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建築の基礎知識について

建築用語『劣化対策等級』の種類と施工方法

劣化対策等級」とは、住宅性能表示制度によって定められた、耐久性の等級のことである。住宅の構造部分に用いられる木材のシロアリ対策や腐朽、鉄筋のさびなどに対する対策の程度を示している。等級は1〜3で表示され、等級1は、建築基準法に定める対策がなされている場合に付けられる。等級2はさらに約50〜60年は大規模な改修工事が不要であると判断された場合に、そして等級3は約75〜90年間大規模な改修工事が不要と判断された場合に付けられる。ただし、この場合の大規模な改修工事とは、鉄筋コンクリートを取り換えるといったレベルの工事をさす。劣化対策等級は、鉄筋を覆うコンクリートのかぶり厚さと、コンクリート打設時の水セメント比が大きく関係している。
建材と資材について

化粧貼り構造用集成材の活用

構造用集成材とは、厚さ2センチ程度のラミナと呼ばれるひき板を数枚接着したものです。一般的な無垢材に比べ反りや割れが少なく、強度と品質が安定しているため、柱や梁など、建物の構造部材として広く使用されています。また、集成材は製材過程で品質が均一になるように加工されているため、無垢材に比べて狂いが少なく、長期間にわたって安定した性能を維持することができます。構造用集成材は、積層するラミナの枚数や厚さ、接着剤の種類によって、強度や品質が異なります。一般的に、積層数が多く、ラミナが厚いほど強度が高くなります。また、接着剤の種類によっても強度や耐久性が異なるため、用途に合わせて適切な接着剤を選択する必要があります。構造用集成材は、主に木造建築物の構造部材として使用されます。柱、梁、桁、垂木など、さまざまな部材に使用することができ、木造住宅のみならず、木造公共建築物や木造オフィスビルなど、さまざまな木造建築物の建設に使用されています。
建築の基礎知識について

建築用語『原寸図』とは?

建築業界で原寸図とは、実物大の寸法で描かれた図面のことです。 縮尺は一分の一になります。原寸図は、現寸図とも呼ばれます。規模が大きい部材を制作する場合は、あらかじめ原寸図や原寸模型を作成して検討します。現場では合板などに描くこともあります。鉄骨造の建築では必ず原寸図を描くため、鉄骨の寸法があっているかを確認する原寸検査を行います。原寸図を描く場所を原寸場と呼び、鉄骨工場の中二階などにあることがよくあります。通常の施工時には、100分の1などに縮小された図面から寸法を読み取り、部材に墨付けを行なっていきます。しかし、この際に読み取れない部分が生じることも多々あります。その場合、分かっている寸法だけで原寸図を描き、不明な寸法を求めるという用途で原寸図が使われます。
住宅の部位について

李朝の家具『パンダジ』とは?

パンダジの特徴には、前面の板が上下で分かれていて、上部が開閉できるという点が挙げられます。また、さまざまなサイズのものが作られており、簡単に持ち運べるものから、1mを超えるような幅を持つものまであります。天板部分に棚が付けられているものもあり、非常に豪華な作りになっているものもありました。強度的にも高く作られており、松やケヤキが使われ、金具には拍動や真鍮といったものが使われていました。地域によって違いが見られるのもパンダジの特徴です。
住宅の部位について

親柱とは?

建築用語『親柱』とは、生垣や竹垣などで、一定の間隔を保って地面に打たれている太い支柱のことです。親柱は、生垣や竹垣を支える重要な役割を果たしており、生垣や竹垣が倒れたり、歪んだりするのを防いでいます。また、親柱は、生垣や竹垣の美観を高める役割も果たしており、生垣や竹垣にアクセントを加えることができます。親柱は、一般的に、木や竹、金属などの材料で作られています。木製の親柱は、自然な風合いがあり、生垣や竹垣と調和しやすいのが特徴です。竹製の親柱は、耐久性が高く、腐食しにくいのが特徴です。金属製の親柱は、強度が高く、錆びにくいのが特徴です。
建築の基礎知識について

