建築用語『根切り』とは
建築物研究家
建築用語『根切り』とは、建物の基礎や地下室などを造る場合に、地盤面下を掘削して、所要の空間を造ることです。「根伐り(ねぎり)」と書くこともあります。
建築を知りたい
根切りの掘削の形にはどんな種類があるんですか?
建築物研究家
根切りの掘削の形には、「布掘り」「総掘り」「壺掘り」などがあります。
建築を知りたい
布掘り、総掘り、壺掘りの違いは何ですか?
根切りとは。
根切りとは、建物の基礎や地下室などを造る際に、地盤面下を掘削して、必要な空間を造ることです。根伐り(ねぎり)とも表記されます。
根切りの方法は、掘削の形によって、布掘り、総掘り、壺掘りなどに分けられます。布掘りとは、底部の一部を帯状、もしくは布状に根切ることです。総掘りとは、構造物の底部全面を根切ることです。
根切りを行う際には、周囲の地面の崩れを防ぐために、周囲を崩れない程度の斜面にして根切ったり、山留め壁という壁状の工作物を側面に造って根切ったり、地表で構造物を造って、その底部を根切り沈設するケーソンという方法などが使用されます。
根切りをした際の底の水平面のことは「根切り底」と呼ばれます。雨の日を避けて根切りを行うのが一般的です。
根切りの種類
根切りの種類
根切りの種類には、布掘り、総掘り、壺掘りの3つがあります。布掘りは、底部の一部を帯状、もしくは布状に根切ることです。総掘りは、構造物の底部全面を根切ることです。壺掘りは、構造物の底部の一部を壺状に根切ることをいいます。
また、周囲の地面の崩れを防ぐために周囲を崩れない程度の斜面にして根切る方法や、山留め壁という壁状の工作物を側面に造って根切る方法などがあります。また、地表で構造物を造って、その底部を根切り沈設するケーソンという方法もあります。
根切りの目的
根切りの目的とは、建物を安全かつ安定して建設するために、地盤を所定のレベルまで掘削し、基礎や地下室を造るための空間を確保することです。根切りによって、地盤を支持基盤まで掘り下げ、建物の重量を地盤に均等に分散させることができます。また、建物の基礎を適切な深度に設置することで、地盤沈下や建物の傾きを防ぐことができます。さらに、根切りによって、地下室やその他の地下空間を確保することができ、建物の機能性を高めることができます。
根切りの方法
根切りの方法は、掘削の形によって「布掘り」「総掘り」「壺掘り」などに分けられます。
「布掘り」とは、底部の一部を帯状、もしくは布状に根切ることです。
「総掘り」とは、構造物の底部全面根切ることです。
周囲の地面の崩れを防ぐために周囲を崩れない程度の斜面にして根切る方法や、山留め壁という壁状の工作物を側面に造って根切る方法、また地表で構造物を造って、その底部を根切り沈設するケーソンという方法などが使用されます。
根切りをした際の底の水平面のことは「根切り底」と呼びます。
雨の日を避けて根切りを行なうのが普通です。
根切りを行う際の注意点
根切りを行う際の注意点
根切りは土を深く掘削する作業なので、安全面と品質を確保するために注意が必要だ。まず、作業中は周囲を囲い、立ち入り禁止にしておくこと。これは、工事現場での事故やケガを防ぐためである。また、根切りによる土の崩落を防ぐためにも重要である。次に、雨の日を避けて根切りを行なうこと。雨の日には土がぬかるんで不安定になり、崩落や陥没のリスクが高まる。さらに、根切り底を水平にすること。根切り底が水平になっていないと、建物の基礎が不同沈下する可能性がある。最後に、根切り底を転圧すること。転圧することで土を固め、建物の基礎が不同沈下するのを防ぐことができる。