建築用語『構造用合板』とは
建築物研究家
構造用合板とは、構造耐力上主要な部分に用いることを目的に作られた、強度を出すための合板のことを言う。日本農林規格で定められており、主に木造建築物の壁下地材、床下地材、屋根下地材として用いられる。構造用合板で耐力壁や耐力床を作ることにより耐震性や耐風性を高めることが可能となる他、気密性や防音性も確保できる。アカマツやヒノキ等の針葉樹を材質として作られている物が多い。
建築を知りたい
構造用合板は、木造建築物の壁下地材、床下地材、屋根下地材として用いられる合板のことですね。耐震性や耐風性を高めることができるんですか?
建築物研究家
はい、構造用合板で耐力壁や耐力床を作ることにより耐震性や耐風性を高めることが可能となる。在来工法や枠組壁工法の木造建築物において、構造用合板を利用することで耐震性や耐風性を高めることができる。
建築を知りたい
なるほど、構造用合板は耐震性や耐風性を高めることができるんですね。ありがとうございました。
構造用合板とは。
「構造用合板」とは、建築物の構造の一部として使用されることを目的として作られた合板のことです。主に木造建築物に使用され、壁の下地材、床の下地材、屋根の下地材として使われます。また、耐力壁や耐力床を作ることで耐震性や耐風性を高めたり、気密性や防音性も確保することができます。主にアカマツやヒノキなどの針葉樹を材料にして作られています。以前は針葉樹合板よりも安価な材料の製品もありましたが、シックハウス症候群が問題となり、建築基準法がホルマリンの放散量を面積で制限するように改正されたことで一般的には使用されなくなりました。
構造用合板とは
構造用合板とは、建築物において耐震性や耐風性を高めるために使用される合板のことです。 耐力壁や耐力床を作ることにより、強度の高い建築物を実現することができます。また、気密性や防音性も確保することができ、住環境の改善にもつながります。主に木造建築物に使用され、下地材として用いられることが多いです。構造用合板は、アカマツやヒノキなどの針葉樹を材質として作られたものが多く、以前は針葉樹合板よりも安価な材料の物もありました。しかし、ホルムアルデヒドなどのシックハウス症候群が問題となり、建築基準法がホルムアルデヒドの放散量を面積で制限するように改正されたことを受け、一般的には使用されなくなりました。
構造用合板の種類
構造用合板とは、建物の強度を出すために使用される合板のことであり、日本農林規格で定められている。主に木造建築物の壁下地材、床下地材、屋根下地材として用いられ、耐震性や耐風性を高めることができる。構造用合板は、アカマツやヒノキ等の針葉樹で製造されたものが多く、以前は安価な材料を使用したものもあったが、ホルムアルデヒド等のシックハウス症候群が問題となったため、現在は一般的には使用されなくなった。構造用合板には、以下の種類がある。
● 針葉樹合板
針葉樹を原料として製造された合板で、構造用合板として最も多く使用されている。強度が高く、耐久性にも優れている。
● 針葉樹集成材合板
針葉樹の集成材を原料として製造された合板で、針葉樹合板よりも強度が高い。主に、耐力壁や耐力床に使用される。
● 複合材合板
針葉樹と広葉樹を組み合わせた合板で、針葉樹合板よりも強度が低いが、耐水性に優れている。主に、屋根下地材や外壁下地材に使用される。
● 竹合板
竹を原料として製造された合板で、軽くて丈夫なことが特徴である。主に、壁下地材や床下地材に使用される。
構造用合板の使用例
構造用合板の使用例
構造用合板は、日本農林規格で定められた強度を持つ合板であり、木造建築物の壁下地材、床下地材、屋根下地材として使用されます。また、耐震性や耐風性を高めるために、耐力壁や耐力床に使用されることもあります。
構造用合板は、アカマツやヒノキなどの針葉樹を材質として作られていますが、以前は針葉樹合板よりも安価な材料を使用しているものもありました。しかし、ホルムアルデヒドなどのシックハウス症候群が問題となり、建築基準法がホルムアルデヒドの放散量を面積で制限するように改正されたことを受け、一般的には使用されなくなりました。
構造用合板の耐震性・耐風性
構造用合板の耐震性・耐風性
構造用合板は、木造建築物の耐震性や耐風性を高めるために使用される合板です。構造用合板で耐力壁や耐力床を作ることにより、地震や強風による建物へのダメージを軽減することができます。耐力壁とは、地震や強風による水平力を負担する壁のことです。耐力床とは、地震や強風による水平力を負担する床のことです。
構造用合板は、釘やビスで土台に固定されることにより、強い耐震性と耐風性を発揮します。また、構造用合板は、気密性や防音性にも優れています。気密性とは、建物の隙間を塞ぎ、外気の影響を受けにくくすることです。防音性とは、建物の外の騒音を軽減することです。
構造用合板は、木造建築物の耐震性や耐風性を高め、快適な住まいを実現するための重要な建材です。