稲妻釘について
建築物研究家
建築用語『稲妻釘』について教えてください。
建築を知りたい
稲妻釘とは、床の間に掛け軸を下げるときに使われる釘のことです。頭のかたちが特殊で、二重に折り曲げられている化粧釘のひとつです。大きさもいろいろあり、直接打ち付ける物は、稲妻折釘と呼ばれますが、左右に移動できる物は稲妻走り釘と呼びます。
建築物研究家
稲妻釘は、茶室の銅鑼を掛けるためにも使われるそうですね。
建築を知りたい
そうです。銅鑼は、茶室の用意ができたことを知らせるために使われるため、銅鑼をならすための木槌である撞木が必要になります。そこで、撞木を掛けるために撞木釘もセットとして必要になります。稲妻釘が喚鐘釘とも呼ばれるのは、こうした銅鑼を下げるために使われるためです。
稲妻釘とは。
稲妻釘とは、床の間に掛け軸を下げる際に使われる特殊な釘のことです。釘の頭は二重に折り曲げられており、大きさによって名称が異なります。直接打ち付けるものは稲妻折釘、左右に移動できるものは稲妻走り釘と呼ばれます。
また稲妻釘は茶室の銅鑼を下げる際にも使用されます。茶室の銅鑼は、茶室の準備が整ったことを知らせるために使用されるもので、撞木と呼ばれる木槌でならします。そのため、撞木を掛ける撞木釘もセットとして必要になります。稲妻釘が喚鐘釘とも呼ばれるのは、こうした銅鑼を下げるために使われるためです。
稲妻釘とは
稲妻釘とは、床の間に掛け軸を下げるときに使われる釘のことです。頭のかたちが特殊で、二重に折り曲げられている化粧釘のひとつです。稲妻釘は大きさが様々であり、直接打ち付けるものは、稲妻折釘と呼ばれますが、左右に移動できるものは稲妻走り釘と呼ばれています。また、稲妻釘は、茶室の銅鑼(どら)を掛けるために使われることもあります。
銅鑼は、茶室の用意ができたことを知らせるために使われるため、銅鑼をならすための木槌である撞木(しゅもく)が必要になります。そこで、撞木を掛けるために撞木釘もセットとして必要になるのです。稲妻釘が喚鐘釘とも呼ばれるのは、こうした銅鑼を下げるために使われるためです。
稲妻釘の種類
稲妻釘には、稲妻折釘と稲妻走り釘の2種類がある。稲妻折釘は、直接打ち付けるもので、稲妻走り釘は、左右に移動できるものである。稲妻折釘は、床の間の掛け軸を下げるときに使われることが多い。また、稲妻走り釘は、茶室の銅鑼を下げるときに使われることが多い。銅鑼は、茶室の用意ができたことを知らせるために使われるため、銅鑼をならすための木槌である撞木が必要になる。そこで、撞木を掛けるために撞木釘もセットとして必要になる。稲妻釘が喚鐘釘とも呼ばれるのは、こうした銅鑼を下げるために使われるためである。
稲妻釘の使い方
稲妻釘の使い方は、床の間に掛け軸を下げるときに使われる釘を適切に扱うための方法です。
稲妻釘には、直接打ち付ける「稲妻折釘」と、左右に移動できる「稲妻走り釘」の2種類があります。掛け軸を下げる際には、まず稲妻折釘を床の間に打ち付けます。その際、釘の頭が掛け軸に当たらないように注意が必要です。次に、稲妻走り釘を稲妻折釘に差し込み、掛け軸を下げます。稲妻走り釘は左右にスライドさせることができるので、掛け軸の高さを調整することができます。
稲妻釘は、茶室の銅鑼を掛けるためにも使用されます。茶室では、銅鑼を鳴らして来客を知らせる風習があります。銅鑼を鳴らすためには、木製の撞木が必要となります。撞木は、稲妻釘に差し込んで使用します。
稲妻釘は、床の間や茶室に欠かせない釘です。稲妻釘の使い方を覚えて、掛け軸や銅鑼を正しく設置しましょう。
稲妻釘の歴史
稲妻釘の歴史は古く、平安時代から使われていたとされています。当初は、寺院や神社の建築に使われていましたが、江戸時代になると、茶室の建築でも使われるようになりました。茶室では、銅鑼を下げるために使われることが多く、撞木釘とも呼ばれています。稲妻釘は、その独特な形状から、建物にアクセントを加えることができます。
稲妻釘は、鉄または真鍮で作られることが多く、頭の部分は二重に折り曲げられています。大きさは、1寸から3寸までと、さまざまです。直接打ち付ける稲妻折釘と、左右に移動できる稲妻走り釘の2種類があります。
稲妻釘の製作方法
稲妻釘の手作りは、釘作りに慣れていない初心者でも比較的容易に行うことができます。まずは、金属棒を必要とする長さにカットします。カットしたら、金属棒の一方の端をハンマーを使って平らに叩きます。この平らになった部分に穴を開け、釘を打ち込んでいきます。穴を開け終えたら、金属棒のもう一方の端をハンマーを使って曲げていきます。曲げたら、先ほど穴を開けた部分に差し込んでいきます。差し込んだら、ハンマーを使って固定していきます。これで、稲妻釘の完成です。