アールデコ建築の特徴と代表的な例

アールデコは、19世紀末から20世紀にかけて流行した、幾何学模様を中心としたアートデコラティブ(装飾芸術)のことです。 アールデコ様式は、建築、家具、ファッションなど、さまざまな分野で取り入れられました。アールデコの起源は、1925年に開催されたパリ万国博覧会にあります。この博覧会で、フランスの建築家、エミール・ジャクリーン・ルフォーが設計したパビリオンが、アールデコ様式の代表的な建物として知られています。ルフォーのパビリオンは、幾何学的な模様と鮮やかな色彩で装飾された、斬新なデザインでした。このパビリオンは、多くの来場者に衝撃を与え、アールデコ様式が世界中に広まるきっかけとなりました。アールデコは、その後の1930年代にかけて、アメリカを中心に流行しました。アメリカでは、クライスラービルやロックフェラーセンターなど、アールデコ様式の代表的な建築物が数多く建設されました。これらの建物は、その斬新なデザインで、人々を魅了しました。アールデコは、1930年代後半から1940年代にかけて、次第に衰退していきました。しかし、近年になってアールデコ様式が再び注目を集めており、アールデコ様式の建物や家具などが復刻されています。
住宅の部位について

鰹木の豆知識

鰹木の役割とは?鰹木は、神社建築などで、棟の上に並べられている木材のことです。棟木に対して直角に装飾されており、鰹節に似ていることから鰹木と呼ばれています。棟の針目を覆うための物で、雨の浸食を防ぐ、あるいは補強するために使われていました。しかし、次第に装飾化していき、現在のかたちになりました。また、高貴人の宅に使われていたことから、シンボル化されて神社でも使われるようになりました。古墳時代にも使われていたことが、今城塚古墳から出土していた埴輪から見て取れます。屋根の両端で交差した部材は千木と呼ばれ鰹木とともに使われました。千木は、先端を切りそろえずにそのまま使った名残ではないかと推測されています。海外でも千木は見られることから、起源は太古までさかのぼると考えられています。
建築の基礎知識について

アンドレ・パラディオ〜その建築用語と作品〜

アンドレ・パラディオは、ルネサンスを代表する建築家で、1508年にイタリアのパドゥヴァで生まれました。古代建築を研究し、その規範を現代建築に適用することで、ルネサンス建築に大きな影響を与えました。パラディオは、古代の建築書や遺跡を研究し、その知識を自身の建築作品に反映させました。特に、古代ローマの建築家、ウァルヴィトリウスの「建築十書」を重視し、その中で述べられている建築の原理を基に、独自の建築様式を確立しました。パラディオの建築様式は、左右対称のファサード、古典的なオーダー、三角ペディメント、アーチ、ヴォールトなど、古代ローマの建築を模した特徴で知られています。また、彼は都市計画にも関わり、ヴィチェンツァ市内の広場や街路を設計しました。パラディオは、16世紀のイタリアで最も重要な建築家の一人と考えられており、その作品は世界中に影響を与えました。特に、イギリスの建築家、イニゴー・ジョーンズクリストファー・レンは、パラディオの作品を参考にして、イギリスのルネサンス建築の発展に貢献しました。
建材と資材について

砕石コンクリートとは?特徴とメリット

砕石コンクリートとは、粗骨材に人工骨材である砕石を使っているコンクリートのこと。川砂利を使った粗骨材は手に入りにくくなったことから、使われることが多くなった。粗骨材は、コンクリートの強度に大きく影響することになるため、耐久性や形状、粒度が安定していることが求められる。接着性も重要なポイントになってくるため、砕石のもつ表面積が重要である。粒度も安定させられるため、活用される機会が増えた。川砂利に比べて付着がよく強度は15%以上高まることが一般的である。砕いた骨材であるため川砂利のように角が丸まっておらず、角張っていることから、作業性を考えると劣ってしまう。
住宅の部位について

