縦繁障子とは?

縦繁障子とは?

建築物研究家

縦繁障子とはどのような障子ですか?

建築を知りたい

縦繁障子は、縦方向の桟が多く組まれた障子のことです。

建築物研究家

縦繁障子は、関西で多く見られるつくりですね。関東では、横桟を多く組んだ横繁障子が好まれています。

建築を知りたい

縦組子や横組子を数本ずつ間隔を詰めて一組にし、その組を並べるようにして組んだ障子は、吹き寄せ障子と呼ばれます。

縦繁障子とは。

「縦繁障子」とは、縦方向の桟が多数ある障子のことで、別名「竪繁障子」とも呼ばれます。一般的に、縦に細いものを横に連続して並べたものを「縦繁」、逆に横に細いものを縦に連続して並べたものを「横繁」といいます。また、縦横の隙間が同じ間隔で連続しているものを「本繁」といいます。縦繁障子は関西に多く見られる構造で、横繁障子は関東で好まれています。さらに、縦方向の組子が7本以上あるものは「柳障子」とも呼ばれます。また、縦組子や横組子を数本ずつ間隔を詰めて一組にし、その組を並べるようにして組んだものを「吹き寄せ障子」といいます。吹き寄せ障子は、和風モダン住宅の和室などに採用されています。

縦繁障子の特徴

縦繁障子の特徴

縦繁障子(たてしげしょうじ)とは、縦方向の桟が多く組まれた障子のことです。一般に、縦に細長いものを横に連続して並べることを縦繁と言い、逆に横に細長いものを縦に連続して並べることは横繁と言います。縦繁障子は、関西に多く見られるつくりです。

縦繁障子は、縦に桟が組まれているため、光を多く取り入れることができます。また、縦のラインが強調されるため、すっきりとした印象を与えます。さらに、横桟を多く組んだ障子の横繁障子よりも、風通しが良くなります

縦繁障子の種類

縦繁障子の種類

縦繁障子の種類

縦繁障子は、その構造や使用される材料によって、さまざまな種類があります。

縦方向の桟を等間隔に並べた「本繁障子」は、最も基本的な縦繁障子です。

縦方向の桟を交互に組み合わせていく「矢羽障子」は、縦繁障子の中でも特に装飾的なデザインです。

縦方向の桟を斜めに組んでいく「斜め縦繁障子」は、モダンな雰囲気を演出するのに適しています。

また、縦繁障子には、使用される材料によって、木製、アルミ製、樹脂製などがあります。

それぞれに特徴があり、和風住宅から洋風住宅まで、さまざまな建築様式に適した縦繁障子を選ぶことができます。

縦繁障子の歴史

縦繁障子の歴史

縦繁障子は、関西で多く見られるつくりで、縦方向の桟が多く組まれた障子のことです。竪繁障子と記載する場合もあります。一般に、縦に細長い物を横に連続して並べることを縦繁と言い、逆に横に細長い物を縦に連続して並べることは横繁。また、縦横の隙間が同じ間隔で連続する物を本繁と言います。

縦繁障子の歴史は古く、平安時代にはすでに存在していました。当初は仏教寺院や神社などの宗教施設で使用されることが多く、その後、次第に武家屋敷や一般家庭にも広がっていきました。江戸時代には、縦繁障子が庶民の間でも広く普及し、今日に至るまで日本の伝統的な障子として親しまれています。

縦繁障子は、採光性や通気性に優れているのが特徴です。また、縦方向の桟が視線を遮るため、プライバシーを確保するのにも役立ちます。さらに、縦繁障子は日本の伝統的な和風建築によく合い、落ち着いた雰囲気を演出することができます。

縦繁障子の作り方

縦繁障子の作り方

縦繁障子の作り方には、いくつかの方法があります。

まず、縦繁障子の枠を作ります。枠は、木材で作るのが一般的ですが、アルミやスチールでも作ることができます。枠のサイズは、障子の大きさに合わせて決めます。

次に、縦繁障子の桟を作ります。桟は、木材で作るのが一般的ですが、竹やプラスチックでも作ることができます。桟の数は、障子の大きさに応じて決めます。通常、縦桟は10本以上使用します。

桟を作ったら、枠に組み込んでいきます。桟は、枠の溝に差し込んで固定します。桟を組み込むときは、隙間ができないように注意します。

桟を組み込んだら、障子の紙を貼ります。障子の紙は、和紙や洋紙など、さまざまな種類があります。障子の紙は、枠に糊で固定します。

障子の紙を貼ったら、障子の完成となります。障子は、和室の窓や出入り口に使用されます。

縦繁障子は、関西に多く見られるつくりです。縦繁障子は、縦桟を多く組んでいるため、光を柔らかく取り入れてくれます。また、縦繁障子は、通風性にも優れています。

縦繁障子のメンテナンス

縦繁障子のメンテナンス

縦繁障子は日本の伝統的な障子の一種です。一般に縦に細長い物を横に連続して並べることを縦繁と言い、逆に横に細長い物を縦に連続して並べることは横繁と言います。また、縦横の隙間が同じ間隔で連続する物を本繁と言います。縦繁障子は関西に多く見られるつくりです。

縦繁障子のメンテナンスは、他の障子と同様に定期的な掃除が大切です。ホコリや汚れを払い、湿気のない場所で保管しましょう。また、縦繁障子は、他の障子よりも日差しに弱いため、直射日光が当たる場所には設置しないようにしましょう。