研ぎ出し仕上げとは?人研ぎ・テラゾーの違いも一緒に学ぶ

研ぎ出し仕上げとは?人研ぎ・テラゾーの違いも一緒に学ぶ

建築物研究家

研ぎ出し仕上げとは、表面を研磨して仕上げることです。仕上げそのものも研ぎ出し仕上げと呼ばれます。

建築を知りたい

人研ぎ、テラゾーという言葉も聞きますが、これらとの違いは何ですか?

建築物研究家

人研ぎは、人造石を使った研ぎ出し仕上げであり、3mm程度の種石を使い仕上げていくことです。テラゾーとは、もっと大きな石を使って仕上げる方法で、高級感の強い仕上がりになることが違いです。

建築を知りたい

なるほど、研ぎ出し仕上げにすることによって、耐久性や耐摩耗性を挙げることができるのですね。

研ぎ出し仕上げとは。

研ぎ出し仕上げは、表面を磨き上げる仕上げ方法です。人研ぎやテラゾーと混同されることがありますが、それぞれ内容が異なります。

人研ぎとは、人造石を使った研ぎ出し仕上げです。テラゾーは、大きな石を使って仕上げる方法です。耐久性や耐摩耗性に優れ、表面に耐水性を持たせることができます。ただし、湿式工法であるため、手間がかかり、工期が長くなるというデメリットもあります。

人研ぎとは?人造石を使った研ぎ出し仕上げ

人研ぎとは?人造石を使った研ぎ出し仕上げ

人研ぎとは、人造石を使った研ぎ出し仕上げであり、3mm程度の種石を使い仕上げていくこと。 人造石とは、セメントと砂利を混ぜたものを型に流し込んで固めたもので、天然石に比べて安価であり、加工しやすいという特徴があります。 人研ぎは、人造石を表面を研磨して仕上げることで、耐久性や耐摩耗性を挙げることができます。 また、表面の仕上がりから耐水性を持たせることができます。 しかし、人研ぎは左官仕上げのひとつであることから湿式工法であり、手間がかかるため、工期が長くなってしまうといったデメリットもあります。

テラゾーとは?もっと大きな石を使って仕上げる方法

テラゾーとは?もっと大きな石を使って仕上げる方法

テラゾーとは、大きな石を使って仕上げる研ぎ出し仕上げの一種です。テラゾーの仕上がりは、高級感があり、通常の研ぎ出し仕上げよりも耐久性、耐摩耗性、耐水性に優れています。

テラゾーの仕上げ方法は、まずモルタルの下地に石材チップを散布し、その上から樹脂を塗布します。その後、研磨機で表面を研磨して仕上げます。テラゾーの石材チップは、大理石、花崗岩、石灰岩など、さまざまな種類のものを使用することができます。

テラゾーは、その高級感と耐久性から、ホテル、オフィス、商業施設など、さまざまな場所で使用されています。また、近年では、住宅のリノベーションでもテラゾー仕上げの人気が高まっています。

研ぎ出し仕上げのデメリット:工期が長い

研ぎ出し仕上げのデメリット:工期が長い

研ぎ出し仕上げは、左官仕上げのひとつであり、湿式工法であるため、手間がかかります。 したがって、工期が長くなってしまうというデメリットがあります。湿式工法とは、水やセメントなどの液体材料を使用して仕上げる工法のことです。この工法は、乾燥するまで時間がかかるため、工期が長くなってしまいます。また、研ぎ出し仕上げは、表面を研磨して仕上げるため、熟練した職人による技術が必要です。このため、工期が長くなる可能性があります。