唐破風とは?その歴史と特徴を一挙解説

唐破風とは、中央部を凸型に、両端部を凹型の曲線状にした破風のこと。 破風とは、東アジアに広く分布する屋根の妻側の造形のことであり、切妻造や入母屋造の屋根の妻側にも取り付けられている。破風は、妻側の垂木や母屋、桁の部材の先端部分を隠すために取り付けられる板、またはその部位のことをさす。形状によって名称が変化する。

唐破風は日本特有の破風形式で、平安時代にはすでに同様のものがあったと考えられており、現存する最古のものと考えられているのは、鎌倉時代に建てられた出雲建雄神社の拝殿だ。古いものは勾配が緩やかで、新しいものほど急である。神社建築や城郭建築、近世の寺院などに多く見られる様式であり、装飾性が高い。
建築の施工について

建築用語『目地割り』について

目地割りとは、タイルやレンガ工事において、目地の位置を決め、美しく納める作業のことだ。 「タイル割り」とも呼ばれる。目地割りの目的は、未満の半端が出ないように、また左右対称となるように、目地巾をあらかじめ計算して割り付けることである。タイルの場合、一般的には大きさの表示は目地の幅を含めたサイズだ。例えば、100角タイルと表示されている場合、目地巾が4ミリで、実際のタイルが96mmということになる。これを基に、床や壁に貼る際に、中央から貼るのか、端から貼るのかなどの貼る順番を決める。また、中途半端な隙間がでないよう、もしくは目立つところにカットした小さなタイルが入らないよう、事前にどんな状態になるのかを検討するのが、目地わりである。
建築の設計について

建築用語『CAD(キャド)』とは?

CAD(キャド)とは、設計や製図をコンピューターで行うシステムのことであり、Computer-Aided Design(コンピューター支援設計)の略です。近年、建築設計用として普及していますが、システムキッチンなどの設備図面の作成にも広く使用されています。設備図面の作成だけでなく、グラフィック機能を活かして3次元(3D)表示し、商品キッチン空間視覚的に確認することができます。そのため、顧客へのプランニングプレゼンテーションにも使用されています。2次元CADの利点は、定規コンパスの代わりに手軽に使えることです。一方、3次元CADは、設計中のものをさまざまな角度から眺めたり、それを印刷出力したりすることができます。
建材と資材について

フロート板ガラスとは

フロート板ガラスの製造方法は、基本的には、ガラスを溶かして液体状にして、その上から専用の金属を流し込んで成型する方法である。金属はガラスよりも重いので、ガラスの表面に均一に広がり、ガラスと金属の間に空気の層ができる。この空気の層が、ガラスに歪みを生じさせないようにする。成型されたガラスは、冷却されて固められる。フロート板ガラスの製造方法は、単純なように見えるが、実際には非常に繊細なプロセスである。ガラスの温度や金属の種類、流す速度などを厳密に管理しなければ、良質のフロート板ガラスを製造することはできない。
住宅の部位について

断熱ドアで快適な住まいを

断熱ドアとは、断熱を目的としたドアのことです。開口部となるドアは、壁に比べると断熱効果が薄いものです。そこで、扉の厚みを厚くした上で、断熱材を充てんさせている断熱ドアを使い、熱を逃がさないようにします。これにより、冷暖房効率を高めることが目的となります。扉の開口部を設けて窓を設置する場合には、複層ガラスにすることによって、効果を下げることなく利用することが可能になります。断熱ドアの枠に関しても、樹脂製の物を利用するなど配慮をしていく必要があります。これによって、防霜対策も取ることができるようになっていきます。結露を防いでいくことにより、住宅全体の寿命も延ばすことができます。高断熱住宅を目指す場合には、決して欠かすことができない部材だと言えるでしょう。
建材と資材について

建築用語『SUS』の基礎知識

SUSとは、スチールユースステンレスの略で、ステンレスのJISでの略号です。 ステンレスは、鉄を主成分(50%以上)とし、クロムを10.5%以上含んでいる合金鋼です。ステンレスは、耐食性に優れ、錆びにくい金属として知られています。これは、鉄にクロムやニッケルが含まれており、特にクロムが表面に薄い酸化被膜を形成して、周辺環境と反応しにくくなるためです。ステンレスは、「ステンレス鋼」「ステンレススチール」「ステン」「不銹鋼」などとも呼ばれます。「ステン」は「汚れる、錆びる」という意味で、「レス」は「〜しない」という意味です。ステンレスは、非常にサビにくい金属であることから、この名が付けられました。
建築の工法について

