江戸指物を知ろう!
建築物研究家
「江戸指物」の特徴を教えてください。
建築を知りたい
江戸指物は、クワやケンポナシの木目を活かしたふき漆による木地仕上げ、金釘を使わず木組みを見せない、内ほぞ仕立てと角丸仕上げが特徴です。
建築物研究家
江戸指物の起源はいつ頃でしょうか。
建築を知りたい
江戸指物の起源は戦国時代で、江戸中期に産地が形成されました。
江戸指物とは。
江戸指物とは、木工技法の一種である指物の一種で、ふき漆仕上げが特徴です。指物とは、木の板をさし合わせて組み立てる木工技法及びそれによって創られた箱、家具、建具などを指します。
江戸指物は、桑やケヤキの木目を活かしたふき漆による木地仕上げ、金釘を使わず木組みを見せない、内ほぞ仕立てと角丸仕上げが特徴です。江戸指物の起源は戦国時代で、江戸中期に産地が形成されました。
江戸指物に対して、京指物と呼ばれる指物もあります。京指物には、桑や桐の無垢板が用いられており、飾り棚や小箪笥の他、技巧な茶道具用指物、禁裏御用指物(きんりごようさしもの)などがあります。こちらの起源は平安時代で、室町時代以降の茶道文化の興隆と相まって普及していきました。
江戸指物の特徴
江戸指物とは、指物の一種で、江戸前といわれるふき漆仕上げを特徴とした、木工技法および木工製品のことです。 指物とは、木の板をさし合わせて組み立てる木工技術と、それによって創られた箱、家具、建具などのことです。江戸指物は、主に関東地方で生産されており、特に東京都と神奈川県が生産地として有名です。
江戸指物の特徴は、以下の通りです。
・木地仕上げに、クワやケンポナシの木目を活かしたふき漆を使用していること
・金釘を使わず、木組みを見せない内ほぞ仕立てであること
・角丸仕上げであること
江戸指物は、その美しい仕上げと耐久性から、江戸時代から現在まで、家具や建具として広く使用され続けています。
江戸指物の起源
江戸指物の起源は戦国時代に遡ります。戦国時代には、茶道や華道が盛んになり、それに伴い指物も発展しました。江戸時代になると、江戸城の建設や町人文化の繁栄により、指物への需要が高まりました。また、この頃には、漆器の技術も発展し、指物に漆を塗る技法が確立しました。江戸指物は、江戸前といわれるふき漆仕上げを特徴としており、木の板をさし合わせて組み立てる木工技法によって作られます。江戸指物は、クワやケンポナシの木目を活かしたふき漆による木地仕上げ、金釘を使わず木組みを見せない、内ほぞ仕立てと角丸仕上げが特徴です。
江戸指物の使用例
江戸指物は、住宅の建具、家具、仏壇、茶道具など、様々な用途に使用されている。 特に、寺社仏閣や茶室など、伝統的な建築物では、江戸指物が数多く使用されている。江戸指物の使用例としては、次のものがあげられる。
* 住宅の建具江戸指物の建具は、和室と洋室の両方で使用することができる。和室では、ふすま、障子、欄間などに使用され、洋室では、ドア、窓枠、巾木などに使用される。
* 家具江戸指物の家具は、和家具と洋家具の両方で使用することができる。和家具では、座卓、ちゃぶ台、箪笥などに使用され、洋家具では、テーブル、椅子、ベッドなどに使用される。
* 仏壇江戸指物の仏壇は、家庭用のものから寺院用のものまで、様々な大きさやデザインのものがある。仏壇には、金箔や蒔絵などの装飾が施されていることが多い。
* 茶道具江戸指物の茶道具は、茶釜、茶碗、茶托、茶杓など、様々な種類がある。茶道具には、木目の美しさを活かしたものが多く、茶道文化を象徴するアイテムとして扱われている。