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建築の工法について

親墨:建築における墨出しの基準

親墨とは、建築物に墨出しをする際の基準として最初に出す墨のことです。 柱や壁に記された芯墨(中心線や通り芯)などを親墨とするのが一般的です。躯体(くたい)工事の基準となり、各階の土間スラブに必ず施工するうえでもっとも重要です。遣方、建物位置出しの際に位置出しした基準通り芯を、地下工事から上棟まで、つねに鉛直方向に同一の基準通り芯を何度でも墨出します。これによって、各階において壁や柱が壁が出っ張ったり引っ込んだりせず、まっすぐに建てることができます。また、壁のタイルや窓、間仕切り壁なども平行かつ直角に配置され、設計図通りの建築物ができあがります。墨打ちは風の影響を受けると撓(たわ)んでしまうため、その場そのときの状況に合わせた施工をし、つねに直線を心がける必要があります。
建材と資材について

建築用語『プレカット』のしくみとメリット

プレカットとは、建設現場での作業を簡略化し、建設コストを削減し、加工精度を向上させるため、工場で機械を使用して建築材料を必要な寸法にカットするシステムを指します。このプロセスは、住宅建設において広く用いられ、建設現場での作業負担を軽減し、工期の短縮、コスト削減、品質向上に貢献しています。プレカットでは、CAD/CAM全自動機や木造住宅の平面図、立体図などをもとにしてCADに加工データを入力し、機械を駆動して材料を自動カットします。この技術は合理化と効率性の向上に役立っており、今後の建築業界の発展に不可欠と考えられます。
建築の基礎知識について

アイルって何?建築用語から最近のトレンドまで

建築用語で「アイル」とは、教会堂の側面通廊など、祭壇に向かって左右に伸びる通路や、劇場やホールなどの建物、列車や飛行機などの乗り物の通路のことを指します。アイルの歴史は古く、古代ギリシャの寺院にも見ることができます。当時の寺院では、中央に神殿があり、その両側に列柱が並んでいた。この列柱の間の通路がアイルと呼ばれていました。のちにキリスト教が普及すると、教会堂にもアイルが取り入れられるようになりました。キリスト教の教会堂は、祭壇に向かって左右対称に建てられることが多いので、祭壇に向かって左右に伸びる通路がアイルと呼ばれるようになりました。現在では、アイルは教会堂だけでなく、さまざまな建物や乗り物で見ることができます。劇場やホールなどの建物では、客席を左右に分ける通路がアイルと呼ばれています。列車や飛行機などの乗り物では、座席の列の間の通路をアイルと呼びます。
建築の基礎知識について

建築用語『法』って意外と奥が深い

建築用語における「法」とは、切土や盛り土の斜面のことを指す。この斜面部分をのり面、頂点の肩部分を法肩、一番下の部分を法尻と言う。また、法肩から法尻までののり面の長さを法足と呼ぶ。傾斜の角度30度を安定角と呼び、30度以下の傾斜であれば擁壁工事は不要である。しかし、30度を超える場合には、何かしらの対応をしなければならない。盛り土をする場合だけでなく、切土をする場合にも法面を30度以下にしておけば擁壁工事が不要となる
建材と資材について

透湿抵抗とは?建築用語を解説

透湿抵抗とは、材料内の湿気がどれほど移動しにくいのかを表している係数のことです。材料内を湿気が通過する量を表しているのが透湿係数であり、透湿抵抗の逆数として扱われています。単位は(m・s・Pa)/ngで表記されます。数値が小さくなれば、その分だけ湿気である水蒸気を通しやすいと言えることから、外壁に使った場合には、室内の結露が起きにくくなります。断熱層室内側の施工材料の透湿抵抗合計に対して、外気側に施工されている透湿抵抗で除したものを透湿抵抗比と呼びます。この値が大きいほど、室内側では湿気が通りにくく、外気側では湿気を吐き出すことになり、内部結露がしにくいということが分かります。ただし、断熱層が均一に構成されている壁しか対象にできません。
建材と資材について

ユニット鉄筋でスマートな建設現場を目指せ

建築用語の「ユニット鉄筋」とは、事前に溶接加工されてくみ上げられている鉄筋のことです。工場で加工しておくことで、精度を高めることができるようになります。現場での加工が行なわれないことから、施工に対する時間の節約にもなります。柱や梁といった構造材で用いられることが多いですが、外壁や床といった場所に使う鉄筋でも使われるようになってきました。ユニット工法は、工場で生産することによって、品質の均一化を図ることができるところにあります。生産性ということを考えても現場よりもはるかに高くなり、大量の供給もすることができるようになります。
建築の設計について

