建築用語「仕様書」を徹底解説！

建築用語「仕様書」を徹底解説！

仕様書とは？

仕様書とは、建物の規模、構造、材料、設備などが表示された図面、または書類のことです。 仕様書には、設計概要書や仕上表などが含まれ、品質、性能、施工方法、部品や材料のメーカーなどが指定されています。細かい仕様は工事ごとに異なりますが、工事ごとに異なることがない標準的な仕様をまとめたものを、標準仕様書といいます。そして工事に対する設計者の指示のうち、図面では表せないことを文章、数値などで示したものを、特記仕様書と呼びます。 自社で標準仕様書を作成せず、旧住宅金融公庫が編さんした「木造住宅工事仕様書」を使用したり、公共建築においては、「公共建築工事標準仕様書」を使用したりと、標準的な部分についてはこれらを使用することも多いです。

仕様書の種類

仕様書には「設計概要書」「仕上げ表」など様々な種類があります。材料の品種や性能、メーカーの指定など、建築に関わるすべてのものが仕様書に定められています。

仕様書には、工事内容を一目で把握できる図面や、壁や床等の仕上げ内容が書かれているものもあります。また、施工方法や品質、性能の基準を示したものもあります。

仕様書は、建築工事を行う上で不可欠なものです。仕様書をしっかり確認し、工事内容を理解することが大切です。

仕様書の構成

仕様書の構成は大きく分けて3つあり、設計概要書、仕上表、特殊仕様書です。設計概要書は、建物の規模や構造、材料、設備などが表示された図面、または書類のことです。仕上表は、建物の内外装の仕上げ材料や工法を一覧表にしたものです。特殊仕様書は、図面では表せないことを文章、数値などで示したものです。特殊仕様書は、工事ごとに異なることがない標準的な仕様をまとめたものを標準仕様書といい、工事に対する設計者の指示のうち、図面では表せないことを文章、数値などで示した物を、特記仕様書と呼びます。自社で標準仕様書を作成せず、旧住宅金融公庫が編さんした「木造住宅工事仕様書」を使用したり、公共建築においては、「公共建築工事標準仕様書」を使用したりと、標準的な部分についてはこれらを使用することも多いです。

仕様書の目的

仕様書の作成目的は、建築物の品質を確保するためである。 仕様書には、建物の規模や構造、材料、設備などが表示されているため、建設業者は仕様書に基づいて工事を進めることができる。また、仕様書は、建築物の完成後にその品質を評価するための基準としても使用される。仕様書は、工事の規模や内容によって異なるが、一般的には、設計概要書、仕上表、設備表、材料表、施工方法、検査方法などが含まれる。設計概要書には、建物の規模、構造、用途などが記載されている。仕上表には、建物の内外装の材料や工法が記載されている。設備表には、建物の設備機器の種類や仕様が記載されている。材料表には、建物の建設に使用される材料の種類や仕様が記載されている。施工方法には、建物の建設方法が記載されている。検査方法には、建物の完成後にその品質を評価するための検査方法が記載されている。

仕様書の注意点

仕様書には、品質、性能、施工方法、部品や材料のメーカーなどが指定されています。そのため、仕様書をしっかりと確認し、内容を理解しておくことが重要です。仕様書に記載されている内容と異なる材料や工法を使用すると、トラブルの原因となる可能性があります。

また、仕様書には、工事に対する設計者の指示のうち、図面では表せないことを文章、数値などで示したものを「特記仕様書」と呼ぶ。特記仕様書には、設計者が特に注意して欲しいことや、特殊な工法を使用する場合の手順などが記載されています。特記仕様書も、しっかりと確認し、内容を理解しておくことが大切です。

仕様書の注意点として、仕様書は、工事が始まってから変更することが難しいということが挙げられます。そのため、仕様書に記載されている内容をよく検討し、納得した上で工事を進めることが大切です。仕様書を変更する場合は、設計者や施工者とよく相談し、変更内容をしっかりと確認しておく必要があります。