単価

建築の基礎知識について

建築用語『歩掛かり』とは?その重要性と計算方法

歩掛かりとは、作業を行なっていく場合にかかる単位数量や手間、作業日数のこと。建築工事の見積もりを行なうときに必要となる概算値であり、各工事における1単位あたりに必要な概算値を示している。数値化することによって、見積もりを正確なものにしていく。 例えば、型枠工事を行なう場合、1日でできる作業面積を歩掛かりと言う。これに人工をかければ、単価を出すことができる。正確には、諸経費を追加していかなければ、工事費用の根拠とはならない。しかし、歩掛かりは、工事費用の根拠を引き出していくことができるため、必要となる人工の計算もすることができる。 国土交通省は、毎年、歩掛かりに関する基準を制定しており、これが日本の建築業の積算基準となっていく。
建築の工法について

左官工事とは?その特徴や施工方法を徹底解説

左官工事とは、モルタルやプラスター、土壁や漆喰、繊維などの材料を水で練って、壁や床を塗り仕上げをする工事の総称です。ローラーで塗っていく専門性の高い工事であり、建物の保護や上面の装飾、意匠が主な目的です。日本の伝統的な工法であり、クロス貼りは乾式工法仕上げであるのに対して、左官工事は湿式工法仕上げとなっています。また、こて塗りが主体となっているためコテ塗り仕上げとも呼ばれます。
建材と資材について

建築用語「単価」の意味と使い方を徹底解説!

「単価とは、商品ひとつあたり、または、あるサービス1回あたりの値段のこと」です。消費税を含む場合は「税込み単価」、含まない場合は「税抜き単価」と呼びます。例えば、商品が100円の場合、税抜き単価は100円、税込み単価は110円となります。 単価は、商品の価格やサービスの料金を比較する際に使用されます。また、商品の仕入れコストやサービスの提供コストを計算する際にも使用されます。 単価は、その1単位をどのようなものにするかは、商品やサービスを販売する販売者やメーカーが独自で決めることができるので、注意が必要です。例えば、1枚あたりの単価、1個あたりの単価、1時間あたりの単価など、さまざまな単位で表示されることがあります。
建築の基礎知識について

建築用語『概算見積書』とは?

概算見積書とは、おおよその見積書のことです。 企画や基本設計の段階で作られるもので、予測の上だけで作成した書類と言えます。正式な見積もり書を作る時間がなかったときにも使用します。概算見積書では、大まかな費用を確認できるようになり、目的や用途にあっているかどうかを確認することもできます。 精度はそこまで高くはなく、正式な見積もりを依頼するまでのものです。設計や施工の際に煮詰めていくためのたたき台として利用されます。 概算見積書の精度を上げるためには、どんな要素によって作成された物なのかということを知ることが重要です。 単価の根拠や内容を予測するだけではなく、質も見ることができるようになります。
建材と資材について

ビニールクロスとは?特徴やメリット・デメリットを解説

ビニールクロスとは、ポリ塩化ビニールを主原料として作られた壁紙のことです。施工が容易で、単価も安いことから、普及が進んでいきました。ビニール壁紙やビニクロなどとも呼ばれます。 ビニールクロスの特徴は、通気性や吸水性はあまり期待できませんが、色彩は非常に豊富で、耐水性があるため水拭きをすることができます。また、テクスチャーもいろいろと印刷することができるため、多くの図柄が作られてきました