「面戸」とは?建築用語をわかりやすく解説

「面戸」とは?建築用語をわかりやすく解説

建築物研究家

「面戸」とは、隙間や隙間を塞ぐための部材のことです。板状の物のことを面戸と呼び、どこで使うのかによって様々な種類が存在しています。

建築を知りたい

桁の上に乗せる垂木どうしの間に挿入する板のことも面戸なのですか?

建築物研究家

はい、その通りです。化粧垂木の場合、どうしても軒桁の上に乗せることになるために隙間が空いてしまいます。これを塞ぐために用いられているのです。

建築を知りたい

なるほど、わかりました。ありがとうございます。

面戸とは。

面戸とは、隙間を埋めたり塞いだりする板のことです。様々な種類があり、その使用場所によって異なります。

桁の上にのせる垂木と垂木の間に挿入する板も面戸と呼ばれます。化粧垂木の軒桁には隙間が空いてしまうため、その隙間を埋めるために使われます。瓦屋根では、プラスチック製の軒面戸が多く使用されます。

隙間を埋めるために、ポリエチレン発泡体を使った面戸もあります。この面戸は、隙間のかたちに合わせて形状を仕上げることができるという特徴があります。ポリエチレン発泡体は化成品のため、形状に合わせた加工が可能で、自由に硬さや接着剤の有無を選択することができます。

面戸とは

面戸とは

建築用語の「面戸」とは、隙間や隙間を塞ぐための部材のことです。面戸は板状の物であり、どこで使うのかによって様々な種類が存在しています。例えば、桁の上に乗せる垂木どうしの間に挿入する板も面戸と呼ばれています。化粧垂木の場合、どうしても軒桁の上に乗せることになるために隙間が空いてしまうため、これを塞ぐために面戸が用いられています。瓦屋根の場合には、軒面戸と呼ばれており、どうしても劣化を伴いやすいことからプラスチック製が多いです。隙間を埋めるために、ポリエチレン発泡体を使った面戸もあり、隙間の形状に合わせた形に仕上げることができるようになっています。化成品のため、形状に合わせた加工もできるうえ、かたさや接着剤の有無ということも選んで作ることができます。

面戸の種類

面戸の種類

面戸の種類

面戸には、使用箇所や用途によってさまざまな種類があります。

軒面戸は、軒先部分の垂木の間に挿入する板状の部材で、雨風の吹き込みを防ぐ役割を担っています。通常は軒先瓦を固定するのに使用され、軒先の雨水漏れを防止します。

野面戸は、野地板と野地板の間に挿入する板状の部材で、野地板の隙間を塞ぎ、雨水の浸入を防ぐ役割を担っています。通常は軒先瓦を固定するのに使用され、軒先の雨水漏れを防止します。

化粧面戸は、化粧垂木の間に挿入する板状の部材で、化粧垂木の隙間を塞いで、見た目よく仕上げる役割を担っています。通常はプラスチックや金属製で、色や形状が豊富です。

入隅面戸は、入隅部分(2つの壁が交わる部分)の垂木の間に挿入する板状の部材で、入隅部分の隙間を塞いで、雨水の浸入を防ぐ役割を担っています。通常はプラスチックや金属製で、色や形状が豊富です。

出隅面戸は、出隅部分(2つの壁が交わる部分)の垂木の間に挿入する板状の部材で、出隅部分の隙間を塞いで、雨水の浸入を防ぐ役割を担っています。通常はプラスチックや金属製で、色や形状が豊富です。

面戸の使い方

面戸の使い方

面戸とは、隙間や隙間を塞ぐための部材のことです。板状の物のことを面戸と呼び、どこで使うのかによって様々な種類が存在しています。

面戸の一つの使い方は、化粧垂木の場合に、軒桁の上に乗せることになるために隙間が空いてしまうのを塞ぐために用いられることです。瓦屋根の場合には、軒面戸と呼ばれており、どうしても劣化を伴いやすいことからプラスチック製が多いです。隙間を埋めるために、ポリエチレン発泡体を使った物もあり、隙間の形状に合わせた形に仕上げることができるようになっています。

面戸の劣化とメンテナンス

面戸の劣化とメンテナンス

面戸の劣化とメンテナンス

面戸は、時間が経つにつれて劣化する可能性があります。劣化の原因には、風雨や紫外線、地震や台風などの自然災害などが挙げられます。劣化すると、隙間が空いて雨漏りがしたり、面戸そのものが破損して落下したりする危険性があります。そのため、面戸の定期的なメンテナンスが必要です。

面戸のメンテナンスには、以下の手順があります。

1. 面戸の点検を行う。
2. 劣化している面戸を交換する。
3. 面戸の塗装を行う。

面戸の点検は、年に1~2回程度行うのが望ましいです。点検の際には、面戸にヒビや割れ、歪みがないかを確認します。また、面戸の塗装が剥がれていないかも確認しましょう。劣化している面戸は、すぐに交換する必要があります。面戸の交換は、専門業者に依頼するのが無難です。面戸の塗装は、5~10年程度を目安に行うのが望ましいです。面戸の塗装は、自分で行うこともできますが、専門業者に依頼した方が確実です。

面戸の選び方

面戸の選び方

面戸を選ぶ際には、まずどのような場所に取り付けるのかを明確にする必要があります。軒先に取り付ける軒面戸、垂木と垂木の間に入れる垂木面戸、化粧垂木と化粧垂木の間に入れる化粧面戸など、設置する場所によって必要な面戸の種類は異なります。

また、面戸の素材も重要です。木製の面戸は耐久性に優れており、和風住宅によく使用されます。金属製の面戸は軽量でさびにくく、洋風住宅によく使用されます。プラスチック製の面戸は安価で加工しやすいですが、耐久性は劣ります。

面戸の色も考慮する必要があります。屋根や外壁の色に合わせて面戸の色を選ぶと、統一感のある外観になります。また、面戸の形状も重要です。シンプルな形状の面戸はどんな住宅にも合いますが、装飾的な形状の面戸は個性的な外観を演出することができます。