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建築の基礎知識について

ピン構造とは?その特徴とラーメン構造との違いを解説

ピン構造とは、部材と部材をピンで接合する構造のことです。 部材が相互回転可能となるため、トラスの節点もピン構造の一種です。昔からある伝統工法である在来工法も、数多くの柱と梁をほぞで接合しているため、本来はピン構造だと言えます。ただし、そのままでは接合部分が動いてしまうため、筋交いを入れて動かないようにするなどの工夫が必要です。一方、ラーメン構造は接点を剛構造としている構造で、鉄筋コンクリートなどが代表例です。ラーメン構造は、ピン構造と比べて簡単に動くことはなく、動き出せば壊れてしまうというところが大きな違いであり、耐力の違いが重要になってきます。ピン構造では、動きを制限させるために筋交いが必要となりますが、剛構造であるラーメン構造には基本として必要ありません。
建材と資材について

建築用語『矩尺』とは?

矩尺には、2つの意味があります。1つ目は、目盛りがなく、形が直角に曲がった物差しで、大工職などで使われるものです。さしがねの前身であり、現在では「差し金(さしがね)」の別名であり、「曲尺(かねじゃく)」の漢字が使われることも多いです。「かねざし」「まがりがね」とも呼ばれます。ステンレス製でL字型になっており、表側は表目と呼ばれる通常のセンチ、メモリか尺目盛りがあり、裏側の長手には表目に約1.4掛けた裏目が刻んであり、裏側の短手には表目を円周率で割った丸目があります。基準や切断を示すための印を付ける墨付けのために使い、裏目と表目の両方を使って、様々な角度での表現が可能です。2つ目の意味は、長さの単位です。単に尺とも言い、1尺は10/33メートルです。
建築の基礎知識について

建築用語「寸」の意味と使い方

「寸」とは、尺貫法による長さの単位であり、1891年に制定された度量衡法によると、1寸は1/10尺、1/33メートル、つまり約3.03センチメートルに相当します。 古代中国発祥の単位で、日本では大宝令以前から使用されており、元々は親指を当てたくらいの長さとされてきました。平安時代には「す」と書かれ、古代文献では訓で「き」と呼ばれることもあります。日本では成人男性の身長がだいたい尺台(約150センチメートル〜180センチメートル)だったため、身長を言う際、5尺を省略してその下の寸だけを言うのが慣習でした。例えば、「身長6寸」と言うと5尺6寸という意味です。また、勾配を表す際にも1尺に対する垂直方向の長さを寸を用いて表していました。さらに、長さや寸法やごく短い、またはごく少ないという意味もあります。
住宅の部位について

逆転プランとは? そのメリットとデメリット

逆転プランとは、通常とは逆のことを行うプランのことです。建築では、一戸建て住宅で用いられることがあります。通常、2階建てを建てる場合、リビングは1階になりますが、逆転プランでは2階に持っていきます。このプランの目的は、空間の利用と制限にあります。都市部では、低階層にうまく日が当たらないことが多いです。そこで、上階に持っていくことによって、窓も大きく取ることができ、空間として開放感も高まります。
建材と資材について

建築用語解説:H形鋼

H形鋼とは、H型の断面を持つ形鋼のことです。 他の形鋼に比べると、重量当たりの曲げ剛性や曲げ強度である断面効率が優れているという特徴があります。H形鋼は、道路網の整備や建物の高層化、都市の再開発、土地の造成などに使用される建設資材です。 建物、船舶、橋梁などに用いられる構造材用と建築物、高速道路、橋梁、岸壁などに用いられる基礎杭用に分けられます。垂直ロールと水平ロールからなるユニバーサル圧延機で作られます。H形の横の部分は「ウェブ」縦2本の部分は「フランジ」と呼びます。 1960年代に日本での生産が始まり、1968年に竣工の霞が関ビルで語句圧のH形鋼が大量に使え荒れたことをきっかけに普及しました。
建材と資材について

塗膜防水とは?メリットや種類を解説

建築分野では、「塗膜防水」は、下地に液体の防水材料を塗布し、被膜を形成させて防水する方法を指します。材料としては、ウレタン、エポキシ樹脂などが用いられます。塗膜防水は、屋根、外壁、地下などあらゆる箇所に使用することができ、建物全体を防水するのに適しています。また、ガラス繊維を入れることで強度を高めたり、弾性を持たせることで階下への衝撃音を緩和することも可能です。防水処理には、塗膜防水の他に、シート防水やステンレス防水などの工事方法もありますが、塗膜防水は防水面に継ぎ目が発生せず、シートでは防ぎきれないような細かい箇所にも防水処理を施せる点がメリットです。ただし、耐久性や臭いの違いは、ウレタンやアクリルなどの主原料となる樹脂の違いによるものであることに注意が必要です。
建材と資材について

建築用語『甲板』とは?

