地震・暴風から建物を守る耐力壁

地震・暴風から建物を守る耐力壁

建築を知りたい

耐力壁ってなんですか?

建築物研究家

耐力壁とは、建物の横側からかかる力を支える壁のことだよ。建物の構造上、重要なものである。建物の横側からかかる代表的な力が、地震の横揺れや強い風圧などだ。

建築を知りたい

木造建築の場合は、筋かいを入れた壁が耐力壁なんですか?

建築物研究家

その通り。鉄筋コンクリート造や2×4工法などでは、構造用合板などを使った面材と呼ばれる、広い面で加圧に耐える耐震壁がある。

耐力壁とは。

耐力壁とは、建物の横に掛かる力を受ける壁のことで、建物の構造上、重要な役割をする壁です。建物の横に掛かる代表的な力には、地震による揺れや強い風圧などがあります。建物は、上下の力には柱による支えによって比較的強度があります。しかし、横からの圧力には弱いのです。このような力を十分に支えるために、耐力壁が設置されます。構造計算によって、必要な場所に耐力壁を設置することで、建物の横倒れを防ぐことができます。木造建築の場合、筋かいを入れた壁が耐力壁です。鉄筋コンクリート造や2×4工法などでは、構造用合板などを使った面材と呼ばれる、広い面で圧力に耐える耐震壁があります。耐震壁の構造については、建築基準法第46条などにより詳しく規定されています。耐力壁を設置する際には、構造計算を行ない、釘の種類や打つ釘の間隔まで細かく指定されています。

耐力壁とは

耐力壁とは

耐力壁とは、建物の横側からかかる力を支える壁のことで、建物の構造上、重要なものである。建物の横側からかかる代表的な力が、地震の横揺れや強い風圧などだ。建物は上下からかかる力には、柱による支えによって比較的強度があるが、横からの圧力には弱い。そのような力を十分支えるために、構造計算によって必要な箇所に耐力壁を設置する。木造建築の場合は、筋かいを入れた壁が耐力壁だ。鉄筋コンクリート造や2×4工法などでは、構造用合板などを使った面材と呼ばれる、広い面で加圧に耐える耐震壁がある。耐震壁の構造については、建築基準法第46条などにより詳しく規定。所定の方法で構造計算を行ない、釘の種類から打つ釘の間隔まで細かく指定がある。

耐力壁の設置場所

耐力壁の設置場所

耐力壁の設置場所

耐力壁は、建物の横からかかる力に抵抗する壁であり、地震や強風などの際に建物の倒壊を防ぐ役割を果たします。耐力壁は、建物の構造上重要な部分であり、建築基準法で設置が義務付けられています。耐力壁の設置場所は、建築基準法や構造計算によって定められますが、一般的には、建物の外壁や内壁、階段室の壁など、建物の主要な構造部分に設置されます。耐力壁は、建物の構造を補強し、地震や強風などの際に建物の倒壊を防ぐ役割を果たします。

耐力壁の構造

耐力壁の構造

耐力壁の構造については、建築基準法第46条などにより詳しく規定されています。所定の方法で構造計算を行ない、釘の種類から打つ釘の間隔まで細かく指定があります。

耐力壁は、建物の横側からかかる力を負担するために、構造計算によって定められた場所に設置されます。木造建築の場合、耐力壁は筋かいを入れた壁を指します。筋かいは、木材を十字に交差させた構造で、建物の強度を高めます。

鉄筋コンクリート造や2×4工法などでは、耐力壁として面材と呼ばれる、広い面で加圧に耐える構造が用いられます。面材は、構造用合板や石膏ボードなど、様々な素材で作られています。

耐力壁は、建物の安全性を確保するために重要な役割を果たしています。耐力壁が適切に設置されていない場合、地震や強風などの外力によって建物が倒壊する恐れがあります。