建築用語『水セメント比』とは?

建築用語『水セメント比』とは?

建築を知りたい

水セメント比とは何ですか?

建築物研究家

水セメント比とは、セメントと水の重量比のことです。セメントの硬化には水が欠かせず、重量に対して40%程度の水が必要ですが、それ以外の水は遊離してしまいます。理想的な水セメント比は50%前後です。

建築を知りたい

水セメント比が大きいと、コンクリートの耐久性はどうなりますか?

建築物研究家

水セメント比が大きいと、遊離水が大きくなり、その分ヒビが入りやすくなってしまいます。そのため、コンクリートとして考えた場合に耐久性が下がります。

水セメント比とは。

水セメント比とは、セメントと水の比率を示した重量比のことです。W/Cと略されます。水セメント比はセメントの量に大きく影響し、コンクリートの強度に大きな影響を与えます。
セメントが硬化するためには水が必要です。セメントが硬化するためには、重量に対して約40%の水が必要で、それ以外の水分は遊離してしまいます。ただし、これは蒸発などは起こらないという前提であり、水不足はコンクリートの強度発現に影響を与えます。理想的な水セメント比は約50%です。この数値を大きく超えると遊離水が多くなり、ひび割れが生じやすくなり、コンクリートの耐久性が低下します。

水セメント比とは

水セメント比とは

建築用語「水セメント比」とは、セメントと水の割合を示す重量比のことです。W/Cと表記されます。セメントの量に大きくかかわってくるため、強度に大きな影響を与えます。セメントが硬化するためには、水が欠かせません。セメントが硬化することを考えた場合、重量に対して40%程度の水が必要であり、これ以外の水は遊離してしまうことになります。ただし、これは蒸発などはしないという前提であり、不足してしまえば強度の発現に影響が出るのです。そのため、理想となる水セメント比は50%前後となります。あまりに大きな数値になると、遊離水が大きくなると、その分だけヒビも入りやすくなってしまうことから、コンクリートとして考えた場合には耐久性が下がってしまいます。

水セメント比の重要性

水セメント比の重要性

水セメント比とは、コンクリートの配合において、セメントと水の重量比のことです。 W/Cと表記され、セメントの量に大きくかかわってくるため、コンクリートの強度に大きな影響を与えます。

セメントが硬化するためには、水が不可欠です。 セメントが硬化することを考えた場合、重量に対して40%程度の水が必要で、これ以外の水は遊離してしまうことになります。ただし、これは蒸発などはしないという前提であり、不足してしまえばコンクリートの強度の発現に影響が出てしまいます。

そのため、コンクリートの理想的な水セメント比は50%前後です。 あまりに大きな数値になると、遊離水が大きくなり、その分だけヒビが入りやすくなってしまうことから、コンクリートとして考えた場合には耐久性が低くなってしまいます。

理想の水セメント比

理想の水セメント比

理想の水セメント比は、セメントの強度に大きく影響します。セメントが硬化するためには、水が欠かせません。セメントが硬化することを考えた場合、重量に対して40%程度の水が必要であり、これ以外の水は遊離してしまうことになります。ただし、これは蒸発などはしないという前提であり、不足してしまえば強度の発現に影響が出てしまいます。

そのため、理想となる水セメント比は、50%前後とされています。あまりに大きな数値になると、遊離水が大きくなり、その分だけヒビも入りやすくなってしまうことから、コンクリートとして考えた場合には耐久性が下がってしまいます。

水セメント比が高すぎる場合

水セメント比が高すぎる場合

水セメント比が高すぎる場合、コンクリートに悪影響を及ぼす。まず水の量を抑えてセメントを多くした時、現場における打設性が悪くなり施工が困難になる。また、有害な微細クラックが生じ、耐久性の低下を引き起こす。このような微細クラックは水や塩分が浸透しやすく、鉄筋を腐食する原因にもなる。さらに、セメントと水の割合が適切でないコンクリートは強度に劣ると言える。セメントと水の割合が適切でない場合、コンクリートの強度が不足し、建物に不具合が生じる可能性が高まる。