くら金物とは?知っておきたい垂木と母屋の接合金物
建築物研究家
くら金物とは、直交する材を固定するための金物のことだよ。一直線ではなく、直交するため、特殊なかたちをしているね。
建築を知りたい
直角に交わる材を固定する金物ということですね。どんなときに使うんですか?
建築物研究家
垂木と母屋や桁を固定するために用いられることが多いよ。
建築を知りたい
なるほど、ありがとうございます。くら金物は、接合耐力の大きな金物なんですね。ひねり金物で片面を固定するだけではなく、垂木を囲むように馬乗り状で固定できることが大きな特徴なんですね。
くら金物とは。
「くら金物」とは、直角に交わる材を固定するための特殊な金物です。垂木と母屋、または桁を固定するために使用され、外側でも内側でも取り付けることができます。
「くら金物」の特徴は、接合耐力が非常に高く、片面を固定するだけではなく、垂木を囲むように固定できることです。そのため、軒の出が大きい垂木であっても十分に接合できます。
「くら金物」は、旧建設省告示第1460号で定められた、木造軸組工法の建築物の柱を地震や風で抜けたりしないように補強することを定めた告示の中で、構造耐力上重要な部分の接合に使用できる金物とされています。
くら金物の特徴
くら金物は、直交する材を固定するための金物で、一直線ではなく、直交するため、特殊なかたちをしています。垂木と母屋や桁を固定するために用いられる金物であり、外側でも内側でも取付け可能です。
くら金物の大きな特徴は、接合耐力が大きいことです。ひねり金物で片面を固定するだけではなく、垂木を囲むように馬乗り状で固定できるため、軒の出が大きい垂木であっても十分に接合できます。
旧建設省告示第1460号では、木造軸組工法の建築物の柱が、地震や風で抜けたりしないように補強することを定めていますが、第3号で構造耐力上、重要な部分の接合がうたわれており、その接合に用いることができる金物にくら金物がなっています。
くら金物の種類
くら金物には、さまざまな種類があり、それぞれの特徴があります。
まず、片面支持型は、垂木の一方の側面を母屋に固定するタイプです。これは、最も一般的なくら金物の一種で、垂木と母屋の接合部をしっかりと固定することができます。
次に、両面支持型は、垂木の両方の側面を母屋に固定するタイプです。これは、片面支持型よりも接合強度が高く、垂木が大きな荷重を受けるときや、強風による煽りにさらされるようなときに適しています。
また、U字型は、垂木を囲むように固定するタイプです。これは、接合強度が最も高く、垂木が大きな荷重を受けるときや、強風による煽りにさらされるようなときに適しています。
さらに、吊り金物は、垂木を母屋の下から吊り下げるタイプです。これは、垂木が長いときや、垂木の傾斜が急なときに適しています。
最後に、スライド金物は、垂木と母屋の接合部をスライドさせることができるタイプです。これは、建物の構造が変化する可能性がある場合や、垂木の位置を調整する必要がある場合に適しています。
くら金物の使用方法
「くら金物」は、直交する材を固定するための金物であり、一直線ではなく、直交するため、特殊な形状をしています。垂木と母屋や桁を固定するために用いられる金物であり、外側でも内側でも取り付け可能です。ひじょうに接合耐力の大きな金物であり、ひねり金物で片面を固定するだけではなく、垂木を囲むように馬乗り状で固定できることが大きな特徴です。そのため、軒の出が大きい垂木であっても十分に接合できます。旧建設省告示第1460号で、木造軸組工法の建築物の柱が、地震や風で抜けたりしないように補強することを定めていますが、第3号で構造耐力上、重要な部分の接合がうたわれており、その接合に用いることができる金物にくら金物がなっています。
くら金物の強度
くら金物の強度は、一般的に他の金物よりも高いとされています。これは、くら金物の形状が特殊であり、直交する材をしっかりと固定することができるためです。また、くら金物はひねり金物で片面を固定するだけではなく、垂木を囲むように馬乗り状で固定することができるため、軒の大きい垂木であっても十分に接合することができます。さらに、くら金物は旧建設省告示第1460号で、木造軸組工法の建築物の柱が、地震や風で抜けたりしないように補強することを定めているが、第3号で構造耐力上、重要な部分の接合がうたわれており、その接合に用いることができる金物にくら金物がなっていることは、その強度が国レベルで保障されていることにもつながっています。
くら金物の耐震性
くら金物は、地震や風で抜けたりしないように柱を補強するのに用いられる重要な金物です。 接合耐力が大きく、ひねり金物で片面を固定するだけではなく、垂木を囲むように馬乗り状で固定できるため、軒の出が大きい垂木であっても十分に接合できます。
また、旧建設省告示第1460号で、木造軸組工法の建築物の柱が、地震や風で抜けたりしないように補強することを定めており、その接合に用いることができる金物の一種としてくら金物が指定されています。
このように、くら金物は、建物の耐震性を高めるために重要な役割を果たしています。