練付けとは?その必要性やメリットとデメリット

練付けとは?その必要性やメリットとデメリット

建築物研究家

建築用語『練付け』とは、どのような意味ですか?

建築を知りたい

表面の化粧用に、単板や樹脂板を接着剤で下地板などの合板に貼ることです。

建築物研究家

練付けを行なった合板は、何と呼びますか?

建築を知りたい

練付合板または突板と呼びます。

練付けとは。

練付けとは、表面に単板や樹脂板を接着剤で貼り付けることです。高級樹種の表面を薄くスライスして貼り、無垢材のように使用する場合もあります。練付合板は、練付けを行なった合板のことです。最近ではプリント技術の発展に伴い、練付けよりもプリントで木材などの表面を表現することが多くなりました。

練付材は、無垢であるため、傷ついたときなどには比較的容易に補修が可能です。しかし、無垢であるために湿気に弱く、収縮と膨張をくりかえすとひび割れを起こしてしまう場合もあります。これを避けるために、表面に塗装を行なうこともあります。

練付けとは?その目的と方法

練付けとは?その目的と方法

練付けとは、表面の化粧用に、単板や樹脂板を接着剤で下地板などの合板に貼ることをいいます。練付けを行なった合板は、練付合板または突板と呼びます。高級樹種の表面を薄くスライスして張り、無垢材のように用いることもあります。板すべてを高級素材で製作するとコストがかかるため、この手法がよく用いられました。プリント技術が発展してからは、わざわざ練付けを行わず、プリントで木材などの表面を表現するようになったため使用頻度は減少しています。練付材は、無垢であるため、傷ついたときなどには比較的容易に補修が可能です。しかし、無垢であるために湿気に弱く、収縮と膨張をくり返すとひび割れが起きる場合もあります。これを避けるために、表面に塗装を行なうこともあります。

練付けのメリット

練付けのメリット

練付けのメリットとは、表面の化粧用に、単板や樹脂板を接着剤で下地板などの合板に貼ることである。練付けを行なった合板は、練付合板または突板と呼ぶ。高級樹種の表面を薄くスライスして貼り、無垢材のように使用する場合もある。板すべてを高級素材で製作するとコストがかかるため、この手法がよく用いられた。プリント技術が発展してからは、わざわざ練付けを行なわず、プリントで木材などの表面を表現するようになったため使用頻度は減少している。練付材は、無垢であるため、傷ついたときなどには比較的容易に補修が可能だ。

練付けが必要なケース

練付けが必要なケース

練付けが必要なケース

練付けは、板の表面を美しく仕上げるための技法ですが、必ずしもすべてのケースで必要ではありません。練付けが必要なケースとしては、以下のようなものが挙げられます。

高級樹種の表面を薄くスライスして貼り、無垢材のように使用する場合
無垢材は高級な材料ですが、その分コストも高くなります。そこで、高級樹種の表面を薄くスライスして貼り、無垢材のように使用する方法があります。この場合、練付けによって高級樹種の表面を保護し、傷や汚れから守ることができます。

板の表面に凹凸や傷がある場合
板の表面に凹凸や傷がある場合、練付けによって表面を平滑にし、美しく仕上げることができます。また、練付けによって板の表面を保護し、傷や汚れから守ることができます。

板の表面に異なる色や柄を表現する場合
練付けによって、板の表面に異なる色や柄を表現することができます。この場合、板の表面に異なる種類の化粧板を貼り、その上から塗装を施すことで、さまざまな色や柄を表現することができます。

練付けは、板の表面を美しく仕上げるための技法ですが、必ずしもすべてのケースで必要ではありません。練付けが必要かどうかは、板の状態や使用目的に応じて検討する必要があります。

練付けの際に注意すべき点

練付けの際に注意すべき点

練付けの際に注意すべき点
練付けを実施する際には、以下のような注意点があります。

・接着剤の選択
練付けには、水性系接着剤や溶剤系接着剤などさまざまな接着剤が使用されますが、接着剤の種類によっては、板を傷めたり、変色させたりする場合があります。事前に接着剤の性質を十分に理解し、適切な接着剤を選択することが大切です。

・練付けのタイミング
練付けのタイミングは、接着剤の種類や、板の状態によって異なります。接着剤が完全に乾いていない状態で練付けを行うと、板が剥がれてしまう場合があります。また、板が湿気を帯びている状態でも、剥がれが生じやすくなります。

・練付けの圧力
練付けの圧力を適切に調整することも大切です。圧力が強すぎると、板が破損したり、変形したりする恐れがあります。また、圧力が弱すぎると、板が剥がれてしまう場合があります。

・練付け後の仕上げ
練付けを行った後は、表面を塗装したり、ワックスを塗布したりして、仕上げを行います。塗装やワックスは、板を保護し、美観を向上させる効果があります。