バルセロナチェアの魅力と歴史

ミース・ファン・デル・ローエのデザインバルセロナチェアは、20世紀を代表する建築家ミース・ファン・デル・ローエがデザインした椅子です。1929年にスペインで開催されたバルセロナ万博会のドイツ館のために設計されました。このときの建物の設計者がミース・ファン・デル・ローエです。スペイン国王夫妻臨席用に設計されたバルセロナチェアは、建物の空間演出の一部として位置付けられました。バルセロナチェアの最大の特徴は、脚部のデザインです。従来の椅子は、垂直なデザインで構成されていましたが、バルセロナチェアは、無駄のない曲線が特徴です。この曲線は、座る人の身体を優しく包み込み、快適な座り心地を実現しています。バルセロナチェアは、モダニズムデザインの傑作として知られ、ニューヨーク近代美術館に収められています。
建築の基礎知識について

建築用語『プラン』 – 意味や使い方を解説

プランとは、建築用語として複数の意味を持ちます。1つ目の意味は、「計画、企画、構想」です。建築においては、建物の設計や建設を行う前に、その建物の目的や機能、規模や形状などについて計画を立てなければなりません。この計画のことを「プラン」と呼びます。2つ目の意味は、「設計図、平面図」です。建築においては、建物の設計を行う際には、設計図や平面図を作成します。この設計図や平面図のことを「プラン」と呼びます。プランを作成する際には、建物の目的や機能、規模や形状などを考慮して、最適なプランを検討することが大切です。また、プランを作成する際には、建築基準法やその他の法律を遵守することが必要です。
建築の基礎知識について

ロココ様式のデザインと特徴

ロココ様式とは、18世紀フランスを中心に流行した装飾の様式のことである。人工洞窟にて買われてい貝殻模様の人口岩石であるロカイユに由来してロココという名称が用いられるようになった。曲線的なモチーフが多く、動的で優美な装飾模様が特徴である。バロック様式を発展させたもので、これが流行した時代はルイ15世の時代であることから、ルイ15世様式とも呼ばれる。もととなったバロック様式は豪華さや雄大さなど、男性的な権力の象徴としてのデザインが多かったのに対して、ロココ様式では繊細で耽美な、女性的なデザインが特徴的である。名前の由来にもなった貝殻模様の他、パルメットやアカンサスなど、植物の葉も多く用いられる。
建材と資材について

コルクタイルの魅力と特徴

コルクタイルとは、コルク樫の木の樹皮を原料とした床材のことである。コルク樫は地中海に面した地域に群生しており、寿命は150~200年。樹皮ははぎ取っても9年ごとに再生されるため、伐採することなく長年にわたっての収穫が可能である。 コルクは、無数の細胞による気泡構造を持ち、柔軟性、断熱性、保温性、吸湿性、吸音性などの性質を持つ。特に子ども部屋の床材に適している。また、すべりにくく水を通しにくいという性質もあるため、キッチンや洗面所の床材としても好適である。 さらに、コルクは腐食に強く、シロアリやダニの餌にならないため、発生を抑制できる。ホコリが立ちにくく、アレルギー対策としても有効である。
建築の設備について

サイホン式とは?仕組みとトイレでの利用

サイホン式の原理とは?サイホンとは、圧力差を利用した方法で、液体を液面よりも高く移すことができる装置のことです。サイホンとは、ギリシア語でチューブや管のことを意味しており、隙間を作らせないように液体で満たすことによって、ポンプでくみ上げたりすることなく、流し続けるることができるようになります。トイレに使われる原理のひとつで、これをサイホンの原理と呼びます。サイホン式の仕組みは、管内が液体で満たされている条件下では、管内の静圧が出発時点と比較した場合、吐出部分で液中の高さの差分だけ重力がかかることになるため高くなるということです。この圧力差を利用して液体を流すことができます。高さには、大気圧や蒸気圧、液体の比重が影響します。似たような現象に毛細管現象がありますが、断面積が微小になることで表面張力と液体が縮まるときの力が上昇させる原理であることに違いがあります。
建材と資材について

瞬間接着剤とは?特徴や使用方法を徹底解説

瞬間接着剤の特徴瞬間接着剤は、接着させる材料の表面や大気中の水分と反応して、使用後数秒といった短い時間で硬化する接着剤です。正式名称は「シアノアクリレート系接着剤」と言います。主成分のモノマーが被着剤表面の水分と反応して、急速に硬化してポリマーとなり、被着剤同士を強力に接着します。瞬間接着剤の強度は、力を加えると接着部分ではなく、材料そのものが壊れてしまう材料破壊が見られるほど強力です。瞬間接着剤は、短時間で強度の接着が可能となるだけでなく、硬化物の透明性や一液無溶剤であるなどの特徴を持ちます。しかし、接着時にはみだした部分が、白い粉を吹いたような白化現象を起こすことがあります。そのため、防ぐためには塗布装置の使用が必要となります。
住宅の部位について

