建築用語『笑い目地』とは?

建築用語『笑い目地』とは?

建築物研究家

笑い目地って何ですか?

建築を知りたい

笑い目地とは、目地部分にモルタルなどが詰まっておらず、隙間があいたの目地を言うそうです。

建築物研究家

それはなぜ、笑い目地と呼ばれるようになったのでしょうか?

建築を知りたい

表面は開いているが、奥では開き幅が狭くなっており、笑った口のように見えることからそうと呼ばれるようになったそうです。

笑い目地とは。

笑い目地とは、目地部分にモルタルなどが詰まらず、隙間があいた状態の目地のことです。レンガ壁などに多く見られ、表面は開いているように見えますが、奥の方では開きの幅が狭くなっていて、笑った口のように見えることから、「笑い目地」と呼ばれるようになりました。

目地は、石と石をなじませ、荷重を石から石へと順に伝える役割を持っています。また、目地によって外見も変わってくるため、見栄えも重要な要素です。

笑い目地は外側が開いているように見えますが、力を順に伝えるためには目地の合端が合っていることが重要です。そのため、笑い目地は少し奥で合端合わせが行われます。

笑い目地以外にも、破れ目地、芋目地などの種類があります。また、目地を極力目立たせないようにした物を「眠り目地」と呼びます。

笑い目地の意味と特徴

笑い目地の意味と特徴

笑い目地とは、目地部分にモルタルなどが詰まっておらず、隙間があいた状態の目地のことです。レンガ壁などに見られ、表面は開いているが、少し奥では開きの幅が狭くなっており、笑った口に似ていることからそう呼ばれるようになりました。目地は石と石をなじませるのを目的としており、荷重を石から石へと順に伝える役割を持ちます。目地によって外見も変わってくるので、見栄えも重要です。笑い目地は外側が開いているが、力を順に伝えるためには合端合わせが重要となり、少し奥で合端合わせが行なわれます。類似した言葉として、目地を極力目立たせないようにしたものを「眠り目地」と言います。

笑い目地の役割

笑い目地の役割

笑い目地とは、目地部分にモルタルなどが詰まっておらず、隙間があいた状態の目地を言う。レンガ壁などに見られ、表面は開いているが、少し奥では開きの幅が狭くなっており、笑った口に似ていることからそう呼ばれるようになった。目地は石と石をなじませるのを目的としており、荷重を石から石へと順に伝える役割を持つ。目地によって外見も変わってくるので、見栄えも重要だ。笑い目地は外側が開いているが、力を順に伝えるためには合端合わせが重要となり、少し奥で合端合わせが行なわれる。他にも破れ目地、芋目地などの種類があり、笑い目地とは反対に、目地を極力目立たせないようにした物を、眠り目地と呼ぶ。

笑い目地の種類

笑い目地の種類

笑い目地の種類は、合端合わせの形状の違いによって、数種類に分類されます。最も基本的な笑い目地は、合端合わせが直線状になっているもので、これは「直線笑い目地」と呼ばれています。直線笑い目地は、レンガ壁によく見られます。

また、合端合わせが曲線状になっているものは、「曲線笑い目地」と呼ばれています。曲線笑い目地は、石壁によく見られます。

さらに、合端合わせが直線と曲線の両方になっているものは、「直線曲線笑い目地」と呼ばれています。直線曲線笑い目地は、レンガ壁と石壁の両方に使用されることがあります。

この他にも、合端合わせが複雑な形状になっているものは、「特殊笑い目地」と呼ばれています。特殊笑い目地は、主に装飾的な目的で使用されます。

笑い目地の施工方法

笑い目地の施工方法

笑い目地の施工方法は、材料や施工方法、石材の種類によって異なります。 たとえば、レンガを使った笑い目地の施工方法には、レンガの間にモルタルを詰めて、一定の間隔でモルタルを空けておく方法があります。この方法は、笑い目地の外観を保ちながら、強度を確保することができます。また、モルタルを詰める前に、レンガの間に防水テープを貼っておくことで、雨水などの浸入を防ぐことができます。

また、石材を使った笑い目地の施工方法には、石材の間に専用の接着剤や目地材を詰めて、一定の間隔で隙間を空けておく方法があります。この方法は、石材の外観を保ちながら、強度を確保することができます。さらに、隙間を空けることで、石材の伸縮に対応することができます。

笑い目地の施工方法は、材料や施工方法、石材の種類によって異なるため、施工する際には、必ず施工業者に相談することが大切です。

笑い目地のメリットとデメリット

笑い目地のメリットとデメリット

笑い目地とは、目地部分にモルタルなどが詰まっておらず、隙間があいた状態の目地のことである。 レンガ壁などに見られ、表面は開いているが、少し奥では開きの幅が狭くなっており、笑った口に似ていることからそう呼ばれるようになった。目地は石と石をなじませるのを目的としており、荷重を石から石へと順に伝える役割を持つ。目地によって外見も変わってくるので、見栄えも重要だ。笑い目地は外側が開いているが、力を順に伝えるためには合端合わせが重要となり、少し奥で合端合わせが行われる。

笑い目地のメリットは、まず、通気性が良いこと。目地部分に隙間があるため、空気が流れやすく、湿気やカビを防ぐ効果がある。また、断熱性にも優れている。目地部分に隙間があるため、熱を伝えにくく、夏は涼しく、冬は暖かい。さらに、意匠性にも優れている。目地部分に隙間があることで、表情のある壁面を演出することができる。

笑い目地のデメリットは、まず、施工が難しいこと。目地部分に隙間を設けるには、熟練した技術が必要である。また、防水性が低いこと。目地部分に隙間があるため、雨水が浸入しやすい。さらに、耐久性が低いこと。目地部分に隙間があるため、風や地震などの外力を受けやすく、破損しやすい。