建築用語『目地』と種類
建築物研究家
建築用語『目地』とは何か説明できますか?
建築を知りたい
『目地』とは、部材の継ぎ目のことです。
建築物研究家
『目地』には種類があることを知っていますか?
建築を知りたい
『目地』には、芋目地と破れ目地の2種類があると思います。
目地とは。
目地とは、部材が接する部分で、特に石やレンガの積み重ねに使われますが、木材や金属板などでも使われます。目地の積み方には、継ぎ目が縦横に直線状になる「芋目地」と、縦の継ぎ目が2段以上直線にならない「破れ目地」の2種類があります。
また、目地の状態は、外見上継ぎ目がわからないようにした「眠り目地」、継ぎ目を装飾的に処理した「化粧目地」とに大別されます。化粧目地は、出目地、平目地、入込み目地などに分けられます。
外壁における目地の主な目的は、雨風の侵入を防ぐことです。しかし、目地はそのほかに、温度や湿度、経年によって部材が膨張したり歪んだりしたときに、クッション代わりとなって変形部分を調整する役割もあります。これは、目地が外壁にたわみや伸縮の余裕を与えることで、建物の強度を保つのに役立っているからです。
目地の役割と種類
目地は、建築部材の継ぎ目のことです。石やレンガの継ぎ目を指すことが多く、木材や金属板の継ぎ目に使用されることもあります。部材の積み方によって、継ぎ目が縦横に直線状になる芋目地と、継ぎ目の縦線が2段以上直線にならない破れ目地の2種類に大別されます。また継ぎ目の状態によって、外見上継ぎ目を見えないようにした眠り目地、継ぎ目を装飾的に処理した化粧目地があり、化粧目地は、出目地、平目地、入込み目地などの種類に分けられます。外壁における目地の一番の目的は、建物に雨風が侵入するのを防ぐことですが、この他にも温度や湿度、経年によって部材が膨張したり歪んだりしたときに、クッション代わりとなって変形部分を調整するという大切な役割を持っています。
芋目地と破れ目地
芋目地と破れ目地
目地は、部材の継ぎ目のことであり、石やレンガの継ぎ目を指すことが多いが、木材や金属板の継ぎ目に使われることもある。部材の積み方により、継ぎ目が縦横に直線状になる目地を芋目地、継ぎ目の縦線が2段以上直線にならない目地を破れ目地という。芋目地は、積み重ねた部材の縦目地の位置がそろっているため、すっきりとした印象を与える。一方、破れ目地は、縦目地の位置がずれていて、ランダムな印象を与える。
眠り目地、化粧目地
眠り目地は、継ぎ目を装飾的に処理した化粧目地の一種で、目地を目立たなくするために、目地材を塗って隠したり、目地材の色を部材の色と合わせたりして、継ぎ目を目立たなくします。これにより、連続性や統一感を持たせることができます。
化粧目地は、目地を装飾的に処理した目地の一種で、目地を強調するために、目地材を特殊な色や質感のものを使用したり、目地材を凹凸にしたりして、継ぎ目を目立たせます。これにより、デザイン性を高めたり、目地にアクセントを加えたりすることができます。
装飾的な化粧目地の種類
装飾的な化粧目地には、出目地、平目地、入込み目地の3種類がある。
出目地は、目地の部分が壁面から突き出ている目地のこと。出目地は、目地の部分に装飾的な意匠を施すことができるため、外観を華やかにしたい場合によく用いられる。
平目地は、目地の部分が壁面とほぼ同じ高さになっている目地のこと。平目地は、目立たないようにしたい場合によく用いられる。
入込み目地は、目地の部分が壁面より凹んでいる目地のこと。入込み目地は、目地の部分に汚れが溜まりにくいため、メンテナンスの手間がかからないというメリットがある。
外壁における目地の目的
大見出し「建築用語『目地(「目地」とは、部材の継ぎ目のこと。石やレンガの継ぎ目を指すことが多いが、木材や金属板の継ぎ目に使われることもある。部材の積み方により、継ぎ目が縦横に直線状になる芋目地と、継ぎ目の縦線が2段以上直線にならない破れ目地の2種類に大別される。また継ぎ目の状態により、外見上継ぎ目を見えないようにした眠り目地、継ぎ目を装飾的に処理した化粧目地があり、化粧目地は、出目地、平目地、入込み目地等の種類に分けられる。外壁における「目地」の一番の目的は、建物に雨風が侵入するのを防ぐことであるが、この他にも温度や湿度、経年によって部材が膨張したり歪んだりしたときに、クッション代わりとなって変形部分を調整するという大切な役割を持っている。)』」
小見出し「外壁における目地の目的」
外壁における目地の一番の目的は、建物に雨風が侵入するのを防ぐことです。外壁は建物の外側を覆う壁であり、雨風が直接当たる場所です。目地は外壁の継ぎ目であり、雨風が侵入しやすい場所です。そのため、目地をしっかりと施工することで、雨風が建物に侵入するのを防ぐことができます。
目地には、この他にも温度や湿度、経年によって部材が膨張したり歪んだりしたときに、クッション代わりとなって変形部分を調整するという大切な役割があります。部材は温度や湿度によって膨張したり収縮したりします。また、経年によって部材が歪んだりすることもあります。目地は部材の変形を吸収することで、建物の損傷を防ぐことができます。