船の甲板は、船の上部にある鉄板や木板を張り詰めた床のことを指します。一方、建築用語の甲板は、テーブルをはじめ机や棚などの上面の広い板のことを指します。また、「甲板」とは、船の上部にある鉄板や木板を張り詰めた床のことを言うが、建築用語では、テーブルをはじめ机や棚などの上面の広い板のことを指す。床の間などに貼られた板は地板と言って、フローリングなどの幅の狭い板も甲板とは表現しません。甲板は、天板、テーブルトップ、トップボードとも呼ばれ、天然木の一枚板や集成材、突き板などが使用されます。甲板の端部分の処理の仕方によって複数の種類があります。「両耳付き」「片耳付き」「耳なし」などだ。また、システムキッチンに使われる甲板の場合には、クックトップやワークトップとも表現され、ステンレス、人造大理石、天然石、集成材、タイルなどの多様な材質が、各々の特徴を生かして使われています。
建築の基礎知識について

建築用語『隣棟間隔』って何?

隣棟間隔とは、建築物相互の内法(うちのり)間隔のことです。日照や視界、採光の確保、火災などの災害に関する安全性、プライバシーの確保などを考慮して決定されます。建物を建築する際は、原則として敷地境界線から50cm以上離さなければなりません。ただし、建築基準法の規定により、準防火地域内や防火地域で、外壁を耐火構造とする場合、境界線に接して建てることが許可されます。また、建物の高さに対する敷地境界からの後退距離の比率が30%以上の場合、建物の高さに対する後退距離または隣棟間隔の比を求め、その値で評価することとしています。2棟以上の建物がある場合には、建物の高さに対する隣棟間隔の比率が30%以上といった場合も同様です。
建材と資材について

パーケットフローリングとは?特徴や施工方法を解説

パーケットフローリングとは、木片を寄せ集めて作られたフローリングのことです。寄木張りやモザイクパーケットとも呼ばれます。市松模様やヘリンボーンなどがよく見られる形式ですが、市松模様でも、ストレート柄で組むか、風車柄で組むかによって雰囲気が大きく異なります。日本では、明治以降の洋館建築で使われ始めました。パーケットフローリングは、同じ樹種でパターンを作る場合と、異なる樹種や色の素材を用いてパターンを作る場合があります。また、オリジナルのパターンを作ってそれを並べることも可能です。実際に施工する際には、1ピースずつフローリング材を並べていく場合と、モザイクパーケットのようにすでにひとつの模様が出来上がっている物を並べる場合があるでしょう。
建材と資材について

低発熱コンクリートと建築業界

低発熱コンクリートとは、コンクリートが水和反応で発する熱を低減させたコンクリートのことです。 コンクリートは、硬化するために水和反応が必要となります。この際に、応力が発生しひび割れが出てしまうことが多いです。そこで、低発熱コンクリートにすることによって、厚みを持たせてもひび割れを抑制することができるようになります。ダムや大型構造物などでは、1回で打設するコンクリートの量が大きいためコンクリートが基本になってきますが、どうしても発熱量が大きくなってしまいます。他にも、自己収縮を抑えるためにも水和熱を抑えるためにも必要です。基本としては、発熱しやすい主要鉱物を抑えた中庸熱ポルトランドセメントを使うことによって発熱を抑えることができるようになります。
関連法規について

都市の未来を形作る市街化区域

市街化区域とは、都市計画法に基づいて指定された区域のことです。 都市計画区域内における土地利用を調整し、良好な市街地の形成を図ることを目的としています。市街化区域は、すでに市街地を形成している区域と、おおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化をはかるべき区域から構成されています。市街化区域では、建築可能な建物が制限されており、かつ地域の特色にふさわしい制限を設けられています。これらの制約により市街地の都市環境が良好なものであるようにしなければならないとされています。一定規模以上の開発を行なう者は、都道府県知事からの許可を受ける必要があります。
住宅の部位について

オットマンとは?便利なフットスツールの活用法

「オットマンの歴史と由来」オットマンは、もともと数人が座れる背もたれや肘掛けのない張りぐるみの椅子のことを指していました。英語では“Ottoman”と表記し、「オスマン帝国(オスマントルコ)」を意味しています。オスマントルコでは、背もたれがないベンチのような長椅子が使用されており、18世紀の後期になるとこれがイギリスへと伝わり、「オットマン」と呼ばれるようになりました。イギリスでは、当初は背もたれのない椅子やソファを意味していましたが、その後、足を伸ばして座るために椅子やソファの付属品として使用される、足をのせる台のことを指すようになりました。
建築の工法について