建築用語『猫土台』とは?基礎パッキンを用いた換気システム

猫土台は、基礎の立ち上がりと土台の間にパッキンを用いて床下換気を行なう方法であり、基礎パッキンとも呼ばれています。樹脂製のものや金属製のものなど、さまざまな種類があります。土台自体が基礎の立ち上がりに触れないように浮かされているため、床下換気を行なうことができます。これにより、土台の腐食を防ぎ、床下換気の効率を高めることができます。猫土台は通常、90cm間隔で設置しますが、柱下や大引の取り合い箇所には必ず設置する必要があります。基礎に開口を設ける必要がないため、断面欠損を作り出すことがありません。基礎の強度を考えた場合、猫土台は理想的な換気システムと言えます。初期の頃は水が入ってしまうことがありましたが、改良を進めた結果、侵入をかなり防ぐことができ、心配になるようなことは起きなくなりました。
建築の基礎知識について

竣工式とは?意味や由来、開催方法を紹介

竣工式は、建築物の工事が無事完了したことを感謝し、一般に披露する意味で行われる儀式です。通常、完成した施設内や施設入り口を会場とします。竣工式と落成式では、建物が無事に竣工したことを神に報告し感謝の気持ちを表すという、その意味は同じです。しかし、竣工式は竣工した建物の堅牢と、末永い繁栄を神に祈願することを目的としているのに対して、落成式は、対世間的な行事として建築主が来賓や工事関係者を招いて工事の完成を感謝し、関係者の労をねぎらうことを目的としています。竣工式は一般に披露する儀式なので、関係者以外の人にも開放されることが多いです。一方、落成式は関係者のみで行われることが多いです。また、竣工式は工事が完了したらすぐに執り行われることが多く、落成式は建物の使用が始まってからしばらくたってから執り行われることが多いです。
住宅の部位について

外構図とは?建物の外構に関する図面について分かりやすく解説

外構図とは、建物外部の外構に関する図面のことです。建物の周りの状態を表しており、建物を除いた物がどのように整備されるのかを表しています。外構図はエクステリア図面とも呼ばれ、フェンスや門扉、道路、駐車スペースなどが記されており、仕上げ材や造作物の位置まで書かれています。外構図はエクステリア製品を正確に配置するためにも必要です。特に色のイメージを考えるうえでは重要であり、工事範囲はどの程度なのかを把握することが可能です。使われる部材と種類、数もはっきりさせることができるため、工事価格との兼ね合いもはっきりし、どれだけ変化をもたらすのかを理解するためにも重要な図面です。また、優先順位もはっきりしてくるため、工事の取り合いで問題が出ることも防止できます。
建材と資材について

建築用語「呼び径」の解説と活用事例

「呼び径」とは、直径が一定ではないものに対する平均的な値のことです。鉄筋の場合には異形筋となってくるため、呼び径として統一しています。D10やD13といった表記は、呼び径であって実際の直径ではありません。配管などでは、内径に近似した寸法で使われます。 給排水や衛生設備ではほぼ直径として使われていますが、インチ表示の名残が残っています。そのため、φ(パイ)で表記された場合には、内径のことを指し、外径は一切関係がありません。背景にあることとして、水量が重要になってくるためで、外径とは関係しないためにこうした呼び径が重要な意味を持ってくることになるのです。ただし、型枠を通さなければならないときなどには、外径も重要な意味を持ってくることがあります。
建材と資材について

色相環とは?その特徴と使い方

色相環とは、色の三属性のひとつである色相を系統的に環のように配置した物のこと。色相環は、色の三原色である赤、青、黄を頂点とした正三角形を基本として作られています。三角形の各辺の中央に、それぞれの色を混ぜた色を配置し、三角形の外側に、さらにその色を混ぜた色を配置していきます。この作業を繰り返すことで、色相環が完成します。色相環は、色の関係性を視覚的に表したもので、配色を考えるときに役立てることができます。例えば、色相環で反対の位置にある色は、補色と呼ばれ、お互いの色を際立たせる効果があります。また、色相環で隣り合った色は、類似色と呼ばれ、お互いの色を調和させる効果があります。
建材と資材について

建築用語『ブナ』について

ブナとは、ブナ科の落葉広葉樹のことです。 日本全土に分布し、日本の温帯林を代表する樹木のひとつです。ブナの木は成長が遅く、材としては腐りやすいうえに加工後に曲がる性質があるとして、役に立たない木とされていたこともありました。しかし、緻密で堅く、粘り強く、そして強度も大きいという性質をもっており、また、柾目面には虎斑、板目面には樫目模様という、1本の木でありながら違う表情を持っているため、構造材だけでなく、フローリング材や洋家具材としても多く用いられています。ちなみに白神山地のブナの原生林は世界遺産に登録されています。
建築の基礎知識について

住宅の断熱性能を表す熱損失係数とは?

