元金均等返済方式とは?特徴とメリット・デメリット
建築物研究家
『元金均等返済方式』とは、返済期間中元金の部分を均等に返済する方法です。元利均等返済方式と比較すると、当初の返済額が多くなるのが特徴です。
建築を知りたい
『元金均等返済方式』では、利息はどのように返済されるのでしょうか?
建築物研究家
『元金均等返済方式』では、利息ははじめに多く支払われ、返済期間が進むにつれて少なくなっていきます。これは、返済期間中に残っている元金の額が減っていくためです。
建築を知りたい
『元金均等返済方式』は、どのような場合に用いられることが多いのでしょうか?
元金均等返済方式とは。
元金均等返済方式は、住宅ローンの返済方法の一つで、毎月の返済額のうち、元金部分は返済期間を通して一定ですが、利息ははじめに多く、以後低減していきます。毎月の返済額は、融資金を返済回数で割った元金返済部分と、融資金からそれまでに返済した元金を引いた残元金に対する前回の支払日の翌日から、その支払日までの利息を合計した金額です。
この返済方法は、元利均等返済方法と比べて利息の返済総額は少ないですが、当初の返済額が多くなります。短期の住宅ローンによく用いられますが、元利均等返済方法に比べてあまり一般的ではありません。
元金均等返済方式の特徴
元金均等返済方式とは、毎月の返済額のうち元金部分は返済期間を通して一定であるが、利息ははじめに多く以後低減する、返済方法です。毎月の返済額は、融資金を返済回数で除した元金返済部分と、融資金からそれまでに返済した元金を控除した残元金に対する前回の支払日の翌日から、その支払日までの利息とを合計した金額となります。
元金均等返済方式の特徴は、元利均等返済方式と比べて利息の返済総額は少ないものの、当初の返済額が多くなるという点にあります。住宅ローンの返済方法としては、返済期間が短期の場合などに用いられることがありますが、元利均等返済方式に比べて用いられることは少ないです。
元金均等返済方式のメリット
元金均等返済方式とは、毎月の返済額のうち、元金部分は返済期間を通して一定であるが、利息ははじめに多く以後低減する返済方法です。
元金均等返済方式のメリットは、利息の返済総額が少ないことです。元利均等返済方式では、返済期間の初めに利息が多く、後半になるにつれて元金が多くなります。これに対し、元金均等返済方式では、返済期間を通して元金が一定なので、利息の返済総額が少なくなります。
また、元金均等返済方式は、返済期間が短期の場合に適しています。元利均等返済方式では、返済期間の初めに利息が多いため、返済期間が短いと利息の返済総額が多くなってしまいます。これに対し、元金均等返済方式では、返済期間を通して元金が一定なので、返済期間が短くても利息の返済総額を抑えることができます。
元金均等返済方式のデメリット
元金均等返済方式のデメリット
* 当初の返済額が多くなる
これは、利息の返済が後に集中しているためです。そのため、返済期間が短い場合や、金利が高い場合は、当初の返済額がかなり高くなります。
* 返済期間が長くなる可能性がある
元利均等返済方式よりも、元金均等返済方式の方が、返済期間が長くなる可能性があります。これは、元金均等返済方式は、当初の返済額が多いため、返済期間中に残元金が多くなり、その結果、返済期間が長くなることがあるからです。
* 繰り上げ返済ができない場合がある
元金均等返済方式では、繰り上げ返済をしても、元金の返済額が減るだけで、利息の返済額は減りません。そのため、繰り上げ返済をしても、返済総額はあまり減らないことがあります。
住宅ローン返済方法としての元金均等返済方式
住宅ローン返済方法としての元金均等返済方式
住宅ローンの返済方法には、元金均等返済方式と元利均等返済方式の2種類があります 。元金均等返済方式とは、毎月の返済額のうち、元金部分は返済期間を通して一定で、利息ははじめに多く以後低減する返済方法です。また毎月の返済額は、融資金を返済回数で除した元金返済部分と、融資金からそれまでに返済した元金を控除した残元金に対する前回の支払日の翌日から、その支払日までの利息とを合計した金額です。この方式は元利均等返済方式に比べて利息の返済総額は少なくなりますが、当初の返済額が多くなります。そのため、住宅ローンの返済方法としては、返済期間が短期の場合などに向いています。しかし、元利均等返済方式に比べて利用されることが少ないのが実情です。
元金均等返済方式と元利均等返済方式の違い
元金均等返済方式と元利均等返済方式は、どちらも住宅ローンの返済方法として用いられるが、その違いは返済額の構成にあります。
元金均等返済方式では、毎月の返済額のうち、元金部分は返済期間を通して一定であり、利息ははじめに多く以後低減していきます。一方、元利均等返済方式では、毎月の返済額は、元金返済部分と利息返済部分の合計額が返済期間を通して一定となります。
そのため、元金均等返済方式では、当初の返済額が多くなりますが、利息の返済総額は元利均等返済方式に比べて少なくなります。逆に、元利均等返済方式では、当初の返済額は少なくなりますが、利息の返済総額は元金均等返済方式に比べて多くなります。
住宅ローンの返済方法としては、返済期間が短期の場合などに元金均等返済方式が用いられることがありますが、元利均等返済方式に比べて用いられることは少なくなっています。