建築確認申請を徹底解説！申請の流れや必要書類は？

建築確認申請を徹底解説！申請の流れや必要書類は？

建築確認申請ってなに？

建築確認申請とは、これから建てようとする建物が建築基準法に適合しているかチェックを受けるための申請である。 新築、増改築により建物を建てる際には、建築主は確認申請書を、役所もしくは民間の建築確認検査機関に提出し、建築物が建築基準法や条例等に適合しているか確認を受ける必要がある。この確認を受けずに工事を着手することはできない。住宅の場合の確認項目としては、延焼対策が取られているか、大きさに問題がないか、といった集団規定と、住環境や耐久性に問題がないか、といった単体規定の大きく分けて2種類ある。申請には、申請書類とともに、構造設計の手法によって図面が求められる。検査には、構造計算が不要な場合は7日以内、必要な場合には21以内の日数が設けられている。

建築確認申請の必要性

建築確認申請は、都市計画と都市再生計画について定めている都市計画法に従い、基準に適合した適切な都市開発を推進するために必要な手続きです。また、建築基準法は、都市の良好な生活環境と治安の維持を目的とした法律で、都市の良好な生活環境と治安の維持を図るために、建築物の新築や増改築、大規模な修繕や改築などを行う際には、建築主は建築確認申請書を、役所もしくは民間の建築確認検査機関に提出して建築物が建築基準法や条例等に適合しているか確認を受ける必要があります。さらに、この確認を受けずに工事を着手することはできません。

建築確認申請の手順

建築確認申請の手順は、大きく分けて3つのステップがあります。

まず、申請書に必要事項を記入し、構造計算書や設計図面などの添付書類を添えて、建築主が確認申請書を役所もしくは民間の建築確認検査機関に提出します。

次に、役所もしくは民間の建築確認検査機関が申請書を審査し、必要に応じて現場調査を行います。そして、建築基準法や条例等に適合しているか確認し、適合していれば建築確認済証を交付します。

最後に、建築主は建築確認済証を工事現場に掲示し、工事を開始します。

建築確認申請に必要な書類

建築確認申請に必要な書類

建築確認申請には、申請書類と図面を提出する必要があります。申請書類は、申請書、建築物の概要を記載した書類、構造計算書、設計図書、その他必要な書類です。図面は、構造図、平面図、立面図、断面図、配置図、敷地境界線図、その他必要な図面です。

申請書には、申請者の氏名や住所、建築物の所在地や規模、建築物の用途、建築物の構造や仕上げ、建築物の延べ面積や階数、建築物の耐火構造や耐震構造の有無、建築物の用途や規模に応じた確認項目のチェックリストなどを記載します。

建築物の概要を記載した書類には、建築物の設計概要や構造概要、設備概要、防火概要、衛生概要などを記載します。

構造設計書には、建築物の構造計算結果や構造詳細図などを記載します。

設計図書には、建築物の平面図、立面図、断面図、配置図、敷地境界線図などを記載します。

その他の必要な書類には、敷地に関する書類、隣接地の利用状況に関する書類、環境影響評価に関する書類、その他必要な書類があります。

建築確認申請にかかる費用

建築確認申請にかかる費用は、申請する建物の規模や構造、そして申請する地域によって異なります。一般的には、新築住宅の場合、申請手数料が10万円前後、審査手数料が1万円前後かかります。増改築の場合、申請手数料が5万円前後、審査手数料が1万円前後と言われています。また、別途、構造計算が必要な場合は、構造計算費用として10万円前後がかかることもあります。さらに、民間建築確認検査機関に申請する場合は、検査手数料として10万円前後がかかります。申請にかかる費用は、あくまでも目安であり、実際の費用は、申請する建物の規模や構造、申請する地域によって異なりますので、事前に確認することが大切です。