ソーラーハウスの魅力と工夫

ソーラーハウスとは、太陽光からエネルギーを得て活用している住宅のことです。太陽光発電を含め、エネルギーを様々な形に変換して利用しています。人工的に作り出されるエネルギーではなく、自然エネルギーを活用する方法で、太陽の熱エネルギーを有効活用しています。そのため、構造や間取りにも工夫がみられ、エネルギーを受けられやすいように方位にも工夫がみられます。機械を使い、積極的にエネルギーを集め、効率化していく方法をアクティブソーラーと呼びます。逆に自然風なども取り入れながら使っていく方法のことを、パッシブソーラーと呼び区別していますが、ソーラーハウスでは、この両者の特性をうまく活用していくことが効率化につながります。
関連法規について

壁量計算とは?法律、計算方法、耐震設計への影響を徹底解説

壁量計算とは、建築基準法に定められている方法のことで、必要な壁量を満たしているかどうかを知ることができます。壁量計算は、各階の床面積に対して様々な係数をかけて求めることができますが、特に材質や壁の長さ、厚さといったことに関して大きな影響を受けることになります。壁量計算を行う目的は、耐震性に優れた建物を設計するためです。また、壁量計算によって、現在必要な壁量を求めることができますが、設計時に行うことで、耐震的にも確かな設計にすることが可能です。また、たとえば改修時に求める場合には、単純に設計上の数値だけでは求められないようなことも出てくることがあります。特に経年劣化といった問題は、耐震設計上大きな影響を与えることになります。そのため、耐震改修を行なっていく場合には、建設時期を十分に考慮したうえで計算していかなければなりません。
住宅の部位について

根がらみとは?木造建築の床の強度を強固にする部材

根がらみとは、床束を固めるために用いられる横木のこと。 倒れたりしないように組まれた部材のことだ。束自体に貫通させるのではなく釘で留めることが多いのは、断面欠損を避けるためであり、その多くに貫材が使われるため根がらみ貫と呼ばれる。床束間に相互に渡して用いるが、これだけでは体力不足になる束が高い状態の場合、筋交いをかねることもあるほど重要になることもある。根がらみは、かつては床下が高かったため、必要不可欠な存在であった。しかし、だんだんと床が下がってきているため、使用の頻度は減少傾向にある。これは、独立基礎だったために高くされていったが、床下にはコンクリートが打設されるようになったことで、床が下がり使う必要自体がなくなったことが原因だ。
その他

建築用語『コンピュータグラフィックス』〜CGの魅力〜

コンピュータグラフィックスとは、コンピュータを利用して図形を生成・処理する技術のことです。コンピュータに内蔵されているグラフィックボードと呼ばれる専用ハードウェアを使用して、3Dグラフィックスや動画などのビジュアルコンテンツを作成・編集・表示します。コンピュータグラフィックスは、映画、テレビ、ゲーム、アニメーション、建築、医療、製造業など、さまざまな分野で使用されています。また、プレゼンテーションや広告、マーケティング、教育などにも広く活用されています。コンピュータグラフィックスの技術は、日々進化しています。よりリアルで高品質なビジュアルコンテンツを作成・表示できるようになり、私たちの生活に大きな影響を与えています。
建築の基礎知識について

布基礎とは?木造住宅に多く使われている基礎の種類をわかりやすく解説

『布基礎の特徴とは?』布基礎は、木造住宅の基礎として多く用いられる基礎工法です。その特徴として、まず施工が簡単で工期が短いということが挙げられます。布基礎は、連続して設けられた帯状の基礎であるため、ベタ基礎のように全ての地面にコンクリートを打設する必要がありません。そのため、施工が容易で工期を短縮することができます。 또한, 두 번째로 비용이 적게 든다는 것입니다. 기초를 붓는 데 사용되는 콘크리트의 양이 베타 기초보다 적기 때문에 비용이 적게 듭니다. 마지막으로, 환경 친화적이라는 점입니다. 布基礎는 토양을 최소한으로 교란하기 때문에 환경 친화적입니다.
建築の基礎知識について

