冠瓦の特徴と種類
建築物研究家
冠瓦とは、どんな瓦のことか知っていますか?
建築を知りたい
棟の最上部に載せられ、雨仕舞いをする瓦のことです。
建築物研究家
冠瓦は、棟瓦の一種ですが、棟瓦そのものを冠瓦と呼ぶ場合と、棟瓦のうちの比較的平たい物を衾瓦、伏間瓦と呼び、丸形や山形になった背の高い物を特に冠瓦と区別して呼ぶ場合の2通りがあります。
建築を知りたい
なるほど、冠瓦は、棟瓦の一種であり、丸い形状をしているのが一般的ですが、三角形や角形の物もあり、それらはそれぞれ、三角冠瓦、箱冠瓦と呼ばれます。また、冠瓦は江戸で多く使われ、関西でよく使われる京伏間に対して、江戸伏間、江戸冠などと呼ばれます。
冠瓦とは。
冠瓦は、屋根の棟の最上部に載せられ、雨仕舞いをする瓦のことで、別雁振瓦とも呼ばれています。冠瓦は、棟瓦のうち、比較的平たいものを衾瓦、伏間瓦と呼び、丸形や山形になった背の高いものを特に冠瓦と呼ぶことが多くあります。
棟瓦の連なる部分は「桟」と呼ばれ、冠瓦の形状によって、丸桟冠瓦、角桟冠瓦と呼び分けられます。
冠瓦は通常丸い形状をしていますが、三角形や角形の物もあり、それらは特に三角冠瓦、箱冠瓦とそれぞれ呼ばれています。
冠瓦は江戸で多く使われ、関西でよく使われる京伏間に対して、江戸伏間、江戸冠などと呼ばれています。
また、片流屋根専用の左右非対称な形状をした冠瓦なども商品化されています。
冠瓦の種類
冠瓦は、棟瓦の一種で、棟の最上部に載せられ、雨仕舞いをする瓦のことです。別雁振瓦とも呼ばれます。棟瓦そのものを冠瓦と呼ぶ場合もありますが、棟瓦のうちの比較的平たい物を衾瓦、伏間瓦と呼び、丸形や山形になった背の高い物を特に冠瓦と区別して呼ぶ場合が多いです。
棟瓦の連なる部分は桟と呼ばれ、冠瓦の形状から、丸桟冠瓦、角桟冠瓦と呼び分ける。通常は丸い形状をしていますが、三角形や角形の物もあり、それらは特に三角冠瓦、箱冠瓦とそれぞれ呼びます。また、片流屋根専用の左右非対称な形状をした冠瓦なども商品化されています。
冠瓦の役割
冠瓦は、棟瓦の一種で、棟の最上部に載せられて、雨仕舞いをします。別名では雁振瓦と呼ばれています。棟瓦そのものを冠瓦と呼ぶ場合もありますが、棟瓦の比較的平たいものを衾瓦、伏間瓦と呼び、丸型や山形になった背の高いものを特に冠瓦と区別して呼ぶ場合が多いです。棟瓦の連なる部分は桟と呼ばれ、冠瓦の形状から丸桟冠瓦、角桟冠瓦と呼び分けられます。冠瓦は通常は丸い形状をしていますが、三角形や角形の物もあり、それらは特に三角冠瓦、箱冠瓦とそれぞれ呼ばれています。冠瓦は江戸で多く使われており、関西でよく使われる京伏間に対して、江戸伏間、江戸冠などと呼ばれています。片流屋根専用の左右非対称な形状をした冠瓦なども商品化されています。
冠瓦の歴史
冠瓦の歴史
冠瓦は、古代ギリシャや古代ローマの建築物にも使用されており、ヨーロッパでは13世紀頃から普及し始めました。日本では、江戸時代初期に瓦職人の藤四郎兵衛が開発したとされています。藤四郎兵衛は、瓦の形状や製法を改良し、冠瓦の製造を体系化しました。冠瓦は、江戸城や大名屋敷などの屋根に使用され、次第に全国に広がっていきました。明治時代以降は、洋風建築の普及に伴い、冠瓦の使用は減少しましたが、近年では、伝統的な日本建築の復興に伴い、再び使用されることが多くなっています。