建築用語『脚物』の意味と種類

建築用語『脚物』の意味と種類

脚物とは何か

「脚物」とは、脚のついた家具の総称です。洋家具類を形態上から分類したときの呼び名であり、椅子やテーブルなど脚を持った家具類全般を指す言葉です。家具業界の用語として用いられています。脚物に対する用語として、「箱物」があります。箱物とは、たんすやロッカー、キャビネットなどの、箱状になっている収納家具の総称です。脚物家具の中には、脚部分に意匠の凝った物も多く、猫脚と言って、猫の脚のような形をした、曲線を描いた脚を持つ家具も存在します。このように意匠の凝らされた脚物家具は、アンティーク家具に多く見られます。意匠を注意深く見れば、それぞれがどの年代のどの国でできたか、あるいはその影響を受けているか、といったことを知ることができます。

脚物の種類

脚物とは、脚のついた家具の総称で、洋家具類を形態上から分類したときの呼び名です。 椅子やテーブルなど脚を持った家具類全般を指す言葉で、家具業界の用語として用いられています。脚物に対する用語として、「箱物」があります。箱物とは、たんすやロッカー、キャビネットなどの、箱状になっている収納家具の総称です。

脚物家具の中には、脚部分に意匠の凝った物も多く、猫脚と言って、猫の脚のような形をした、曲線を描いた脚を持つ家具も存在します。このように意匠の凝らされた脚物家具は、アンティーク家具に多く見られます。意匠を注意深く見れば、それぞれがどの年代のどの国でできたか、あるいはその影響を受けているか、といったことを知ることができます。

脚物の歴史

脚物の歴史

脚物の歴史は古く、古代エジプト時代まで遡ります。当時の脚物は、木や石で作られたものが多く、シンプルで装飾的な要素はほとんどありませんでした。その後、古代ギリシャや古代ローマ時代になると、脚物のデザインがより複雑になり、彫刻や装飾が施されるようになりました。脚物は、中世ヨーロッパでは、ゴシック様式やルネサンス様式など、さまざまな様式の影響を受け、多様なデザインが生まれました。18世紀になると、ロココ様式が流行し、脚物はより優雅で繊細なデザインとなりました。19世紀に入ると、産業革命の影響を受けて、脚物の生産が機械化され、量産されるようになりました。20世紀以降、脚物は、さまざまなデザインのものが作られるようになり、現代では、北欧デザインや日本デザインなど、世界各国のデザインが取り入れられています。

脚物と箱物の違い

脚物とは、脚のついた家具の総称です。 椅子やテーブルなど、脚を持った家具類全般を指す言葉で、家具業界の用語として用いられています。これに対し、箱物とは、たんすやロッカー、キャビネットなどの、箱状になっている収納家具の総称です。

脚物と箱物の家具の違いは、その脚の有無です。 脚物には脚が付いていますが、箱物には脚がありません。また、脚物の家具は、脚部分に装飾が施されていることが多く、アンティーク家具などでは、猫脚と呼ばれる、猫の脚のような形をした、曲線を描いた脚を持つ家具も存在します。このように意匠の凝らされた脚物家具は、アンティーク家具に多く見られます。脚物家具の意匠を注意深く見れば、それぞれがどの年代のどの国でできたか、あるいはその影響を受けているか、といったことを知ることができます。

脚物の意匠

脚物の意匠

脚物家具の中には、脚部分に意匠を凝らしたものが数多く存在する。その中でも最も有名なのが、猫脚と呼ばれる、猫の脚のような形をした曲線を描いた脚を持つ家具だろう。猫脚は、18世紀のフランスで流行したロココ調家具の特徴的な意匠の一つである。また、曲線を描いた脚を持つ家具には、カブリオールレッグと呼ばれるものもある。これは、山羊の脚を模した意匠で、17世紀のイギリスで流行した。脚物家具の意匠は、時代や国によってさまざまな変遷を遂げてきたが、そのどれもが職人の匠の技と美意識を表している。