木摺り – 壁塗りのための大事な下地
建築物研究家
『木摺り(「木摺り」とは、塗壁の下地に使う、幅30ミリ程度の小幅の板。杉など小幅板を1センチ程度の間隔で、水平もしくは垂直に釘で打ち付け、そこにモルタルなどを塗る。漆喰壁の場合は、すのこ上に間隔をあけて板を柱に打ち付け、それを直接下地とする。また、モルタル塗りの場合は、木摺りの上にアスファルトフェルトと、メタルラスなどを貼って下地を作り、その上にモルタルを塗るが、この場合ラス板とも言う。下地となって外に見えることはないため、粗木のままで使われるのがふつう。木裏を外側に向けるのが定法だ。板に45度の勾配を付けて貼ると、粗しと呼ばれる。京町家建築では、土壁を塗るために木摺り下地を作る。)』という建築用語について教えて下さい。
建築を知りたい
木摺りというのは、塗壁の下地として使われる幅30ミリ程度の小幅の板なんですね。
建築物研究家
そうです。木摺りは、杉などの小幅板を1センチ程度の間隔で、水平もしくは垂直に釘で打ち付けて作られます。
建築を知りたい
なるほど。木摺りは、漆喰壁やモルタル塗りの壁の下地として使われるんですね。
木摺りとは。
木摺りとは、塗壁の下地に使う幅約3センチの細い板のことです。杉などの細い板を約1センチ間隔で水平または垂直に釘で打ち付け、そこにモルタルなどを塗ります。漆喰壁の場合は、すのこの上に間隔をあけて板を柱に打ち付け、それを直接下地とします。モルタル塗りの場合は、木摺りの上にアスファルトフェルトと、メタルラスなどを貼って下地を作り、その上にモルタルを塗ります。 この場合、ラス板とも呼びます。木摺りは下地となるため外からは見えません。そのため、粗木のままで使われるのが普通です。板の裏側を外側に向けて貼るのが一般的です。板に45度の勾配を付けて貼ると、粗しと呼ばれます。京町家建築では、土壁を塗るために木摺り下地を作ります。
木摺りとは
木摺りとは、塗壁の下地に使う、幅30ミリ程度の小幅の板のことです。杉など小幅板を1センチ程度の間隔で、水平もしくは垂直に釘で打ち付け、そこにモルタルなどを塗ります。漆喰壁の場合は、すのこ上に間隔をあけて板を柱に打ち付け、それを直接下地とします。また、モルタル塗りの場合は、木摺りの上にアスファルトフェルトと、メタルラスなどを貼って下地を作り、その上にモルタルを塗りますが、この場合ラス板とも呼びます。下地となって外に見えることはないため、粗木のままで使われるのが普通です。板に45度の勾配を付けて貼ると、粗しと呼ばれます。京町家建築では、土壁を塗るために木摺り下地を作ります。
木摺りの役割
木摺りは、塗壁の下地に使う、幅30ミリ程度の小幅の板です。杉など小幅板を1センチ程度の間隔で、水平もしくは垂直に釘で打ち付け、そこにモルタルなどを塗ります。漆喰壁の場合は、すのこ上に間隔をあけて板を柱に打ち付け、それを直接下地とします。また、モルタル塗りの場合は、木摺りの上にアスファルトフェルトと、メタルラスなどを貼って下地を作り、その上にモルタルを塗るが、この場合ラス板とも言う。
下地となって外に見えることはないため、粗木のままで使われるのがふつうです。木裏を外側に向けるのが定法です。板に45度の勾配を付けて貼ると、粗しと呼ばれる。京町家建築では、土壁を塗るために木摺り下地を作ります。
木摺りの種類と用途
木摺りの種類と用途
木摺りは、その形状や用途によって、様々な種類があります。代表的な木摺りの種類をいくつか紹介します。
・平木摺り最も一般的な木摺りで、幅30ミリ程度の小幅の板を水平もしくは垂直に釘で打ち付けて作ります。漆喰壁の場合は、すのこ上に間隔をあけて板を柱に打ち付け、それを直接下地とします。
・竪木摺り平木摺りと同様に、幅30ミリ程度の小幅の板を垂直に釘で打ち付けて作ります。主にモルタル壁の下地として使用されます。
・荒木摺り平木摺りや竪木摺りよりも幅が広く、厚みのある板を使用した木摺りです。主に土壁の下地として使用されます。
・粗木摺り板に45度の勾配を付けて貼った木摺りです。主に外壁の下地として使用されます。
木摺りは、壁の下地として使用されるだけでなく、様々な用途に使用されます。例えば、屋根の下地として使用される屋根木摺りや、床の下地として使用される床木摺りなどがあります。
木摺りの施工方法
木摺りの施工方法は、壁の仕上げ材の種類や工法によって異なります。
漆喰壁の場合は、木摺りの上にすのこを打ち付け、その上に漆喰を塗ります。すのこは、木摺りの間に隙間ができるように、1センチ程度の幅で打ち付けます。
モルタル壁の場合は、木摺りの上にアスファルトフェルトと、メタルラスを貼って下地を作り、その上にモルタルを塗ります。アスファルトフェルトは、湿気を遮断する役割があり、メタルラスは、モルタルのひび割れを防ぐ役割があります。
木摺りの施工は、大工が行います。木摺りを水平または垂直に打ち付ける位置を決め、釘で打ち付けます。木摺りを打ち付ける間隔は、壁の仕上げ材の種類や工法によって異なります。
木摺りは、壁の仕上げ材の下地となる重要な部材です。木摺りがしっかり施工されていないと、壁にひび割れが発生したり、剥がれたりすることがあります。
木摺りの注意点
木摺りの注意点は、土やモルタルによる壁の下地材として使用される薄い木製の板に適用されます。木摺りは、壁の強度を高め、ヒビ割れや歪みを防ぐのに役立ちます。木摺りは、壁の下地材として使用されるため、外から見えることはありません。そのため、粗木のまま使用されるのが一般的です。最も使用される木摺りは杉ですが、ヒノキや松などの木材も使用されます。
木摺りは、水平または垂直に柱に打ち付けられます。釘の間隔は、1センチ程度が適切です。木摺りの厚さは、通常30ミリ程度です。漆喰壁の場合は、すのこ上に間隔をあけて板を柱に打ち付け、それを直接下地とします。モルタル塗りの場合は、木摺りの上にアスファルトフェルトと、メタルラスなどを貼って下地を作り、その上にモルタルを塗ります。この場合、ラス板とも呼ばれます。木摺りに勾配を付けて貼ると、粗しと呼ばれます。京町家建築では、土壁を塗るために木摺り下地を作ります。