
建築用語『アース』の基礎知識
アースとは、電気工学における用語で、接地することを意味します。アースは、地中深くに埋めた銅板などと電気器具の基準電位配線などを銅線でつなぐことで行われます。日本語では「接地」と呼びます。
アースの役割は、漏電を起こしてしまった場合でも、漏電した電気はアースを通じて大地へと流れ、事故を未然に防ぐことです。本来は基準として大地を使用するためこういった名称になっているものの、基準として大地を使用しない場合にも拡張して使用されることがあります。なお、一般家庭で使用されている主に水回りの電気機器には人がよく接触するため、漏電などによる感電防止のために人体保護用の設置電線が取り付けられていることが大半です。
一般的な電気工事でのアースの施工方法は、その施工箇所の土質により得られる接地抵抗が異なるため、銅板を地中に埋めてアース線を接続する方法がとられます。