建築用語『不陸』について知ろう!
建築物研究家
建築用語『不陸(ふろく)』について説明してください。
建築を知りたい
不陸は、水平でないこと、凹凸があることを意味します。
建築物研究家
不陸があると、水のたまりやすさや汚れの沈殿、部材相互の接合面に応力が集中するなど、さまざまな問題が発生します。
建築を知りたい
不陸を避けるためには、水平を十分に確保し、水はけを確保する必要があります。
不陸とは。
不陸とは、水平でないこと、または面が水平でなく凹凸があることを言います。盛土や切り取りなどで路盤面が平らでない場合や、打設したコンクリートの上端が平らではなく凹凸がある場合に不陸があると表現します。不陸は「ふりく」とも呼ばれます。
面に凹凸があると、凹部には水が溜まって汚れが沈殿し、凸部は傷みやすく汚れやすくなります。例えば、床面の水平は十分確保されていなければなりませんが、水を使う場合や水を流す必要のある場合の床面は、水はけを確保するために適切な水勾配をとりながら、かつ凹凸のない床面の仕上げでなければなりません。
また、部材相互の接合面が不陸であると、局部的に応力を集中させて思わぬ破壊を生じることもあります。
不陸とは何か?
不陸とは、水平でないことを指し、面が水平でなく、凹凸がある状態のことです。 盛土や切り取りによって路盤面が平らでない場合や、打設したコンクリートの上端が平らではなく凹凸がある場合に不陸があると表現します。
不陸があると、凹部には水が溜まって汚れが沈殿し、凸部は傷みやすく汚れやすくなります。床面の水平は十分に確保されていなければなりませんが、水を使う場合や水を流す必要のある床面は、水はけが確保されなければならないため、適切な水勾配をとりながら、凹凸のない床面の仕上げでなければなりません。
また、部材相互の接合面が不陸であると、局部的に応力を集中させて思わぬ破壊を生じることもあります。
不陸が生じるとどうなる?
不陸が生じると、凹部には水が溜り汚れが沈殿し、凸部は傷みやすく汚れやすくなります。床面の水平は十分確保されていなければならないが、水を使う場合、水を流す必要のある場合などの床面は、水はけが確保されなければならないので適切な水勾配をとりながら、しかも凹凸のない床面の仕上げでなければなりません。また、部材相互の接合面が不陸であると、局部的に応力を集中して思わぬ破壊を生じることもあります。
不陸を防ぐには?
不陸を防ぐには、施工前の下地処理が重要です。 土間コンクリートを打設する際には、あらかじめ地盤を転圧して平らに整地し、砂利や砕石を敷き詰めて下地を作ります。この際、水平器を使って地盤の水平を確認し、凹凸があれば砂利や砕石を足したり削ったりして平らにします。
コンクリートを打設する際には、コンクリートの配合や打設方法に注意することが大切です。コンクリートの配合は、水とセメントの割合や砂利や砕石の大きさなどによって決まります。コンクリートの打設方法は、コンクリートを流し込んだ後に振動機を使ってコンクリートを締め固める必要があります。この際、水平器を使ってコンクリートの表面が水平であることを確認し、凹凸があればコンクリートを足したり削ったりして平らにします。
また、コンクリートが硬化するまでは、コンクリートの表面を養生する必要があります。養生とは、コンクリートの表面に水をかけて乾燥を防ぐことです。養生することで、コンクリートの表面にひび割れや凹凸が発生するのを防ぎます。
不陸を修正する方法
不陸を修正する方法
不陸を修正するには、さまざま方法があります。最も一般的な方法は、モルタルやコンクリートで不陸を埋めることです。これにより、表面を滑らかにして水はけを良くすることができます。また、不陸を修正するために、木製の床板やタイルを張ることもできます。これは、表面を滑らかにするだけでなく、見た目の美しさも向上させることができます。
不陸がある場合、その程度に応じて使用する材料や工法が異なります。軽微な不陸であれば、モルタルやセメントで補修できる場合があります。しかし、不陸が激しい場合は、コンクリートを打設する必要があります。コンクリートを打設する際には、水平器を使用して、表面が水平になるように注意することが大切です。
不陸を修正する方法は、不陸の程度や場所によって異なります。例えば、床の不陸を修正する場合は、モルタルやコンクリートを流し込んで平らにします。壁の不陸を修正する場合は、パテや壁紙を貼って平らにします。
不陸に関する豆知識
建築用語「不陸」とは、
水平でないことを意味する言葉で、面が水平でなく、凹凸があることを言います。盛土や切り取りなどで路盤面が平らでない場合や、打設したコンクリートの上端が平らではなく凹凸がある場合に不陸があると表現します。「ふりく」とも呼ばれます。
不陸に関する豆知識
- 不陸があると、凹部には水が溜り汚れが沈殿するし、凸部は傷みやすく汚れやすくなります。
- 床面の水平は十分確保されていなければなりませんが、水を使う場合、水を流す必要のある場合などの床面は、水はけが確保されなければならないので適切な水勾配をとりながら、しかも凹凸のない床面の仕上げでなければなりません。
- 部材相互の接合面が不陸であると、局部的に応力を集中して思わぬ破壊を生じることもあります。