大平板とは?用途や種類など

大平板とは?用途や種類など

建築物研究家

『大平板』の定義を教えてください。

建築を知りたい

『大平板』とは、石綿セメント板の平板を指すセメント系のスレートボードの普及品です。

建築物研究家

『大平板』の特徴をいくつか挙げてください。

建築を知りたい

『大平板』は防火、防湿、絶縁性に優れ、酸化腐食しないので、冷や水を使う場所の壁や天井材に用いられます。

大平板とは。

* 「大平板」とは、セメント系のスレートボードの普及品で、石綿セメント板の平板を指します。防火、防湿、絶縁性に優れ、酸化腐食しにくいという特徴があり、冷水を使う場所の壁や天井材として広く用いられています。フレキシブル・ボードに次いで高い性能を持ちますが、釘の直打ちなどはできないため、軽量の防火建材として内外装材に広く使われています。

* フレキシブル・ボードは、大平板とおなじセメント系スレートボードの代表的な製品で、耐火性、強度、靭性に優れています。性能は建築用ボードの最高級クラスにあたります。

* 類似の建材としては、ケイ酸カルシウム板もよく使われており、こちらは耐火性に優れ比重が軽いという特徴があるため、ガス台周りや軽天井に使われています。

大平板とは?

大平板とは?

大平板とは、セメント系のスレートボードの一種で、石綿セメント板の平板を指しています。防火、防湿、絶縁性に優れており、酸化腐食しないため、冷や水を使う場所の壁や天井材によく使用されます。耐久性も高く、耐火建材として内外装材に広く使われています。

なお、大平板とおなじセメント系スレートボードの代表的な製品としてフレキシブル・ボードがあり、耐火性、強度、靭性(じんせい)などに優れており、性能は建築用ボードの最高級クラスにあたります。また、類似の建材としては、耐火性に優れ比重が軽いケイ酸カルシウム板もよく使われており、ガス台周りや軽天井に使用されています。

大平板の種類と特徴

大平板の種類と特徴

大平板の種類と特徴

大平板には、石綿セメント板とケイ酸カルシウム板の2種類があります。石綿セメント板は、セメント、石綿、繊維質を混合して製造された板材です。耐火性、防湿性、絶縁性に優れ、水回りや工場などでの使用に適しています。ケイ酸カルシウム板は、ケイ酸カルシウムを主原料とした板材です。耐火性、比重が軽い、断熱性に優れ、ガス台周りや軽天井などの使用に適しています。

大平板の用途

大平板の用途

大平板は、主に内装材として使用されています。そのため、壁や天井の仕上げ材として使われることが多く、防火、防湿、絶縁性に優れているため、冷や水を使う場所の壁や天井材としても使用されています。また、軽量の防火建材として内外装材にも広く使用されています。釘の直打ちなどはできませんが、一般的にはボード同士をネジで留めて使用します。また、大平板と同じくセメント系スレートボードのフレキシブルボードは、大平板よりも耐火性、強度、靭性に優れており、建築用ボードの最高級クラスにあたります。また、ケイ酸カルシウム板も、耐火性に優れ比重が軽いため、ガス台周りや軽天井によく使用されます。

大平板の施工方法

大平板の施工方法

大平板の施工方法は、下地材に釘やビスで固定する。下地材の種類によっては、ビスの方が固定力が強く、施工がしやすい。また、大平板は軽量で、施工時の運搬や設置が容易だ。しかし、釘やビスで固定すると、大平板に穴が開いてしまうため、防水性を損なう可能性がある。そのため、大平板の施工時には、防水テープやシーリング材を用いて、大平板の隙間を塞ぐ必要がある。また、大平板は、切断や穴あけなどの加工がしやすい。そのため、施工時には、大平板を希望のサイズや形状に加工してから施工することが多い。なお、石綿セメント系の大平板は、切断や穴あけなどの加工時に、粉塵が発生する。そのため、施工時には、防塵マスクやゴーグルを着用する必要がある。