土壁

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建材と資材について

建築用語「藁すさ」とは?種類や役割を解説

藁すさの役割藁すさは、主に土壁のひび割れ防止のために使用されます。土壁は乾燥すると収縮してひび割れが生じやすいため、そこに藁を入れることで補強してひび割れを防ぎます。また、藁は保水の働きもあるため、土壁の乾燥を防いでくれます。さらに、藁を切った物をそのまま入れる荒すさと、藁を揉んで入れる揉みすさでは、補強の仕方に違いがあります。荒すさは全体を補強するのに対し、揉みすさは部分的に補強するため、土壁のひび割れを分散させる効果があります。これにより、土壁のひび割れを防ぎ、美観を保つことができます。
住宅の部位について

茶室の炉とは?使い方や構造、種類について

とは、茶室において、湯を沸かすための設備であり、畳敷きの一部を箱形に切り込んだ穴部分のことである。炉壇、炉縁、炉蓋からなり、大きさは、炉縁の外法で京間畳の場合は1尺4寸(424mm)角が標準で、深さは45cm程度である。は、通常、茶道の世界では、冬から春にかけて使用される。畳の下にある炉壇は、銅板や石製、陶板製などさまざまな種類の素材がある。特に内側に土壁が塗られた本炉壇は最高級品とされ、専門職の炉壇師と呼ばれる熟練した職人により手がけられる。毎年一回行われる炉開きには、土壁の部分を塗り替える決まりがあり、左官職人か炉壇師が携わるほどである。ただし、最近は手入れが楽なステンレス製も若い世代を中心に人気が高い。
住宅の部位について

寝殿造りの特徴『塗籠』

塗籠の歴史と由来塗籠は、寝殿造りの屋内で土壁によって覆われた個室のことである。閉鎖的な空間で、木部になっている外壁まで土壁で覆ってしまう工法で作られることから、塗籠と呼ぶ。平安時代に成立した住宅様式である寝殿造りであり、貴族の住宅様式に見られる。当初は寝室として利用されることから始まっていったが、平安時代中期以降には寝室としては使われなくなっていった。もともと、土で厚く塗った壁に囲まれていた小さな部屋のことが塗込だったことから、塗籠になったと言われる。民家でも利用されていくことになったが、寝室としては使われなくなっていき、衣類や調度品を収納するという目的も薄れていった結果、納戸として変化していくことになった。
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聚楽壁の魅力と施工方法を解説

聚楽壁とは、和風建築の代表的な土壁の一種です。京都西陣にある、太閤秀吉が建てた聚楽第跡地付近から産出する聚楽土を用いて仕上げます。しかし、聚楽土は産出する山が特定できず希少なため、似せて仕上げた壁も「聚楽壁」と呼称されます。様々な歴史的建造物やお茶室にも使用され、上品で風情のある和室の壁となります。聚楽壁は、竹と貫を格子状に編み込んだ下地に粗塗り、中塗り、上塗りを重ねて仕上げます。この上塗り部分に聚楽土を使用します。上塗り部分は厚さ2mmで仕上げなければならず、少しでも傷やムラが入るとすべて塗り直すことになります。聚楽土に鉄分を加えて仕上げると、独特の模様が出て豪華さと上品さを出した「聚楽壁」となり、少し粗い砂を入れると、自然な風合いを出した「聚楽壁」となります。
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木摺り – 壁塗りのための大事な下地

木摺りとは、塗壁の下地に使う、幅30ミリ程度の小幅の板のことです。杉など小幅板を1センチ程度の間隔で、水平もしくは垂直に釘で打ち付け、そこにモルタルなどを塗ります。漆喰壁の場合は、すのこ上に間隔をあけて板を柱に打ち付け、それを直接下地とします。また、モルタル塗りの場合は、木摺りの上にアスファルトフェルトと、メタルラスなどを貼って下地を作り、その上にモルタルを塗りますが、この場合ラス板とも呼びます。下地となって外に見えることはないため、粗木のままで使われるのが普通です。板に45度の勾配を付けて貼ると、粗しと呼ばれます。京町家建築では、土壁を塗るために木摺り下地を作ります。
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伝統的な和室の壁作りに欠かせない「小舞」

小見出し「小舞とは」伝統的な日本建築における壁の下地のことを小舞と呼びます。小舞は、柱と柱の間にヌキを貫通させ、竹を縦横に格子状に編み込んで作られます。竹の代わりに、わらやシュロ縄を使用する場合もあります。小舞は、土壁の下地として使われ、壁に強度と断熱効果を与えます。小舞の上に荒壁を塗り、むら直し、中塗りをして、伝統的な日本の壁が完成します。この壁のことを小舞壁または小舞土壁と呼びます。
建材と資材について

伝統と現代が融合する「土壁」の世界

土壁とは、土を使って作られた壁、また日本の伝統工法により作られた壁のことである。左官材のひとつで、色土にすきや砂を加えて水で練った物を上塗りに使った壁である。日本の伝統工法によって作られた土壁は、「塗壁」「日本壁」「左官壁」とも呼ぶ。種類は聚楽や漆喰壁、珪藻土、錆土、浅葱土などがある。使用する仕上げ用の土色によって、「聚楽壁」「錆壁」「大津壁」などとも呼ばれる。柱間に貫などと通して、「木舞(こまい)」と呼ばれる格子状の枠にわらなどを加えた土を塗り重ねた壁を指すことが多い。しかし最近では一見似た仕上げの合成品も代用としてクロスが多用されている。寺院建築とともに技術が伝わり、日本建築で広く用いられている。
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塗壁 – 日本伝統の左官仕上げ

塗壁とは、壁の左官仕上げのことです。土壁や漆喰、モルタル、ブラスターなどの仕上げがあります。乾式工法は、ボードなど乾燥した材料を壁に貼り付けるため、区別して考えられます。乾式工法に比べ、施工する職人の技量が仕上げにはっきりと出てくることから、仕上がりに差が出てきてしまうこともあります。湿式工法となるため、施工に時間がかかり、乾燥もさせなければなりません。完成までにかかる工数が多くなることから、費用も高くなりがちです。代わりに剥がれ落ちたりしたときでも補修がしやすく、部材ごと交換する必要はありません。多孔質である珪藻土のような天然素材を使うこともできるため、室内環境を整えることもできるというメリットもあるのです。
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建築用語『大津壁』徹底解説!

大津壁とは、日本壁のひとつである土壁仕上げの一種です。 大津壁という名前は、滋賀県の大津付近でとれる土を使用したことによるものです。大津壁は、石灰に色土と、すさを混ぜた物で、中塗り後に灰土を塗り、その上に色土と消石灰、麻すさ、または紙すさを水捏ねした上塗り材を塗り付ける高級仕上げです。平滑な仕上げ面が漆喰塗やプラスター塗りに似ています。大津壁は、漆喰に比べると黄変などが出にくいという特徴を持ちます。紙すさを使用せず、コテでおさえて仕上げる並大津、磨き前の工程として塗り材をしみこませた布で壁面を湿らせる大津磨きがあります。また、糊を使用していないために、内壁、外壁どちらにも使用できます。
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