です。
その他

建築用語『プライベートブランド』とは?

プライベートブランドとは、流通業者が自社企画商品とも呼ばれ、流通業者が自社の顧客にあわせて商品を開発、商品化した物に付ける商標のことだ。略称はPBと言われる。プライベートブランドに対して、製造業者が自社製品に付ける物はナショナルブランド、略称はNBだ。プライベートブランドは、流通業者が自ら企画した製品を外部の製造業者に依頼して生産する。
関連法規について

建築用語「性能規定仕様規定」とは?

建築基準法とは、建築物の構造や設備の安全性を確保するために定められた法律のことです。建築基準法は、性能規定仕様規定という2つの規制で構成されています。仕様規定とは、建築物の材料や工法、設備などについて具体的に記載したものです。例えば、鉄筋コンクリート造の建築物の柱は、直径13mm以上の鉄筋を4本以上使用しなければならないなど、具体的な仕様が決められています。性能規定とは、建築物の性能について規定したものです。例えば、建築物は、地震や火災に耐えられるものでなければならないなど、建築物に要求される性能が規定されています。性能規定は、具体的な仕様が規定されているわけではないので、設計者は、仕様規定を守りながら、建築物の性能を確保するために、自由に設計することができます。性能規定仕様規定は、建築物の安全性を確保するために重要な役割を果たしています。仕様規定は、建築物の材料や工法、設備などを具体的に規定することで、建築物の安全性を確保することができます。性能規定は、建築物の性能について規定することで、設計者が自由に設計できるようにしながら、建築物の安全性を確保することができます。
住宅の部位について

コレクティブハウスとは?

コレクティブハウスの歴史は、1930年代の北欧に始まります。 当時、人々はより親密でコミュニティに根ざしたライフスタイルを求めていました。コレクティブハウスは、このニーズに応えるために開発された新しい住居形態でした。最初のコレクティブハウスは、スウェーデンのストックホルムにある「Haga Collective」でした。このプロジェクトは、建築家 Sven Markelius によって設計され、1931年に完成しました。Haga Collective は、100 戸の住宅と共同のキッチン、ダイニングルーム、ランドリー、図書館を備えた大規模な複合施設でした。コレクティブハウスのコンセプトは、すぐに他の北欧諸国に広がりました。1930年代後半には、ノルウェー、デンマーク、フィンランドにも多くのコレクティブハウスが建設されました。第二次世界大戦後、コレクティブハウスのコンセプトは、北米とヨーロッパの他の地域にも広がりました。1950年代と1960年代には、アメリカ合衆国とカナダで多くのコレクティブハウスが建設されました。1970年代と1980年代には、ヨーロッパの他の地域でもコレクティブハウスが建設されました。日本では、2003年に荒川区の福祉施設の一角にできた「かんかんの森」が最初の「コレクティブハウス」とされています。 かんかんの森は、6戸の住宅と共同のキッチン、ダイニングルーム、ランドリー、図書館を備えた小規模な複合施設です。近年、日本ではコレクティブハウスへの関心が高まっています。これは、少子高齢化や核家族化が進み、人々がより親密でコミュニティに根ざしたライフスタイルを求めているためです。
建材と資材について

押縁の基礎知識

押縁とは、部材を押さえるために使用される細い部材のことです。押さえる部材は、板、合板、ガラス、金属など、さまざまなものがあります。押縁には、木製の物、真鍮製の物、アルミ製の物、金属製の物などがあり、押さえる部材によって使い分けられます。額縁のように四周を囲む形にする場合もありますが、基本的には飾りではなく、部材を固定するために使用されます。また、三方押し止めのように、下部だけを固定する場合もあります。押縁を使用する際には、押さえる部材に注意する必要があります。例えば、薄い板を押さえる場合は、板の端だけではなく、中央部などにも押縁を配置することで、確実に押さえることができます。また、止め方もビス止め、スナップインなど、さまざまな方法があります。
建材と資材について

ラップサイディングとは?特徴や施工方法を解説

ラップサイディングの特徴とは、ラップサイディングは、約15cm幅の横張りサイディング(乾式外装材)のひとつである。板の上下をラップ(重ね継手)させて、柱や間柱などに打ち付ける、欧米でもっとも歴史のある外壁のスタイルのひとつである。日本では「鎧張り」「下見板」「横羽目」などと呼ばれ、木造の伝統建築として古くから用いられてきた。輸入住宅によく見られる西洋風の外観が特徴的である。従来の塗り壁とは違い、ひび割れ等が起こりづらく劣化が目立ちにくい。またサイディングは量産できるので、品質は均一になり、コストも計算しやすい。いろいろな素材があるが、最近は金属系サイディングの場合断熱材を裏打ちした物がよく使われる。軽量で建物に負担がかからず、断熱効果も高くすることが可能である。
住宅の部位について

