法地とは何か？不動産広告の落とし穴

法地とは何か？不動産広告の落とし穴

法地とは何か？

法地とは、宅地として利用することができない斜面部分を指す用語です。法面とも呼ばれます。法地は、自然の地形によるものもあれば、傾斜地を造成する際に、土砂崩れを防ぐために切土や盛土などにより作られたものもあります。また、敷地補強等のための擁壁設置に伴う斜面も法地です。

不動産広告において表示される宅地面積は、法地を含む平面投影面積ですが、一般的には法地面積が別途表示されることはありません。ただし、土地面積のおよそ30％以上が傾斜地(法地)の場合、または、傾斜地を含むことで土地利用が著しく阻害される場合は、傾斜地を含む旨とその面積を明示しなければならないことになっています。

法地の種類

法地の種類

法地は、その成因によって、大きく3つの種類に分類される。

1つ目は、自然法地である。自然法地とは、丘陵地や山間部などの自然の地形によって形成された法地のことである。通常、このような自然法地は、斜面が急で、安定性が低いことが多いため、そのままでは宅地として利用することができない。そのため、切土や盛土などを行って、斜面の勾配を緩やかにしたり、擁壁を設置して法地の安定性を高めたりする必要がある。

2つ目は、造成法地である。造成法地とは、傾斜地を宅地として造成する際に、土砂崩れを防ぐために切土や盛土などを行って造成された法地のことである。造成法地は、自然法地に比べて、斜面の勾配が緩やかで、安定性が高いことが多い。しかし、造成法地も、自然法地と同様に、切土や盛土などを行っているため、法地の耐久性や安全性に注意する必要がある。

3つ目は、擁壁法地である。擁壁法地とは、敷地補強等のための擁壁を設置することによって造成された法地のことである。擁壁法地は、擁壁によって法地の安定性を高めているため、自然法地や造成法地に比べて、斜面の勾配が急でも、比較的安全に使用することができる。

不動産広告における法地の扱い

不動産広告における法地の扱い

不動産広告において、表示される宅地面積とは、法地を含む平面投影面積のことです。つまり、実際に宅地として利用できる面積よりも広く表示されることになります。法地面積は別途表示されないことが多いです。

しかし、土地面積のおよそ30％以上が傾斜地（法地）の場合、または、傾斜地を含むことで土地利用が著しく阻害される場合は、傾斜地を含む旨とその面積を明示しなければならないことになっています。

法地の面積を判断する場合は、現場で確認することが望ましいです。法地の傾斜角度を明確に定めた基準はありません。そのため、実際に使用できる平坦部分の面積は、現場で確認することが望ましいです。

法地の面積表示について

法地の面積表示について

不動産広告において表示される宅地面積は、法地を含む平面投影面積である。しかし、一般的には法地面積が別途表示されることはない。ただし、土地面積のおよそ30％以上が傾斜地(法地)の場合、または、傾斜地を含むことで土地利用が著しく阻害される場合は、傾斜地を含む旨とその面積を明示しなければならないことになっている。

ところが、どの程度の傾斜角度を「傾斜地」とするのか、明確な基準はないため、実際に使用できる平坦部分の面積は、現場で確認することが望ましい。

傾斜地を含む土地の表示義務

建築用語『法地』とは、実際に宅地として使用できない斜面部分を指す。「法面」とも言う。法地は、自然の地形によるものもあれば、傾斜地を造成する際、土砂崩れを防ぐために切土や盛土などによりあえて造られたものもある。また、敷地補強等のための擁壁設置に伴う斜面も法地だ。不動産広告において表示される宅地面積は、法地を含む平面投影面積であるが、一般的には法地面積が別途表示されることはない。

ところが、どの程度の傾斜角度を「傾斜地」とするのか、明確な基準はないため、実際に使用できる平坦部分の面積は、現場で確認することが望ましい。