建築用語『かすがい』とは?機能や使い方をご紹介
建築物研究家
建築用語『かすがい』とは、どのようなものか説明できますか?
建築を知りたい
かすがいとは、二つの材木をつなげるための金具のことです。両端を直角に曲げてコの字型になった大釘で、隣り合う構造材に打ち込み接合できます。
建築物研究家
かすがいは、どのような用途で使われることが多いですか?
建築を知りたい
かすがいは、土台や軸組、小屋組などで使われることが多いです。ただし、引き抜きの力が働く場合には利用できません。柱に利用する場合には、そのままではなく、短ほぞ差しと併用して使われることが一般的です。
かすがいとは。
かすがいとは、二つの木材をつなぐために使われる金具のことです。両端を直角に曲げて大釘をコ の字型にしたものです。丸鋼、角鋼、平鋼を使って作られた物があり、隣接する構造材に打ち込んで接合することができます。また、先端を尖らせて直線的にも直交にも使うことができるのが特徴です。
かすがいには大きなものから小さなものまでさまざまなサイズがありますが、二又釘やステープルといったものも、形や用途から考えて同類とすることができます。ただ、両端を曲げて作られていないものは、合い釘と言って別の金具の扱いになります。
かすがいは、土台や軸組、小屋組などで使われることが多く、引き抜きの力が働く場合には使用できません。柱に使う場合には、そのままではなく、短ほぞ差しと併用して使うことが一般的です。
かすがいとは
かすがとは、主に2つの材木をつなぐために使用される金具のことを言います。 両端が直角に曲げられていて、コの字型になった大釘のような形をしています。丸鋼、角鋼、平鋼などを使った様々な種類があり、隣り合う構造材に打ち込むことで接合することができます。そのため、先端は尖っていて、直線的にも直交的にも使用することが可能です。大きさは様々で、二又釘やステープルといったものも、形状や用途から考えてかすがいに分類されます。両端が曲がっているかすがいに比べて、両端が曲がっていないものは合い釘と呼ばれ、別の金具として扱われます。かすがいは、土台や軸組、小屋組などでよく使用されますが、引き抜きの力が働くような場所では使用できません。柱にかすがを使用する場合には、そのままではなく、短ほぞ差しという方法と併用して使用するのが一般的です。
かすがいを使うメリット
かすがいを使うメリットは、木材同士を強力に接合できる点です。 かすがいは、両端が直角に曲げられており、木材に打ち込むことでしっかりと固定することができます。また、かすがいはさまざまなサイズや形状のものがあるため、木材の厚みや接合する角度に合わせて最適なものを選ぶことができます。さらに、かすがいは比較的安価で入手しやすいことから、コストパフォーマンスにも優れています。
かすがいは、土台や軸組、小屋組など、さまざまな部位で使用することができます。しかし、引き抜きの力がかかるような場所には使用できません。また、柱に使用する場合は、そのままではなく、短ほぞ差しと併用して使用することが一般的です。
かすがいを使うデメリット
かすがいを使うデメリットとして、木材を弱くする可能性があることです。かすがいを打ち込むために木材に穴を開ける必要があるため、木材の強度が低下する可能性があります。また、かすがいは木材の収縮や膨張によって緩んでしまう可能性があり、その場合は木材の接合が弱くなってしまいます。さらに、かすがいは木材の腐食を促進する可能性があります。かすがいは金属でできているため、木材と接触すると木材の水分を奪ってしまいます。その結果、木材が腐りやすくなってしまいます。
かすがいは木材の見た目を悪くする可能性があります。かすがいは金属でできているため、木材の自然な美しさを損なう可能性があります。そのため、かすがいを目立たないようにするために、木材と同じ色に塗ったり、木材の中に埋め込んだりする必要があります。
かすがいは木材のコストを高くする可能性があります。かすがいは金属でできているため、木材よりも高価です。そのため、かすがいを使用すると木材のコストが高くなる可能性があります。
かすがいを利用する構造
かすがいを利用する構造
かすがいは、二つの材木をつなげるために使われる金物の一種です。コの字型をしており、両端が直角に曲げられています。丸鋼、角鋼、平鋼など、さまざまな材料で作られています。土台や軸組、小屋組など、建築物のさまざまな部分で使われています。
かすがいは、引き抜きの力が働く場合には使用できません。柱に使用する場合は、そのままではなく、短ほぞ差しと併用して使われることが一般的です。
かすがいを利用できない構造
かすがいは、さまざまな構造物で使用されていますが、引き抜きの力が働く場合には使用できません。これは、かすがいが直線的または直角に打ち込まれるため、引き抜きに対して弱いという特徴があるためです。したがって、柱に利用する場合には、そのままではなく、短ほぞ差しと併用して使用することが一般的です。短ほぞ差しは、柱と梁を接合するための部材で、柱に掘ったほぞに差し込んで使用します。短ほぞ差しと併用することで、柱に引き抜きの力がかかっても、かすがいが抜けてしまうのを防ぐことができます。他にも、梁・桁などの水平材に用いる場合です。荷重が均等に掛かる場合にのみ使うことが出来ます。引き抜き荷重がかかると、かしぐいは抜けやすくなってしまうのです。 かすがいは、様々な構造物で使用されていますが、構造や荷重の掛かり方によっては使用することができない場合があります。使用する際には、その特性を理解した上で、適切に使用することが重要です。