防犯ガラスの基礎知識:選び方とメリット

防犯ガラスには、大きく分けて2つの種類があります。合わせガラスと強化ガラスです。合わせガラスは、2枚のガラスの間に特殊なフィルムを挟み込んだもので、ガラスが割れてもフィルムによって破片が飛び散らないようになっています。強化ガラスは、通常のガラスよりも強度を高めたもので、ガラスが割れにくくなっています。また、割れた場合でも、小さな破片に砕けるため、被害を最小限に抑えることができます。
建材と資材について

建築用語『アスファルト・フェルト』を徹底解説

アスファルト・フェルトとは、フェルトにアスファルトを含浸させたもので、防水、防湿材のことです。 一般的にアスファルト・フェルトは、屋根よりも外壁の施工に使用されます。防水性があるため、下地として用いると雨水の侵入を防ぐことが可能です。アスファルト・フェルトと混同されがちなものとして、「アスファルト・ルーフィング」と「アスファルト・シングル」があります。アスファルト・ルーフィングは、板紙にアスファルトを染み込ませたもので、主に屋根の防水シートとして使用されます。アスファルト・シングルは、シート形状の屋根仕上げ材のことです。どちらもアスファルト・フェルトより防水性や耐久性が高いので、屋根を施工する上で使用するのに適しています。
建材と資材について

那智黒とは、どんな意味があるの?

那智黒とは、粘板岩の破片でできた砂利のことで、平べったく丸く、黒良色の石です。黒い小石の代名詞と言える物であり、熊野川の河口に流れ着く那智黒は、さらに太平洋の荒波で丸くなっていった石を拾い集めて、碁石の黒石やすずりにも使われています。さらに磨きをかけていくこともあるが、そのままの風合いを残した物もあります。現在は輸入される物も多くなった一方で、名産地として和歌山県の那智地方や三重県の熊野市などで産出される物はよく知られています。こうした流れになったこともあり、黒く丸い小さな小石は、総じて那智黒と呼ばれるようになりました。雰囲気として和風にすることができるようになるため、床にまいたり手水鉢に敷いたりするのに最適です。
建築の設備について

ハイカロリーバーナーで調理の幅が広がる

家庭でも中華料理の強い火力が実現ハイカロリーバーナーは、従来のガスバーナーの2倍以上の火力を持つガスバーナーです。業務用厨房の強い火力が必要な場面で活躍してきたバーナーですが、近年では家庭用のハイカロリーバーナーも販売されており、自宅で中華料理など強い火力を必要とする料理が本格的に調理できるようになりました。ハイカロリーバーナーの火力は、一般的なガスバーナーの約2倍で、炒め物や揚げ物などの調理時間が大幅に短縮されます。また、中華料理に欠かせない炒め物や揚げ物も、ハイカロリーバーナーなら短時間で調理できるため、忙しい方にもおすすめです。
関連法規について

わかりやすく解説!防火地域とは?

防火地域は、都市計画法第9条に基づき、都市計画区域内の火災の危険を防除するために指定される地域であり、都市計画区域内で火災の危険度の高い地域です。防火地域の指定は、市町村が都市計画審議会の議決を経て、都市計画の内容として定めることによって行われます。防火地域内での建築物の建築は、防火地域に関する規制に従う必要があります。この規制は主に防火構造に関するものであり、防火構造とは、火災が発生した場合に建物が倒壊したり、火災の延焼を防ぐ構造のことです。防火構造の建物には、耐火建築物、準耐火建築物、不燃建築物があります。防火地域の規制は、火災が発生した場合の延焼を防ぐことを目的としており、防火構造の建物が義務づけられています。
住宅の部位について

建築用語『SL』の意味と使い方

建築用語の「SL」とは、「SlabLine(スラブライン)」の頭文字を取った略称である。スラブとは、平板・背板の意味を持ち、床板のことを指す。つまり、スラブラインは床材の基準高さ、という意味である。スラブレベルと同意の言葉だ。建築・設計関係の図面ではSLと略称で表記される。この基準からの床高さを示す場合には、SL+数値、という形で表記する。建築による床構造体としてコンクリートで作られた床面を表すことが多い。
建築の工法について

割付図について知ろう!~その役割と種類~

割付図とは、施工図の一種です。施工図とは、設計図に基づき、実際に仕事ができるように細部を図示した工事用図面のことです。タイルや石、仕上げボード、サイディング、床目地などの位置を正確に決めることを割付と言います。これを図面に表したのが割付図です。割付では、それぞれの物が意匠的に美しく配置されるように位置を決めます。レイアウトと呼ばれる場合もあります。タイルが半端に余らないように貼り付け面を目地で調節して割付することは特にタイル割りと呼びます。コンクリート打ちっぱなしのデザインにする場合には、木コンの位置も割付して割付図に示さなければなりません。割付図以外の施工図には原寸図、工作図、プレカット図などがあります。
建材と資材について

