
沈み目地とは?レンガやタイルを美しく見せるための要素
沈み目地とは、レンガやタイルなどの表面よりも低く施工された目地のことである。沈み目地よりもさらに深く施工された目地を「深目地」と言い、表面にあわせて施工された目地を「平目地」と言う。他にも、「ふくりん目地」「ねむり目地」などがある。レンガやタイルは工場製品として規格サイズで市場に出るが、1枚1枚の寸法は微妙に違っている。そこで貼り上がりを整然と美しく見せるために、1枚ごとの間に少し隙間をあけて貼るのが定法である。この隙間を目地と呼び、床タイルなら、表面にあわせて施工する平目地が一般的であるが、意匠的に沈み目地が使われることがある。タイル面の場合、表面より2mm程度下げた沈み目地の処理が美しいとされている。