基礎パッキン工法とは?その特徴とメリット

基礎パッキン工法とは、基礎と土台の間に空間を設けて換気を促す工法です。床下換気口に置き換わるもので、基礎に開口を設けないため、構造的にも優れた換気システムです。猫土台と呼ばれる構造を製造し、商品化したものが基礎パッキンと呼ばれています。基礎と土台の間に、基礎パッキンと呼ばれるゴム製の部品を挟み込みます。土台から基礎を分離させるので、土台からの湿気が基礎へ浸透するのを防ぐことができ、建物の耐久性を向上させることが可能です。基礎を欠き込んで換気口を設ける場合とは異なり、建物の周囲にわたって通気口ができるため、全体的に風が通り、床下換気口よりも換気量が多くあります。
関連法規について

開発行為の定義と許可申請

開発行為とは、主に建物の建築などを目的に行なう土地の区画形質の変更のことを指し、都市計画法第四条第12項で定義されています。正確には「主として建築物の建築または特定工作物の建設の用に供する目的で行なう土地の区画形質の変更」と定義されています。特定工作物とは、コンクリートプラント、ゴルフコース、1ha以上のテニスコートなどのことを指し、土地の区画形質の変更とは、宅地造成や道路の新設を伴う土地区画の変更や農地から宅地への変更などのことを指します。開発行為を行なう場合は、原則としてあらかじめ都道府県知事(または市長)の許可を受けなければなりません。ただし、開発許可が不要なケースもあります。例えば、1ha未満のテニスコートの建設のための宅地造成は、開発行為に該当せず、また建築物を建築する目的で登記簿上で土地を合筆することは「土地の区画形質の変更」ではないので、開発行為に該当しません。
住宅の部位について

太鼓襖 – 茶室の風情を演出する簡素な襖

太鼓襖とは、茶室の襖によく用いられる縁の内襖のことです。 太鼓襖は框も引手も付けない襖であり、別名を坊主襖と言います。上下にはすり桟と呼ばれる薄い木を打ち付けています。太鼓襖は茶室の茶道口や給仕口のほか、モダンな和室によく使われています。デザインは簡素で美しいですが、手が襖紙に直接触れるため汚れやすい他、襖角が擦り切れやすいのが欠点です。
住宅の部位について

モノロックとは何か?一人暮らしの防犯対策

モノロックとは、握り玉の中心にシリンダー錠を使っているノブのことです。 組み込まれているため、別に鍵を取り付ける必要はありません。開き戸用のノブのことで、解除するためのプッシュボタンが室内に取り付けられているため、操作は容易に行なうことができます。モノロックの特徴として、ラッチボルト操作で施錠するだけの構造であり、デッドボルトは存在しないことが挙げられます。そのため、防犯性は低くなります。また、基本的に室内用のノブであり、こじ開けられたりする可能性が高いため、屋外に対しては取り付けるのは危険性が高いです。
建築の工法について

コア抜きとは?その用途や注意点

コア抜きとは、床や壁に円筒形の穴を空けることです。高強度のダイヤモンドヘッドのついたビットを使用することで、鉄筋コンクリートなどの素材にも穴を空けることが可能です。配管、配線などのためのスリーブ忘れが生じた場合などに行なわれます。ただし、鉄筋も切断してしまうため、穴あけ位置の選定に注意を払わなければなりません。他に、電気や空調設備等のケーブルや、配水管を増設するためにコア抜きが行なわれます。また、耐震診断のテストピースの採取にもコア抜きが利用されます。
関連法規について

汚水とは? 排水との違いや下水道との関係を解説

排水との違い汚水とは、住宅設備の場合は、水栓便器から排出される汚物を含んだ排水のことです。 これに限らず一般的には、一般家庭や事業所、工場から排出される汚濁した水を指します。下水道内を流れる水を雨水と区別する際にも用いられる言葉です。汚水がそのまま公共の下水道に流れ込んだ場合、危惧されるのは、汚水に含まれる有害物質によって、下水道の老朽化が早まることです。そして、下水処理場での処理が間に合わなくなることです。これを避けるために、各事業所は条例によって定められた規則にのっとって除外施設を設け、下水道への排水前に汚水から有害物質を除去することが下水道法によって定められています。汚水と生活雑排水はほぼ同義ですが、汚水はし尿を含む排水で、生活雑排水は台所や風呂から出るし尿を含まない排水と区別します。
住宅の部位について