建築用語『ひねり金物』について

-ひねり金物とは?-ひねり金物とは、垂木を母屋や軒桁、棟木に取り付けるための金具です。構造上、耐力が必要とされる部分はいろいろとあるため、部材同士をつないだだけでは構造上耐力が足りないといった場合には、ひねり金物を使って接続していくことになります。これによって、部材同士の強い接続強度を補強して作り出すことができます。ひねり金物の特徴は、その名前の通り金物自体が中央部でひねられて、角度が変わるように作られているところです。垂木の勾配などによって、使い分けることができるようになっており、吹き上げ力といったこと考え対応する物を使うことができます。同等の認定を受けている商品としては、ハリケンタイやタイルフィック、タル木どめといった商品が存在しています。
建材と資材について

建築用語『松』の魅力

松とは、北海道から九州、屋久島まで日本全域に分布するマツ科の針葉樹です。 特にアカマツ、クロマツ、ゴヨウマツ、ハイマツのことを指します。トドマツ、エゾマツ、カラマツは属が異なり、通常は「松」の仲間には入れません。「松」は樹脂道をもっているため、材面にヤニがにじみ出やすいです。木材の形があまり良くなかったり変色したりしますが、強度に優れているため表面に出ない構造に用いられることが多くありました。しかし、樹脂分による経年変化が美しい味わいを出すとして人気が高まり、梁やフローリングに多用されています。
住宅の部位について

吊り戸のすべて

吊り戸とは、上枠から戸をつりさげて横に開閉するタイプのドアのことです。上枠にレールが取り付けられているため、下枠を必要としない形式になり、段差になるような物を作らずに済みます。そのため、バリアフリーを推進することができるなどのメリットがあります。戸を開けると、壁と一体化するため、みた目にもすっきりした仕上がりを作れ、空間的に広さや奥行きを感じることができるようになります。吊り戸の場合、戸にある程度の重量があっても、上枠が耐えられれば、スムーズな開閉ができることから、大型の開口部でも用いることが可能です。アコーディオンカーテンなども吊り戸に類似した方法ではあるものの、デザイン性は大きく異なります。和室などでは、デザイン性がそぐわないため吊り戸が用いられることがあります。
住宅の部位について

建築用語「キングサイズベッド」の豆知識

キングサイズベッドとは、ベッドの寸法のことであり、通常はシングルベッドの2倍の特大サイズとなっており、正方形に近い形をしています。メーカーによって大きさが多少異なるのは、明確なサイズの規定がないためです。ヨーロッパのキングサイズベッドよりも、アメリカのほうが大きいことが多いですが、ひとつ下の大きさになるクイーンサイズに関しては、ヨーロッパのほうが大きいことがあります。そのため、マットレスを選ぶ場合には、サイズの違いが生じないように注意が必要です。日本のサイズ展開を考えると、180センチ程度の幅を持っていることがほとんどとなるため、大人二人に子どもを足してもゆったりとした幅を持っています。シングルベッド二つをつなげると幅的には同じものの、隙間ができてしまうことを考えれば、キングサイズベッドのほうが使いやすいでしょう。
住宅の部位について

散水栓とは?設置場所や種類、使い方を徹底解説

散水栓とは、外部で散水するために取り付けられている水道栓のことです。 ホースが取り付けやすいように加工してあり、地中に埋めておくタイプでは、ボックス付きと呼ばれる地面から上に設置する物が一般的です。コンクリート柱を使った立水栓も散水栓として使用される場合があります。ボックス付きにした場合、ホースを外すと水があふれてしまうことが多いので、清潔に使うためにも排水口を設けることが重要になってきます。出入り口に設けることが多いですが、庭がある場合には、水がまきやすいように設けることも多いです。植物に散水するだけではなく、掃除や車の洗車などにも用いられることがあり、目的に近い場所に設置することが求められます。
住宅の部位について

繰上げ返済のメリット・デメリット

繰上げ返済とは、借り入れたお金を返済回数や返済期日にかかわらず、前倒しで返済することです。一部返済することもできれば、全額完済することも可能です。早期に返済する繰上げ返済は、元本に繰り入れできることが重要です。繰上げ返済には、期間短縮型と返済額軽減型の2種類があります。期間短縮型は、元本に繰り入れできるため、利息を支払う必要がなく、相乗的に効果を上げることができます。そのため、多くの人が選択する方法となっています。繰上げ返済のデメリットは、譲渡所得控除が受けられなくなったり、住宅ローン控除が使えなくなったりすることです。利息を減らすということと比較して考えることが重要と言えるでしょう。
住宅の部位について

スタイルカーテンの豆知識

スタイルカーテンとは、装飾性を重視したカーテンのことです。 室内だけではなく、室外からの視線も意識して作られます。カーテンとして生地だけではなく、縫製や付属品で装飾性を高めてあるため、非常に目立ちやすく視線を集めやすいです。そのため、スタイルカーテンは開閉しては使わず、固定して使う物が多くなっています。 プリーツ加工を施した物もあり、ゴージャスに見せることを意識して作られます。デザインを重視して作るため、機能としてはどうしても劣る部分が出てしまうのがデメリットとなります。クロスオーバーやセンタークロス、パネルカーテンなどがありますが、出窓であればスカラップを使うことが多いのは、外観からの装飾性を重視するためです。 ただし、視線はほとんど遮ることができません。
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