切りしろと削りしろの違い

切りしろと削りしろの違い

建築物研究家

建築用語『切りしろ/切り代』とは、部材を切断するときのカッターが通る幅の部分を取っておく寸法のことです。切りしろは、木取りの際に必要となる寸法です。

建築を知りたい

切りしろと、削りしろの違いは何ですか?

建築物研究家

削りしろは、材料の表面を削って仕上げる際に、削り落とす分として、仕上がり寸法よりも大きめに取っておく部分の寸法のことです。切りしろと、削りしろを取らない場合は、正しい部品の寸法で部品を切り出すことができません。

建築を知りたい

板材で切りしろがあるときは、どのように切断すればよいですか?

建築物研究家

板材で切りしろがあるときは、切りしろの真ん中に切断線を引いて切断するとよいでしょう。

切りしろ/切り代とは。

切りしろとは、材料を切断するときに、カッターが通る幅の部分として取っておく寸法のことである。木取りの際に必要となる。仕上げの際も、切断した材料の表面を削るために、削りしろが必要になる。
また、材料の上に傷を付けて線を描くことを「けがき」といい、けがき線を描くときは、切断のときの切りしろと、仕上げのときと削りしろを考慮する必要がある。理由としては、切りしろと削りしろを取らないと、正しい寸法で部品を切り出すことができないためである。
板材に切りしろがある場合は、切りしろの真ん中に切断線を引いて切断するとよい。

切りしろとは

切りしろとは

切りしろとは、部材などを切断するときに、カッターが通る幅の部分を取っておく寸法のことを言います。切りしろは、木取りの際に必要となり、よく「削りしろ」と混同されますが、削りしろは材料の表面を削って仕上げる際に、削り落とす分として、仕上がり寸法よりも大きめに取っておく部分のことを言います。

また、紙の上に図面を描くのと同じように、材料の上に傷を付けて線を描くことを「けがき」と呼びます。このけがき線を描くときは切断のときの切りしろと、部品の仕上げのときと削りしろを考えなければなりません。理由は切りしろと、削りしろを取らない場合は、正しい部品の寸法で部品を切り出すことができないためです。板材で切りしろがあるときは、切りしろの真ん中に切断線を引いて切断するとよいでしょう。

削りしろとは

削りしろとは

削りしろとは、材料の表面を削って仕上げる際に、削り落とす分として、仕上がり寸法よりも大きめに取っておく部分のことを言います。削りしろは、材料の表面の粗さや傷などを除去し、滑らかな表面に仕上げるために必要です。削りしろの大きさは、材料の材質や仕上がり精度によって異なります。一般的に、材料が硬いほど、削りしろは大きくなります。また、仕上がり精度が高いほど、削りしろも大きくなります。削りしろは、材料の切断や加工を行う前に、材料に線を引いて指示する必要があります。この線をけがき線といいます。けがき線は、切断や加工を行う際に、正確に材料を切断したり加工したりするために必要です。

けがきとは

けがきとは

けがきとは、部材を切断する際に、切断線を中心にして切りしろや削りしろを取るために、材料に傷を付けて線を描くことです。けがきをすることで、部材を正確に切断したり、部品を仕上がりの寸法通りに加工したりすることができます。

けがきをするには、まず部材の表面を平らにして、定規や三角定規を使って切断線を描きます。切断線を描いたら、傷を付けて線にするために、けがき針や鉛筆などの先のとがった工具を使います。けがき線を描くときは、切りしろと削りしろを考慮して、切断線の中心に傷を付けるようにします。

けがきをすることは、部材を正確に切断したり、部品を仕上がりの寸法通りに加工したりするために重要な工程です。正確なけがきをすることで、仕上がりの良い製品を作ることができます。

切りしろと削りしろの違い

切りしろと削りしろの違い

切りしろとは、部材などを切断するときに、カッターが通る幅の部分を取っておく寸法です。切りしろは、木取りの際に必要となります。よく「削りしろ」と混同されますが、削りしろは材料の表面を削って仕上げる際に、削り落とす分として、仕上がり寸法よりも大きめに取っておく部分のことを言います。

切りしろと削りしろの違いは、切りしろは切断の際に必要となる部分であるのに対し、削りしろは仕上げの際に必要となる部分であるという点です。また、切りしろはカッターが通る幅のみを考慮すればよいのに対し、削りしろは表面を削る深さまでを考慮する必要があります。

切りしろと削りしろの計算方法

切りしろと削りしろの計算方法

切りしろと削りしろの計算方法

切りしろと削りしろの計算方法は、材料の厚みや幅、切断方法によって異なります。一般的に、材料の厚みが10mm以下の場合は、切りしろは1mm、削りしろは1mm~2mm程度が目安です。材料の厚みが10mmを超える場合は、切りしろは2mm、削りしろは2mm~3mm程度が目安となります。切断方法については、ノコギリの場合は切りしろを大きめに、カッターの場合は削りしろを大きめに取るとよいでしょう。

例えば、厚さ12mmの板材をノコギリで切断する場合、切りしろは2mm、削りしろは2mm程度となります。この場合、板材の寸法は、仕上がり寸法よりも4mm大きくなります。また、厚さ12mmの板材をカッターで切断する場合、切りしろは1mm、削りしろは3mm程度となります。この場合、板材の寸法は、仕上がり寸法よりも4mm大きくなります。