建築用語『競争見積り』とその注意点

建築の世界では、「競争見積り」という言葉がよく使われます。「競争見積り」とは、条件を同じくし、複数の企業から競争させるために見積もりを取ることです。現在では「競争見積り」と呼ぶことは少なくなり、「相(あい)見積もり」と呼ぶことが一般的です。「競争見積り」には、二つの方法があります。一つは、あらかじめ業者に知らせる方法です。もう一つは、知らせない方法です。あらかじめ知らせることで、競争の原理を生み出し、受注したいと考えているのであれば、安価な見積もりを引き出すことが可能です。しかし、デメリットとして、安価な材を多数入れたりすることになり、目指すものができないことがあります。一方、知らせずにおくと、その業者が上げたい利益も含めて判断できるため、相場的な部分が見えるというメリットがあります。しかし、実際に条件をそろえて初めて価値が出るため、建築として考えると難しい部分が多いのが実情です。単純に比較することができなくなるのは、内容が異なってしまうためです。
関連法規について

【建築用語解説】法22条地域

法22条地域とは、建築基準法の22条に定められた地域のこと。 この地域は、防火地域及び準防火地域以外の市街地において、火災による類焼の防止を図る目的から定められた。こうした地域においては、建築物の屋根を不燃材で葺くなどの措置をとる必要がある。この場合には、屋根を不燃材用の瓦、彩色セメント系スレート板、その他の不燃材料にしなければならない。法22条地域では建築に関する制限はそれほど厳しくないが、火災に対する対策としてより厳密な規制が設けられている防火地域や準防火地域では建物の工法や階数、面積などの制限が厳しい。特に防火地域では、すべての建築物を耐火建築物または準耐火建築物にしなければならず、小規模であっても木造の建築物を建てることはできない。
その他

アートシアターの魅力と歴史

アートシアターとは?アートシアターとは、芸術性の高い映画や前衛的、実験的映画の専門上映館のことである。一般的に、商業映画館では上映されないような作品を上映している。アートシアターは、映画芸術を支える重要な存在であり、映画文化の発展に貢献している。アートシアターは、1950年代にアメリカで生まれた。当時、ハリウッドの商業映画に飽き足らない映画ファンたちが、芸術性の高い映画を求めて集まり、上映会を開催するようになった。これが、アートシアターの始まりである。アートシアターは、やがてヨーロッパにも広まり、1960年代には、世界中にアートシアターが誕生した。日本では、1970年代にアートシアターが誕生し、現在では、全国各地にアートシアターが存在する。アートシアターで上映される作品は、商業映画とは一味違う。芸術性の高い作品が多く、映画監督の個性が強く反映されている。また、前衛的、実験的な作品も数多く上映されている。アートシアターは、映画ファンにとって、新しい映画との出会いの場となっている。
建材と資材について

建築用語『瓦桟』

瓦桟(かわらさん/かわらざん)とは、瓦を野地板にとどめている桟のことです。この桟に瓦を引っ掛けることで瓦を屋根に固定しています。葺き土を使用しない瓦葺きを行なうことが可能です。瓦屋根では、瓦自体は半永久的にもちますが、瓦桟は木製で腐ってしまうことから、葺き替えが必要になります。このためなるべく腐食に強い、杉の赤身などの木材が選ばれることが多いです。流れ尻には、瓦の厚さの分だけ厚い部材を使用します。縦に胴縁を流した上に、十文字に交差するように瓦桟を固定すると、雨が瓦桟で止まらないために腐食しにくくなります。近年では木材だけでなくある無声の桟木も市販されていて、耐久性も向上しています。瓦桟の取り付けなどは大工が行ない、瓦の取り付けは瓦屋が行なっています。
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