ファイバーボードとは？特徴や種類、メリット・デメリット

ファイバーボードとは？特徴や種類、メリット・デメリット

ファイバーボードとは?

ファイバーボードとは、木材などの繊維を固めて作り上げた板のこと。 植物繊維を主原料として作られた建築材料の一種です。通常の建材よりも低価格を実現することができ、資源の有効利用という有効性も兼ね備えています。ファイバーボードの場合は、いったん繊維を解きほぐしてから合成樹脂を使って成形していくため、均一な品質に作り替えることができます。ですので、断熱性能や吸音性を考えても、品質が均一になるということで効果を高められます。また、端材や廃材といったことも再利用することができるメリットがあります。しかし、合成樹脂などを使うことによるシックハウス症候群の問題である、ホルムアルデヒドを含んでしまうため、規制基準が設けられています。

ファイバーボードの特徴

ファイバーボードの特徴

ファイバーボードは、木材などの繊維を固めて作り上げた板で、植物繊維を主原料とした建築材料です。木材を一度繊維に解きほぐし、合成樹脂を使って成形することにより、均一な品質に作り替えることができます。そのため、断熱性能や吸音性を考慮した際、品質が均一になることで効果を高められます。また、端材や廃材を再利用できるため、通常の建材よりも低価格を実現でき、資源の有効活用という利点も持ち合わせています。ただし、合成樹脂などを使用することで、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを含んでしまうため、規制基準が設けられています。

ファイバーボードの種類

ファイバーボードの種類

ファイバーボードは、製造方法や原料によってさまざまな種類があります。代表的な種類としては、以下の3つが挙げられます。

・ハードボード木材の繊維を圧縮して作られる、硬質のファイバーボードです。表面が滑らかで、耐水性や耐火性に優れているため、床材や壁材、家具など幅広く利用されています。

・ミディアムハードボード木材の繊維を中程度の圧力で圧縮して作られる、中質のファイバーボードです。ハードボードよりも柔らかく、断熱性や吸音性に優れています。間仕切りや家具、梱包材などに使われます。

・ソフトボード木材の繊維を低圧で圧縮して作られる、軟質のファイバーボードです。軽量で断熱性に優れており、屋根材や壁材、床材などに使用されます。

ファイバーボードのメリット

ファイバーボードのメリットは数多くあり、その中でも最も注目すべき点は、廃材を再利用して作ることができるという点だ。木材などの廃材を粉砕して繊維状にし、合成樹脂で固めて製造するため、環境に優しく、資源の有効活用につながります。

また、ファイバーボードは断熱性と吸音性に優れていることも特徴です。繊維が絡み合っていることで熱や音を遮断する効果が高く、快適な住空間を実現するのに役立ちます。加えて、耐火性や耐久性にも優れており、長く使用することができます。

さらに、ファイバーボードは通常の建材よりも低価格であるというメリットもあります。廃材を利用して作られるため、コストを抑えることができ、経済的な住宅や建築物を建設することが可能です。

ファイバーボードのデメリット

ファイバーボードのデメリットは、合成樹脂を使用しているため、ホルムアルデヒドを含み、シックハウス症候群の原因となる可能性があることです。ホルムアルデヒドは、目や鼻に刺激を与えるガスで、発がん性が指摘されている有害物質です。そのため、ファイバーボードを使用する際には、十分な換気を心がけることが大切です。また、ホルムアルデヒドの含有量には、規制基準が設けられており、一定量を超えると使用することができません。