配管の通り道・スリーブとは?種類や役割を紹介
建築物研究家
『スリーブ』とは、鉄筋コンクリートで造られた壁、床、梁、基礎の部分に給排水管や各種設備配管の貫通孔を確保するため、先に埋め込んでおく筒状の管のことです。様々な配管や配線を通すために作った、ひとまわり大きい管であるさや管を意味します。
建築を知りたい
なるほど、つまり、『スリーブ』とは、コンクリート造りの建物の中に、配管や配線を通すための空間を確保するために、あらかじめ埋め込んでおく筒状の管のことなんですね。
建築物研究家
その通りです。スリーブは、配管や配線を後から通しやすいように、コンクリートを打設する前に設置しておきます。そうすることで、配管や配線の工事を容易にすることができます。
建築を知りたい
スリーブは、コンクリート造りの建物において、配管や配線を後から通すための重要な役割を果たしているんですね。よくわかりました。
スリーブとは。
スリーブとは、鉄筋コンクリート造りの建物の壁、床、梁、基礎の部分に配管や設備を通すための筒状の部品のことです。
スリーブは、配管や設備を通す前にあらかじめ埋め込まれており、配管や設備を通すための穴を確保するために使用されます。
スリーブは、紙製のボイド管、コンクリート柱の枠に使うボイドチューブ、塩化ビニル樹脂を主原料とした配管材料である塩化ビニル管など、様々な材質で作られています。
また、エアコンのホースの取り付け口を「スリーブ」と呼ぶこともあります。
スリーブは、型枠工事のときに使われる器具のひとつです。
建築用語『スリーブ』とは何か
建築用語『スリーブ』とは、鉄筋コンクリートで造られた壁、床、梁、基礎の部分に給排水管や各種設備配管の貫通孔を確保するため、先に埋め込んでおく筒状の管のことです。 様々な配管や配線を通すために作った、ひとまわり大きい管であるさや管を意味します。
具体例としては、基礎などのコンクリートによる建設時、設備配管のための管を抜くのに使う紙製のボイド管や、円形のコンクリート柱の枠に使うボイドチューブ、また水道管、下水道管、電線管、土木用などに用いられる、塩化ビニル樹脂を主原料とした配管材料である塩化ビニル管などがあります。また、エアコンのホースの取り付け口を「スリーブ」と呼ぶこともあります。
型枠工事のときに使われる器具であることを覚えておくと良いでしょう。
スリーブの種類
スリーブの種類
スリーブは、用途や形状によって様々な種類があります。最も一般的なのは、コンクリート構造物に配管や配線を貫通させるために使用される、円筒状のスリーブです。このタイプのスリーブは、鉄筋コンクリートの壁、床、梁、基礎に設置され、配管や配線が通り抜けることができるようにします。
また、エアコンのホースの取り付け口を「スリーブ」と呼ぶこともあります。このタイプのスリーブは、エアコンの室外の配管を壁や窓に通すために使用されます。
さらに、土木工事で用いられるスリーブもあります。このタイプのスリーブは、道路や橋梁などのコンクリート構造物に排水管や電線を通すために使用されます。スリーブの素材は、用途や環境に合わせて、鉄、ステンレス、プラスチック、コンクリートなど、様々なものが使用されます。
スリーブの役割
スリーブの役割は、鉄筋コンクリートで造られた壁、床、梁、基礎の部分に給排水管や各種設備配管の貫通孔を確保することです。コンクリートを打設する前に、スリーブを埋め込んでおくことで、後から配管を通すことができるようになります。スリーブを使用することで、配管工事の効率を高め、コンクリートの強度を確保することができます。スリーブは、様々な材質で製造されており、用途によって適切なものを選択する必要があります。また、スリーブには、円形、角形、四角形など様々な形状のものがあり、配管のサイズや形状に合わせて选择します。スリーブは、建築工事において重要な役割を果たす部材です。
スリーブを使用する際の注意点
スリーブを使用する際の注意点
スリーブを使用する際には、以下の点に注意することが大切です。
・スリーブのサイズを適切に選ぶこと。
スリーブのサイズは、配管のサイズよりも一回り大きくする必要があります。そうすることで、配管をスムーズに通すことができます。
・スリーブの位置を正しく決めること。
スリーブの位置は、配管のルートを考慮して決める必要があります。スリーブの位置を間違えると、配管をうまく通すことができなくなります。
・スリーブを適切に取り付けること。
スリーブは、コンクリートにしっかりと固定する必要があります。そうすることで、スリーブが配管の重量に耐えられるようになります。
・スリーブのメンテナンスを怠らないこと。
スリーブは、定期的にメンテナンスをする必要があります。そうすることで、スリーブの劣化を防ぐことができます。