建築用語『下屋』について
建築物研究家
下屋とは何のことかわかるかな?
建築を知りたい
母屋の屋根より一段下げた位置に取り付けられた片屋根、またはその下にある空間のことです。
建築物研究家
よくできました。下屋は、入側の上や、小規模な部屋の屋根としてかけられる場合が多いんだ。また、建物外周部に面した縁側、物入、押入れ、トイレなどが下屋の構成要因である場合が多いんだ。
建築を知りたい
なるほど、下屋は家の色々な部分に使われているんですね。
下屋とは。
下屋とは、「げや」と読み、母屋の屋根より低く設置された片屋根、またはその下にある空間のことです。入側や小規模な部屋の屋根としてよく使われます。屋根が連続していないため、一母屋下がりとは言いません。
下屋は、「したや」と読ませる場合と、「しもや」と読ませる場合とで意味が異なります。
「したや」と読ませる場合、母屋に付属する小さな家、階下・縁の下など家屋のの下側のことを意味します。
「しもや」と読ませる場合、寝殿造りで、主な建物の後ろにあって召使などが住み、調度などを置く建物のことを意味します。
なお、下屋の対義語は上屋で、こちらは工事中の仮の屋根で完成したときには取り払ってしまうもののことを意味します。
下屋の役割
下屋とは、母屋の屋根より一段下げた位置に取り付けられた片屋根、またはその下にある空間のことである。入側の上や、小規模な部屋の屋根としてかけられる場合が多い。一母屋下がりになっているが、屋根が連続しないため、一母屋下がりとは言わない。建物外周部に面した縁側、物入、押入れ、トイレなどが下屋の構成要因である場合が多い。
下屋には、さまざまな役割がある。まず、母屋の屋根からの雨水を排水し、建物の壁を保護する役割がある。また、夏の日差しを遮り、室内の温度を下げる役割もある。さらに、下屋の下には縁側や物入、押入れ、トイレなどを設置することができ、収納スペースや生活空間を確保することができる。
下屋の種類
下屋の種類
下屋には、以下の3つの種類があります。
* 入側下屋入側の前にある下屋です。雨を防ぐ役割を果たし、玄関の庇としても使用されます。
* 庇下屋建物の外壁に面して設けられる下屋です。日差しや雨を防ぐ役割を果たし、軒下として使用されることもあります。
* 裳階下屋裳階の屋根の下にある下屋です。裳階とは、建物の妻側の壁の上に設けられた小屋根のことです。裳階下屋は、妻側の壁を補強する役割を果たします。
下屋の構造
下屋の構造は、母屋屋根より一段下げた位置で取り付けられており、入側の上や小規模な部屋の屋根としてかかる場合が多いです。一母屋下がりになっていますが、屋根が連続しないため、一母屋下がりとは言いません。
下屋の構成要因として、建物外周部に面した縁側、物入れ、押入れ、トイレなどが挙げられます。
また、下屋を「したや」と読ませる場合には、母屋に付属する小さな家や、階下・縁の下など家屋の下側のことを意味する一方、「しもや」と読ませる場合には、寝殿造りで、主な建物の後ろにあって召使などが住み、調度などを置く建物のことを意味します。
下屋の活用法
下屋を活用する方法は様々あります。例えば、縁側として使用すれば、屋外でのんびり過ごしたり、洗濯物を干したりすることができます。また、物入や押入れとして使用すれば、収納スペースを確保することができます。さらに、トイレや洗面所として使用すれば、生活をより便利にすることができます。下屋は、建物本体とは別に独立した空間となるため、プライベートな時間を過ごす場所としても活用できます。アイデア次第で、下屋を様々な用途に使用することができるでしょう。