内部仕上表とは?建築用語をわかりやすく解説
建築物研究家
「内部仕上表」とは、室内の仕上材をまとめた表のことだね。具体的にどんな情報が記載されているのか知りたいけど、分かるかな?
建築を知りたい
はい。内部仕上表には、床、天井、壁などの内装の仕上げについて、材種、規格などが記載されています。
建築物研究家
そうだね。内部仕上表は、部屋ごとにまとめられていることが多いね。部屋のグレード分けをするために、仕上材を指定するんだ。
建築を知りたい
なるほど。内部仕上表は、部屋の雰囲気や使い勝手を決める重要な資料なんですね。
内部仕上表とは。
内部仕上表とは、建物の内側の空間の状況を一覧表にしたものです。床、天井、壁などの内装の仕上げが表にまとめられており、材種や規格などが記されています。仕上表は、建物の仕上材に何を使用するかを示す図面のことです。建物には様々な部屋があり、部屋の用途によって仕上材も変わってきます。そのため、仕上げ表により部屋ごとの仕上材を指定して部屋のグレード分けをすることが可能になります。仕上表には、内部仕上表の他、「外部仕上表」があります。外部仕上表とは、軒、屋根、外壁などの仕上げを表にまとめたものです。外部仕上表は、立面図や矩計図で代用されることもあります。
内部仕上表とは何か
内部仕上表とは、室内仕上表とも言い、建築物の内部空間の状況を、ひとまとまりの空間(部屋)ごとに示した一覧表のこと。 床、天井、壁などの内装の仕上げを表にまとめた物であり、材種、規格などが記されている。仕上表とは、建物の仕上材に何を使用するかを示す図面のことだ。建物の中には様々な部屋があり、使い道によって仕上材も変わってくる。そのため、仕上げ表により部屋ごとの仕上材を指定して部屋のグレード分けをすることが可能。仕上表には、内部仕上げ表の他、「外部仕上表」がある。外部仕上表とは、軒、屋根、外壁などの仕上げを表にまとめた物のことだ。外部仕上表は、立面図や矩計図で代用されることもある。
内部仕上表と仕上表の違い
内部仕上表と仕上表は、どちらも建築用語であり、建物の仕上材について記載した文書です。しかし、両者には違いがあります。
内部仕上表は、室内の仕上材について記載した文書です。床、天井、壁などの内装の仕上げ材の種類、規格、施工方法などが記載されています。これに対して、仕上表は、建物の仕上材全体について記載した文書です。内部仕上材だけでなく、外部仕上材についても記載されています。外部仕上材とは、軒、屋根、外壁などの仕上げ材のことです。仕上表は、立面図や矩計図で代用されることもあります。
内部仕上表のメリット
内部仕上表のメリット
内部仕上表には、多くのメリットがあります。まず、部屋ごとの仕上材を明確に指定できるという点です。これにより、部屋のグレード分けや予算管理が容易になります。また、施工業者とのコミュニケーションを円滑にすることもメリットの一つです。内部仕上表を基に、施工業者と打ち合わせを行うことで、お互いの認識のずれを防ぎ、施工ミスを減らすことができます。
さらに、内部仕上表は、建物の管理や維持にも役立ちます。内部仕上表があれば、建物のどの部分にどのような仕上材が使用されているかが一目瞭然となるため、メンテナンスや修繕の計画を立てやすくなります。また、建物を売却する際にも、内部仕上表は重要な資料となります。
内部仕上表のデメリット
内部仕上表のデメリットとは、仕上表を作成する際には、床、壁、天井などの仕上材をあらかじめ決定しておく必要があるため、後で変更することが難しくなることです。また、仕上表を作成する際には、各仕上材の規格や寸法を正確に把握しておく必要がありますが、そのための調査や確認には時間がかかってしまうというデメリットもあります。さらに、仕上表を作成する際には、各仕上材の単価などを考慮して、予算内に収まるようにする必要がありますが、そのための調整には手間がかかってしまうというデメリットもあります。