熱損失係数とは、住宅の断熱性能を数値で表したもので、値が小さいほど断熱性能が高いことを表します。住宅の断熱性能は、熱抵抗値などから判断する仕様基準と、熱損失係数などから判断する性能基準という2つの方法で表すことができます。同じ工法の住宅であっても、住宅の表面積、窓面積、換気量などによって断熱性能は異なります。しかし、熱損失係数を算出することで、熱貫流率や、熱抵抗値では判断できないバランスを知ることができるので、条件の違いを考慮した上で断熱性能を把握することができます。ただし、熱損失係数の計算は複雑で時間がかかり、多くの書類を必要とするデメリットもあります。
建材と資材について

削りしろ/削り代の意味とは

建築用語『削りしろ/削り代』とは、木取りや部材の材料取りにおいて、ヤスリやカンナがけなどによって削り取られる部分のことである。 材料の表面を削って仕上げるときに削り落とす部分として仕上がり寸法よりも余分に取っておく部分。木材の仕上がり寸法と引立寸法の厚みの差とも言える。片面仕上げの場合は、2〜3ミリ、両面仕上げの場合は、4〜5ミリほどが削りしろ。カンナの刃跡が深い場合は、厚く切り取られることになる。機械カンナの場合は、特に削りしろが厚くなるため注意が必要だ。
その他

スカイラウンジとは?特徴や魅力を解説

スカイラ Loungeの特徴と魅力スカイラ Loungeは、高層ビルやホテルなどの最上階に設置された見晴らしの良いロビーや食堂のことです。展望室としても利用されることが多く、絶景を眺めながら食事や休憩を楽しめます大きな窓やテラスが設置されていることが多いため、開放感と眺望を楽しめるのが大きな魅力です。特に、夜景がきれいな街で人気が高く、デートや特別な日のディナーなどにも利用されています。また、結婚式やパーティなどのイベント会場としても利用されることもあります
住宅の部位について

模様替え:家の模様替えのコツ

模様替えとは、改装と同義で、室内の家具の配置を変更するなど別の仕様でつくり替え、性能や品質を回復させる内装変更のことです。 クロスの張り替えやカーテンの変更、キッチンの変更などがそれにあたります。床面積の増減や構造部分などに手を加えたりすることを「模様替え」とは言いません。また建築物のある部分を同等の材料・形状・寸法でつくり替え、老朽化した建物を新築同様に戻すことを修繕・リフォームと呼びます。一方、老朽化した建物に大がかりな工事を施し、工事前の状態よりもさらに性能や価値を高めることをリノベーションと言います。
建材と資材について

建築用語『ガラス』徹底解説!種類と特徴、用途を紹介

建築用語の「ガラス」とは、珪砂と呼ばれる砂を溶かして成型した物のことです。成型して固体状になっても、他の固体のような固有の規則的な結晶構造を持っておらず、不規則に連なっているだけの液体に近い構造を持ちます。熱を加えれば液体状になり、冷却すれば固体状になる性質を利用して、様々な製品が作られています。また、製法により様々な特徴を持つガラスを作ることができます。一般的なガラスの3〜5倍の強度を持つ強化ガラスや、複数の板ガラスの間に樹脂などの中間膜を挟んで、対衝撃性を高くした合わせガラス急激な温度変化を与えても割れることがない耐熱ガラス、ガラスとポリカーボネートなどをラミネート構造にして作られる防弾ガラスなどがあります。
建材と資材について

建築用語『制作/製作』の解説

建築用語『制作/製作』とは、モノや作品を作ることを表す二つの言葉です。「制作」は、「制」の字に整えるといった意味があり、構想を描くことから始まって、それを具体化するための設計図面を経て、加工や組み立てに至るまでの創作活動を指します。絵画や映画、展覧会などに出品する作品を作る際に、「制作」が使われます。一方「製作」は、「製」の字にこしらえるという意味があるため、形ある物を作るという意味です。提供された図面に基づいて、材料を加工して図面通りの物体を作り上げたり、同じ内容の製品を大量に生産したりすることを言います。工業製品や精密機械、各種器具などを作る際には、「製作」が使われます。また「製作」には、作品を作るための資金調達の際にも使われ、映画などで使い分けているのです。
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