建築用語『水盛り遣り方』とは？

建築用語『水盛り遣り方』とは？

水盛り遣り方とは

水盛り遣り方とは、工事を着手する前に、建物の正確な位置を出す作業のことです。別名称を「丁張り（ちょうはり）」とも呼ばれます。

作業の手順として、基準となる地面の高さを決め、約1.8ｍ間隔に水杭（ミズグイ）を立てます。次に、水平ライン（基礎の上端の高さ）を記し、水貫（ミズヌキ）でつなぎ、水杭と水貫が動かないように筋交い貫（すじかいぬき）を斜めに打ち付けて固定します。さらに水貫と水貫の間に水糸を張って、基礎（建物）の中心線を記すものである。水盛り遣り方は、現在ではレーザーによる位置出し器を使って直角や水平を出すのが一般的です。昔は辺長さが、3m、4m、5mの直角三角形を作り、直角を出していました。

水盛り遣り方の手順

水盛り遣り方の手順は、以下の通りである。

1. 基準となる地面の高さを決める。
2. 約1.8ｍ間隔に水杭（ミズグイ）を立てる。
3. 水平ライン（基礎の上端の高さ）を記し、水貫（ミズヌキ）でつなぐ。
4. 水杭と水貫が動かないように筋交い貫（すじかいぬき）を斜めに打ち付けて固定する。
5. 水貫と水貫の間に水糸を張って、基礎（建物）の中心線を記す。

現在では、レーザーによる位置出し器を使って直角や水平を出すのが一般的である。昔は辺長さが、3m、4m、5mの直角三角形を作り、直角を出していた。

水盛り遣り方の重要性

水盛り遣り方は、建築現場における最も重要な工程の一つです。建物の正確な位置を決定し、すべての作業の基礎となるためです。水盛り遣り方を間違えると、建物の全体が歪んでしまい、重大な問題を引き起こす可能性があります。

水盛り遣り方の重要性は、以下のような点にあります。

* 建物の正確な位置を決定することで、建物の全体のバランスを保ち、耐震性を向上させることができます。
* すべての作業の基礎となるため、水盛り遣り方を間違えると、それ以降の作業にも影響を及ぼし、建物の品質を低下させる可能性があります。
* 建物の安全性を確保するため、水盛り遣り方を正しく行うことが重要です。水盛り遣り方を間違えると、建物の倒壊や損傷のリスクが高まります。

水盛り遣り方は、建築現場における最も重要な工程の一つであるため、熟練した専門家によって行われます。水盛り遣り方は、レーザーによる位置出し器を使って直角や水平を出すのが一般的ですが、昔は辺長さが、3m、4m、5mの直角三角形を作り、直角を出していました。

水盛り遣り方と丁張りの違い

水盛り遣り方と丁張りは、どちらも工事を始める前に建物の正確な位置を出す作業のことです。しかし、その手順には違いがあります。

水盛り遣り方は、まず基準となる地面の高さを決め、約1.8m間隔に水杭（ミズグイ）を立てます。次に、水平ライン（基礎の上端の高さ）を記し、水貫（ミズヌキ）でつなぎ、水杭と水貫が動かないように筋交い貫（すじかいぬき）を斜めに打ち付けて固定します。さらに水貫と水貫の間に水糸を張って、基礎（建物）の中心線を記すものです。

一方、丁張りは、水盛り遣り方よりも大掛かりな方法です。まず、基準となる地面の高さを決め、約3m間隔に丁杭（チョウグイ）を立てます。次に、丁杭と丁杭の間に丁縄（チョウナワ）を張り、丁縄の上端の高さに水平線を記します。そして、水平線に沿って丁貫（チョウヌキ）を立て、丁貫と丁貫の間に丁糸（チョウイト）を張って、基礎（建物）の中心線を記します。

水盛り遣り方とレーザーの位置出し器

水盛り遣り方とレーザーの位置出し器

水盛り遣り方は、現在ではレーザーによる位置出し器を使って直角や水平を出すのが一般的です。レーザーの位置出し器は、レーザー光線を使って直角や水平なラインを投影することができる機器です。この機器を使用することで、水盛り遣り方をより正確かつ効率的に行うことができます。また、レーザーの位置出し器は、水盛り遣り方だけでなく、さまざまな建設作業に使用することができます。