建築用語『防湿器具』について

建築用語『防湿器具』について

防湿器具とは？

防湿器具とは、相対湿度90％以上の場所でも使用できる器具のことです。主に照明器具に対して使われる言葉で、浴室などでの使用が想定されています。また、これに対して屋外で使用されて、軒下など直接雨風を受けることが少ない場所に設置される器具のことは防滴器具と呼びます。さらに、屋外に設置されて、雨風に直接さらされるような器具のことは防雨器具と呼びます。これらの他にも、使用される場面に応じて照明器具には防沫形、防噴流形、耐水形、耐水形、防浸形、水中形などがあり、並べた順に水に対する耐性は高くなっています。耐水性が一番高い水中形の照明は、完全密閉構造になっており、水中に設置されても正常に動作することが保証されています。

防滴器具と防雨器具との違い

防滴器具と防雨器具はどちらも、屋外で使用されることを想定した照明器具です。しかし、その違いは耐水性にあります。防滴器具は、軒下などで使用することを想定した器具であり、直接雨風を受けることは想定されていません。これに対して防雨器具は、屋外に設置されて雨風に直接さらされるような器具です。防雨器具は防滴器具よりも耐水性に優れており、雨風に濡れても正常に動作することが保証されています。

防滴器具と防雨器具の耐水性の違いは、その構造の違いによって生じます。防滴器具は、内部に水が入らないようにパッキンが施されている程度ですが、防雨器具は、密閉構造になっており、水が入らないようになっています。また防雨器具は、防滴器具よりも丈夫な素材で作られていることが多いため、風による衝撃にも強く作られています。

その他の防湿等級

浴室やトイレなど、水しぶきが飛んだり、相対湿度が高い場所に設置される照明器具には、防湿器具が適しています。防湿器具は、防湿仕様のため、水滴や湿気に強く、安心して使用できます。また、防滴器具は、軒下など、直接雨風を受けることが少ない場所に設置される照明器具に使用されます。防滴器具は、雨水をよける構造になっており、雨の日でも安心して使用できます。さらに、防雨器具は、屋外に設置されて、雨風に直接さらされるような照明器具に使用されます。防雨器具は、雨水や風雨に耐える構造になっており、どんな天候でも安心して使用できます。

その他にも、使用される場面に応じて、防沫形、防噴流形、耐水形、防浸形、水中形など、さまざまな防湿等级の照明器具があります。

防湿器具の選び方

防湿器具の選び方

防湿器具を選ぶ際には、設置場所の状況や使用目的を考慮することが重要です。まず、設置場所の状況としては、相対湿度90％以上の場所で使用することが想定されるか、屋外で使用することが想定されるかを考慮しましょう。相対湿度90％以上の場所で使用することが想定される場合は、防湿器具を選択する必要があります。屋外で使用することが想定される場合は、防滴器具または防雨器具を選択する必要があります。

また、使用目的としては、照明器具として使用するのか、換気扇として使用するのかを考慮しましょう。照明器具として使用する場合は、明るさや色温度を考慮する必要があります。換気扇として使用する場合は、風量や静音性を考慮する必要があります。