建築用語「谷木」をわかりやすく解説
建築物研究家
谷木とは、屋根の谷部分に設けられる構造材のことです。谷とは、隣り合う屋根傾斜面の交わる部分で、外壁が入隅(いりすみ)になる部分のことです。この谷部分に設ける、母屋に対して45度の角度で取り付けられる小屋組部材のことを谷木と言い、これに対し、屋根の隅棟部分に設けられる小屋組材を隅木と言う。隅棟とは、隣り合う屋根傾斜面の交わる部分で、外壁が山状になる部分のことです。
建築を知りたい
谷木は、軒天井を表しにして垂木を化粧にする場合には、煩雑な見た目になってしまうことが多いということですね。
建築物研究家
その通りです。そのようなときには、谷木を用いずに、垂木をねじあげて納める場合もあります。
建築を知りたい
谷木と隅木の役割と使い分けがわかりました。ありがとうございます。
谷木とは。
谷木とは、屋根の谷部分に取り付けられる構造材のことです。谷とは、隣り合う屋根が交わる部分で、外壁が内側に曲がっている部分のことです。谷木は、この谷部分に母屋に対して45度の角度で 取り付けられます。谷木の反対は、隅木です。隅木は、屋根の隅棟部分に取り付けられる小屋組材です。隅棟とは、隣り合う屋根が交わる部分で、外壁が山の形になっている部分のことです。
軒天井を化粧にして、垂木を見せる場合、谷木を入れると見た目が煩雑になってしまう場合があります。そのようなときには、谷木を使わずに、垂木をねじって取り付けることもあります。
谷木の役割
谷木とは、屋根の谷部分に設けられる構造材のことです。谷とは、隣り合う屋根傾斜面の交わる部分で、外壁が入隅(いりすみ)になる部分のことである。この谷部分に設ける、母屋に対して45度の角度で取り付けられる小屋組部材のことを谷木と言い、これに対し、屋根の隅棟部分に設けられる小屋組材を隅木と言う。隅棟とは、隣り合う屋根傾斜面の交わる部分で、外壁が山状になる部分のことである。
谷木の役割は、谷部分の強度を確保することです。谷部分は、屋根の最も低い位置にあるため、雨水や雪が溜まりやすく、また、風圧も受けやすい場所です。そのため、谷部分を補強する必要があります。谷木は、谷部分に設けられることで、谷部分の強度を確保し、屋根全体の強度を高めることができます。
また、谷木は、谷部分の防水性を高める役割も果たします。谷部分は、雨水が溜まりやすい場所であるため、防水性を高める必要があります。谷木は、谷部分に設けられることで、谷部分の防水性を高め、雨漏りを防ぐことができます。
谷木の施工方法
谷木の施工方法とは、屋根の谷部分に谷木を取り付ける方法のことである。谷木は、小屋組の一つであり、隣り合う屋根傾斜面の交わる部分に設けられる部材である。谷木を取り付けることで、屋根の谷部分を強固にし、雨水の浸入を防ぐことができる。
谷木の施工方法には、主に2種類ある。1つは、谷木を母屋に対して45度の角度で取り付ける方法であり、もう1つは、谷木を母屋に対して平行に取り付ける方法である。谷木を母屋に対して45度の角度で取り付ける方法は、谷木の強度を高めることができ、雨水の浸入を防ぐことができる。谷木を母屋に対して平行に取り付ける方法は、谷木の施工が容易であり、谷木の強度を高めることができる。
谷木の施工方法は、屋根の形状や勾配によって異なる。屋根の形状が複雑であり、勾配が急な場合は、谷木を母屋に対して45度の角度で取り付ける方法が適している。屋根の形状が単純であり、勾配が緩やかな場合は、谷木を母屋に対して平行に取り付ける方法が適している。