「座板」とは?座面の意味や違いも解説

座板とは、木製の椅子やベンチなどの腰掛けの、尻を乗せる部分にあたる板材のことです。床板の意味で使われることもあり、座る部分の材質を確認するのに使われることが多い座面と同義語として使われることもあります。座板は、木材や金属、プラスチックなど様々な素材で作ることができますが、耐久性や座り心地を重視して、木材で作られることが多いです。また、座板の形状やサイズは、椅子やベンチの用途やデザインに応じてさまざまです。例えば、ダイニングチェアなどの背もたれのある椅子の座板は、背中と腰を支えるために、緩やかにカーブしていることが多いです。また、ベンチの座板は、複数の人が座れるように、長方形や正方形などの形をしています。
建材と資材について

RC杭とは?種類や特徴を徹底解説

RC杭とは、鉄筋コンクリート製の杭のことです。コンクリート杭は、2種類の製造方法に分けられます。工場や現場で製作されてから、地中に貫入する「既製コンクリート杭」と、地中に掘削した穴に鉄筋コンクリートを打設することによって作る「場所打杭」です。このうち、既製コンクリート杭は、鉄筋コンクリート杭であるRC杭と、「プレストレストコンクリート杭」である「PC杭」「高強度コンクリート杭(AC杭)」などに分けられます。また、RC杭の中で遠心力を利用して、機械成型された鉄筋コンクリート製の管であるヒューム管杭のことを「遠心力RC杭」や「遠心力鉄筋コンクリート杭」と呼びます。1934年に日本では製造が始まりました。
住宅の部位について

【バタフライテーブル】美しい羽を広げるテーブルの秘密

バタフライテーブルの歴史は18世紀のアメリカにさかのぼります。 当時、スペースを節約するためにコンパクトで折り畳み式のテーブルが求められていました。バタフライテーブルは、このニーズに応えるために考案されたテーブルです。バタフライテーブルの特徴は、天板の両側に補助天板が下がり、必要に応じて羽のように持ち上げて広げることができることです。 片方、もしくは両方の羽を上げることによってテーブルの大きさを変えることができます。普段は小さくしておき、客などが来たり広いスペースで机の上で作業が必要だったりするときに羽の部分を広げるのです。テーブルの中に椅子が収納されていたり、ワインボトルや調味料を収納できたりするスペースのある物もあります。
建材と資材について

「置敷き」とは?

グリッパー工法とは、カーペットの施工方法のひとつで、カーペットを、グリッパーと呼ばれる、釘の出た板で引っ張るように部屋の四隅に止める方法だ。グリッパーは、フローリングなどの床材に固定されており、カーペットはグリッパーに引っ掛けられる。グリッパー工法は、接着剤やテープを使用しないため、カーペットの取り外しや交換が容易である。また、カーペットの下にスペースができるため、床暖房などの熱を効率よく伝えることができる。
建材と資材について

フレキシブルダクトの役割とメリットについて

「フレキシブルダクト」とは、ダクトの中でも、ある程度自由に位置を変えながら設置することができる物のことです。蛇腹状に作られていることが特徴で、屈折しても内径に変化を生じさせません。施工性ということを考えた場合、自由に設定できるということは、非常に優れていると言えるでしょう。素材としては、アルミや鉄などの他にも、樹脂やグラスウールといった素材の物もあり、設置状況によって、ある程度選択することが可能です。換気といったことだけではなく、連結部としても使用することができ、換気の際の振動や騒音の吸収といったことにも利用されています。自由に位置を変えるということで、熱膨張したときの配管の伸縮を吸収させるという利用方法も行なわれています。
住宅の部位について

洗濯機用水栓の役割と注意点

洗濯機用水栓とは、洗濯機専用に使用される専用水栓のことです。単水栓と混合水栓があるのも、一般の水栓とほとんど同じです。洗濯機用水栓の場合、急激に多くの水量を使うことがあるため、給水や止水時にウォーターハンマー現象を起こしてしまうことがあります。そのため、防止策として、ウォーターハンマー防止機構が内蔵されている物が設置されています。蛇口には、ホースの脱着がしやすいような形状です。普段から水道栓は全開で、ホースはつなぎっぱなしになることがほとんどですが、もし抜けてしまうようなことが起きると、漏水事故になってしまう可能性があります。そこで、緊急止水弁付洗濯機用水栓が開発されており、ホースがはずれたときに止水するため、導入も進んできています。
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